また、谷崎潤一郎の作品を読んだ、作品名「蓼喰う虫」です。
これはセックレスの夫婦の夫が妻の不義を公認して正式に離婚の手続きをするまでの過程を従兄弟や妻の父を絡めて書いた作品です。夫の方が決断できず第三者を頼ってずるする様がもどかしいと感じた反面、結末近くで自分も娼婦に通っているところも見せるご都合主義が好感を持てなかった。それらを陰鬱でなくさらっと描いている作者の感性には凄みを感じました。
これはセックレスの夫婦の夫が妻の不義を公認して正式に離婚の手続きをするまでの過程を従兄弟や妻の父を絡めて書いた作品です。夫の方が決断できず第三者を頼ってずるする様がもどかしいと感じた反面、結末近くで自分も娼婦に通っているところも見せるご都合主義が好感を持てなかった。それらを陰鬱でなくさらっと描いている作者の感性には凄みを感じました。
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