鶴屋デパート で年に一度の恒例の“大道産子市”が始まった。大勢の人で賑い、その賑やかさと言ったら例えようがない。まさに、熊本市民の冬の風物詩。
会場には北海道の特産物がずらりと並ぶ。イクラやウニ、ニシンに鮭、それに大きなたらばや毛ガニ。真っ赤な大きなたこの脚もある。各地の昆布などの海産物。ウニ弁当やイクラ弁当、森町のイクラ弁当などは大人気。バター、チーズ、ハム、ソーセージなど畜産品も人気商品。スイーツも豊富。ロイズのチョコや六花亭のバターサンド。値段が安いのも魅力だ。
病後約一月、小春日和の今日は気分がよい。“うちの奥さま”と連れだって久しぶりに鶴屋デパートの“大道産子市”に出かけた。買い物もしたいが、本当は“大道産子市”に出店される礼文の昆布屋さん宇佐美ご夫妻とお会いするのが大きな目的だ。
“うちの奥さま”自慢じゃないが料理が上手、料理のだしにはとても気を使う。削りカツオと昆布だしが美味しい料理の秘訣だと。
以前こんぶは利尻の昆布を使っていた。9年前のこと初めて礼文の宇佐美さんが出展された。礼文は雲丹の島と以前NHKで放映されたほど雲丹が有名だ。宇佐美さん熱心に礼文香深の昆布は雲丹が食べるので小さな穴があいている。だが、利尻の昆布と全く違うと熱心に説明された。
それを契機に我が家の昆布は利尻から礼文に変わった。料理の味がめっきり違う。宇佐美さんの説明通り。
お付き合いが始まった。1年に1度、七夕さんではないが宇佐美さんとお会いし、礼文の話をお聞きするのが“大道産子市”最大の楽しみとなり今もそれが続いている。
無事に1年分の昆布を仕入れることができた。またお正月がくる。来年もお会いすることが出来るだろうか。少し心配になってきた。