昨日の【特番】ザ・カセットテープ・ミュージック 2022春スペシャル
(HPより)またまた特番となって帰ってきました!音楽好きおじさんの解放区「ザ・カセットテープ・ミュージック」。今回は日ごろのご愛顧に感謝し、視聴者から「分析してほしいアーティスト」を募集。熱いリクエストにお答えして、少年隊、安全地帯、沢田研二とグループサウンズ等々をマキタスポーツ・スージー鈴木が熱く語ります。
80年代にカセットテープで聴いていたあの名曲。マキタスポーツとスージー鈴木の「音楽ずきおじさん」が独断で熱く語ります。
“GS(グループサウンズ)が生んだ最大のスター”というイメージのある沢田研二が、自身のキャリアの中で幾多の挫折を味わい、それを経ていかにスターの階段を登っていったかについてスージーが力説。改めて語られる“ジュリー”のヒストリーには胸が熱くなること必至だ。


昨夜、J友さんから「BS12、カセットテープミュージック」で「GSと沢田研二」メチャ面白いですよ。と連絡をいただきました。慌ててチャンネルを変えようとしましたが、BS12に切り替えられず、ジタバタしていたら、かなりの時間が過ぎてしまいました~ ああ、残念💦

初めに「僕のマリー」が流れたそうです。スージーさんのかなり音楽的に専門的なお話があり、すぎやまこういちさんが新しい音階に取り組んだ、というようなお話だったとか。しかしそれはすでに、浜口庫之介さんがスパイダースでやっていたと、「夕陽が泣いている」がかかりました。
夕陽が泣いている(私にとってGSの入り口に当たる曲、大好きな曲です。子供ながら新しい音楽だと思いました!)
次はワイルドワンズの「愛するアニタ」(元はタイガースの為に加瀬さんが書いた曲ですが、ジュリーの歌い方がイメージに合わず、ワイルドワンズがレコード化)
ワイルドワンズならば「思い出の渚」なのに、それは取り上げられずに、「愛するアニタ」が流れたそうです。その解説が面白かった!とJ友さんより。
愛するアニタ - ザ・ワイルド・ワンズ
何故かテンプターズ版がありました、聞き比べて見ましょう(^-^)
ザ・テンプターズ 『 愛するアニタ 』
『 愛するアニタ 』は、ジュリー版が強烈で面白いんだけどな~(;^_^ 曲の解釈の違いで全く変わるのが面白い。ザ・タイガース同窓会の前に、ジュリーが自分のラジオ番組で流して、二度と聴かないと笑っていたのがおかしかったです。
ああ、残念やわ。スージーさんの 愛するアニタの解説を聴きたかったわ~!!この後、ようやくBS12を探し当て、やっと半分すぎて私も番組を見られました。以下は、私が簡単に聞き書き。


4曲目は「花の首飾り」。
スージー「チェロとヴィオラを使ったメロディーは、女の子が蕩けただろう。ジュリーよりもトッポの声の方が魅力があるんじゃないかと思った。」
(実は私も、一時はそう思いました。それまで聞いたことが無いトッポのハイトーンの声は鮮烈な印象があって、ジュリーの声は甘くて美しいけど、子どもっぽく思えたほどでした。その時だけだけどね・・)
「花の首飾り」はお洒落でエレガント。マキタスポーツさん「どこかブルボン感がある。何故かな、何と言ったらいいんだろう」と考え込む。多分、中世ヨーロッパの香りがすると言いたかったんじゃないのかしら。
スージー「加橋かつみの声の伸びが魅力で、ザ・タイガースのキャリアの中でボーカルのジュリーが歌っていないのに、ヒット曲でNO.1に。磯前順一先生の「世界は僕らを待っている」の中でジュリーが、いつの間にかコロっと花の首飾りがA面になっていて、ショックを受けた、屈辱的だった。と語っています。
トッポと渋谷公会堂のコンサートの時に、取っ組み合いの大げんかになって、それ以来二人は口をきかなった。トッポは69年に、ザ・タイガースを脱退。彼は音楽的なことも有り、ザ・タイガースの在り方に我慢ができなかったんだろう」という風な事を。
「その後、ザ・タイガースは解散。GSはストーンズになりたかったのに、なれなかった。ジュリーはそれでもバンドを続けたいと願っていた。」
5曲目はPYGの「花・太陽・雨」

スージー「PYGはスベッた、売れなかった。ショーケンの本によると、ジュリーファン1万人とショーケンファン1万人が来るんじゃないかと思っていたのに、思惑が外れた。ショーケンは芸能界の感じにも馴染めなかったのではないか。ジュリーファンとショーケンファンは仲が悪く、諍いをおこした。」
スージー「ジュリーは71年にソロとして出発する。君をのせては、実は嫌だったらしい。ジュリーの挫折、凄い鬱積したものがあったのでは、敗北感を感じていたのではないか。だからこそ、周りを井上バンドのGS陣で固めている。」
6曲目は「いくつかの場面」

スージー「泣き声で歌っています、聴いて下さい」

スージー「泣いているけど、こらえている。僕はこの曲はザ・タイガースへ歌だと解釈している。2013年にザ・タイガースは再結成され、いくつかの場面のザ・タイガース編は成就した。
去年の東京フォーラムでも、いくつかの場面は歌われて話題になった。ソロになってからジュリーをサポートしてきた人が次々に亡くなっている。安井かずみ、阿久悠、加瀬邦彦、井上尭之、内田裕也、萩原健一、岸部シロー。キネマの神様は、志村けんのピンチヒッターだった。コンサート後にはすぎやまこういちさんが亡くなっている。
本人も辛いものがあったのでは。憶測だけど、東京フォーラムのいくつかの場面は、安井かずみ、阿久悠、加瀬、井上、志村、裕也、ショーケンに向けて歌ったものだと思っている」
以上でした。
スージーさんだからこそ語れるジュリー。再放送があったら、今度は初めから見たいです。
朝のBSPで再放送の朝ドラ「まあ姉ちゃん」は今週で終わり、次は田辺聖子さんをモデルにした、藤山直美さん主演の「芋たこなんきん」が始まります。

この作品は、見たかったけど仕事の都合で時々しか見ていなかったので、再放送が嬉しいです(^-^) サリーも出ていたんですね!
「まあ姉ちゃん」は煩くて大袈裟で騒がしい、他人の気持ちを考えず自分の気持ばっかり押し付ける、ウザイ登場人物ばっかりで、いい加減にして!(-_-;)とウンザリしていたので、早いこと次が始まりますように!