今回、madameHにリモデをお願いしたのは2着。黒のラム革のジャケットと、ツイードのロングコート。どちらも、もう20年ほど前のものだけど、素材が好きで捨てる気にはなれない。リモデすれば何とかなるかも?どうしようもないかも? madameHに直しようがありません。と断られたらどないしょ?💦
と、おそるおそる服を見て頂いたら、こことこことここを直しましょう。ここもおかしい、と次々に服にピンをうち、自分では気がつかなかった背中の見えない箇所も指摘していただきました。きっと前よりずっと今風に素適になって、年末に戻ってきてくれそう 楽しみです~
帰りはせっかくの京都だから、やっぱり観光。ブライトンホテルは御所のすぐ近所にあります。地図で見たら、京都府庁の近くでした。京都府庁の旧館は明治時代に建てられた立派な建築です。
京都府庁に向かう途中、ホテルを出たらすぐに 白壁の美しい三連屋根の土蔵群
なんだろう?これは「景観重要建造物」と書いてありました。
〇に沢田のサワ
沢田じゃなくて、マルサワ ➡沢井商店でした
ほのかに香る醤油の匂い、お醤油屋さんです
お店を覗き込んだら、お醤油を小売りしていて、買いたかったけど・・・また次に
さらに道を先に進むとすぐ、広い敷地に京都府庁旧館、クリーム色の壁色が柔らかく暖かい印象。緑の森の中に静かに佇むお城のようです、素適~ 京都府庁旧本館は、明治37年(1904)12月20日に竣工
これまで色々見たレトロ建築の中でも、外観はとりわけ立派で豪華なルネッサンス様式
風格のある重要文化財なのに一部は公開されていて、いつでも見学可能で無料です。重文でも見学無料は、今も現役の府庁舎だからこそ。
中では、いまも一部が府庁舎として使われています。
大理石?白い石造りの階段、手摺の意匠が優美で美しい
公開されている議場。白い壁に赤い絨毯のコントラストも華やかで、ダンスでも踊りたくなるような気品のある美しさ
府庁と同じ敷地に、警察本部としては日本最古の京都府警察の建物。警察だから自由に出入りはNGです。
府庁と比べると明らかに建築様式が変わりました。こっちは昭和初期の建築か?府庁と比べて、警察らしく華美さはなく威厳があります。調べてみたら、昭和2年築のロマネスク様式だそうです。
左に京都府警、右に京都府庁旧館。(現在京都府警は新館を建設中でした)どうやら東京の文化庁は、この京都府警察に移転してくるらしい。
丸太町の駅に向かって歩くと、平安 女学院大学の校舎と聖アグネス教会。
日本聖公会の京都地方部(現・京都教区)の大聖堂として1898(明治31)年に竣工、赤煉瓦の教会は珍しく荘厳で美しい。
地下鉄丸太町の駅のすぐ隣に見えたのは、英国のチューダー様式の邸。
これは何? 大丸ヴィラ
W・ヴォーリズ建築の大丸ヴィラ、名前は知っていたがこんな京都の街中にあったのか。外側だけだけど、見られて良かったです(^-^)
ブライトンホテルから地下鉄丸太町の駅まで、たった10数分歩く途中には歴史的建造物だらけ。伝統的日本家屋にルネッサンス様式、ロマネスク様式、ゴシック様式にチューダー様式まで現れて、まるで建築様式の見本市か!とても感動しました。
京都が戦災に遭わなかったお蔭で歴史的建造物が守られてきました。この先もずっと京都の 、いや日本の宝として後世に残されますように。