15歳で職を得てからどこにいても新聞は朝日新聞と決めている。新聞を読むことによってこれまで自分の成長があったと感謝の気持ちでいっぱいだ。
ところが朝日新聞は朝鮮人慰安婦問題と福井原発吉田調書で、大きな過ちを犯した。その後の朝日新聞の対応には解せないところも多々あったが、政府や他のマスコミそれに一部の評論家などのバッシングには、耳を覆いたくなるように激しいものがあり、そのバッシングは今も続いている。 朝日新聞社はその後、汚名を挽回するため第三者の力もお借りしながら社内刷新をはかり、徐々に改善の成果を果たしつつある。
国民の政治不信が高まる中で一強の与党自民党。最近の安倍政権の激走ぶりが目立っている。「特定秘密保護法」の制定、集団的自衛権の憲法解釈を都合よく閣議決定する。国会答弁では自衛隊を「我が軍」と呼ぶ。まったく立憲主義を否定するかのような振る舞いには唖然とする。
戦後70年、平和を愛する我が国の基本となる憲法9条の改正にも意欲を見せる安倍首相の激走に、ブレーキをかけられるのはマスコミの大切な役目。徐々にその姿を見せつつある朝日新聞、これからをしっかり見守りたいと思うばかりだ。
一方、歳をとったわが身を考えると痴呆が怖い。痴呆にはなりたくない。患者は全国で500万人を超えるという。
痴呆予防のために1月から、朝日新聞に毎日連載される「天声人語」を書き写すこととした。「天声人語」は602文字。書き写すには時間もかかるが、602文字を1つも間違わずに書き写すことは至難の業といえる。
1月から書き始めたが、完全に書き写したものは今だにない。努力、努力。このことで得るものは計り知れないほど沢山ある。さらに痴呆予防には運動も大切とある。1日1万歩とは言わないが、毎朝の散歩にも努力が大切。欠かさず続けることとしよう。
決して長生きしようとは思っていないが「ピンピンころり、死ぬまで元気」は、私の願望。出来るだけの努力を心がけることとしよう。