新しい年度が始まった。4月は「出会いの季節」でもある。入社式や入学式、転勤など。全国各地で様々な悲喜こもごもな出会いがあったことだろう。今朝の新聞には4面にわたって人事異動の記事が溢れていた。
現役時代のことだが、この日を境に家族と一緒に転勤を経験したのは何度あったことだろう。好むと好まざるにかかわらず辞令書1つで各地を回ったものだ。
転勤は大変だ。まして初めての知らない土地に行くときは、泣きたくなることもしばしば。家族もまた大変だった。娘は転勤のたびに転校を重ね幼稚園、小学校、中学、高校とそれぞれ2回ずつ在籍した。今問題のいじめもたびたび経験したという。
昨年4月1日の朝刊人事異動欄に、その娘と娘婿の名がならんで掲載されていた。娘は熊本から薩摩川内市へ。娘婿は人吉から熊本へと。記事を見て現役時代を思い出し頬が緩んできた。その記事は時の流れを感じさせてくれた。
21日から始まった第87回選抜高校野球は“敦賀気比”が、北海道の“東海大四”を破り、紫紺の優勝旗を初めて越後路へもたらした。快挙と言おうか。“みんな頑張りましたね、おめでとう”。
驚いたのはラッキーボーイの背番号17をの松本哲幣外野手。準決勝戦で2本の満塁ホームラン。決勝戦では勝ち越しの2点本塁打。たった2日で怪童が誕生した。目を見張った。過去の大選手長島・王・松井も成しえなかった大記録だ。おめでとう!これからの活躍を期待していますよ。