統一地方選の前半戦が終わった。下がり続けている投票率はどうも過去最低を記録したようだ。今回の選挙で目を見張るのは無投票での当選者が、投票率の低下に輪を掛けるかのように増えていることだ。
サプライズがあった。熊本市議選。定数8の南区の最後の1議席をめぐって、無所属現職の田中誠一氏(69)と民主現職の田辺正信氏(64)が4515票の得票同数で並び、明日午後3時から開く選挙会のくじ引きで決めるとある。
熊本県では過去に1件、水上村でくじ引きがあっている。地方の小さな選挙区ではときどきあることだろうが、熊本のような大きな市の選挙で、それも両候補の得票数は4515票の同数。このようなことも起きるのだと深夜の開票結果を見ながら驚いた。
私ごとだが、以前、まだ若い田辺候補と同じ職場で一緒で働いていたことがある。くじ引きの結果が待ち遠しく、心配でならない。困った時の神頼み。田辺候補に女神が微笑みかけることを祈ることとしよう。