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■ Giro d'Italia ■□
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AL CENTROで開催中のワインフェア。
イタリア一周の自転車競技「ジーロ・ディ・イタリア」に因み、イタリア各地の郷土料理をその土地のワインとともに堪能してしまおう!という、とってもありがたい企画です。
私が伺った2/7は、ちょうど第2弾の北イタリア
ヴェネト州 でした。
アドリア海に面し、ヴェネチアを州都とするヴェネトは、川が何本も走る州です。「ロミオとジュリエット」の舞台となった町、ヴェローナもこの州にあります。

地図(→)のガルダ湖東側に当たる地域に、ちょうどヴェローナを取り囲むように3つの有名なワイン産地があります。赤ワインで有名な
バルドリーノと
ヴァルポリチェッラ、イタリアを代表する白ワインの1つである
ソアヴェの3地域です。

ヴェネト州のワイナリーについては
こちら
3種類のワイン(スプマンテ+白ワイン+赤ワイン)をグラスで1杯ずついただける1,500円のコースとともにアラカルト、イタリアンチーズ盛り合せをオーダーしました。
いただいたワインは、

■il Grigio
COLLAVINI Vino Spumante Brut
コッラヴィーニ イル グリージョ ヴィーノ スプマンテ ブリュット
コッラヴィーニ家は、イタリア北東部フリウリの地で4代にわたり経営しているワイナリー。伝統を守りながらも、ワインの製造や品質管理には最新技術を導入し、市場の変化にも敏感に対応する優れた生産者です。
わずかにグリーンがかった淡い麦わら色、長く続く繊細な泡立ち。リンゴやナシの甘い香り、イーストなどの芳しいアロマと柑橘類の程よい酸味が魅力。シャルドネの優雅さとピノ・グリージョの爽やかさ。
食前酒として、新鮮な魚介料理とともに、バランスが良くとても飲みやすいスパークリングワイン。産地:フリウリ/イタリア
生産者:コッラヴィーニ
品種:シャルドネ50%、ピノ・グリージョ50%

■Masi COLBARACA Soave Classico Superiore
マァジ コルバラカ ソアヴェ クラシコ スペリオーレ
選別されたガルガネーガから造られるソアヴェの逸品。オリエンタルエキスプレス(イタリア~スイス間)のビュッフェの定番ワインだそうです。若草のようなグリーンがかった黄金色、グラスからはオリーブオイルを思わせる濃厚なアロマが立ち上ります。キンキンに冷やし、気軽にがぶ飲みするワインというソアヴェのイメージが吹っ飛びました。口に含むと、熟したパイナップルの甘酸っぱさに、グレープフルーツのほろ苦い余韻も。フレッシュな果実味とともに、わずかにローストしたアーモンドのような香ばしさが現れ、適度な濃さ(持続性)が楽しめます。
「コルバラカ」とは、農作業や葡萄の一時貯蔵のために使われる小屋という意味で、バラックの語源とも言われています。マァジ社のソアヴェの畑は、この小屋のある急斜面の中腹周辺で収穫される葡萄が良質なため、COLBARACAにはこの葡萄のみが使われています。
*Soave(ソアヴェ)
イタリアのポピュラーな白ワインの1つとしてあまりに有名。わずかにグリーンを帯びた麦わら色が特徴の辛口ワインです。ガルガーネガという葡萄から造られ、価格もお手頃。デイリーワインにオススメ。産地:ソアヴェ クラシコ(ヴェネト州)/イタリア
生産者:マァジ
品種:カルガネーガ95%、ガルガネーガ・ローザ、デュレッロ5%

■MASI Serego Alighieri Valpolicella dell'Anniversario 2003
セレーゴ アリギエーリ ヴァルポリチェッラ デッラニヴェルサリオ 2003
1353年に、ピエトロ(詩人、ダンテ・アリギエーリの息子)が、ヴァルポリチェッラの丘に土地と別荘を購入したことから、このワイナリーの歴史が始まりました。ヴェローナのダンテにちなんだブドウ畑で 6世紀に渡りワインを造り続け、現在はマァジ社グループの一員として、ヴェネトとトスカーナでワイン生産を行っています。2003年はダンテの子孫がヴァルポリチェッラで生活を始めて650年目に当たることから、これを記念して造られたのがこのワイン。「スーパー・ヴァルポリチェッラ」と呼ぶべき逸品と讃えられているそうです。
深いルビーレッド色、チェリー、ブラックベリーやプラムなど、熟した黒果実の豊かな香り。温かみのあるなめらかな舌触り、骨格のしっかりした味わいが楽しめます。スパイスの風味がフィニッシュを彩り、余韻が長く続くワインです。
*Valpolicella(ヴァルポリチェッラ)
こちらもポピュラーなイタリアワイン。バルドリーノと同じ葡萄から造られるしっかりとした飲み口の赤。ボディも厚くタンニンも多いワインですが、比較的若いうちに飲まれています。産地:ガルガニャーゴ ディ サンタンブロージオ(ヴァルポリチェッラ)/イタリア
*ダンテの子孫、セレーゴ・アリギェーリ伯爵所有の自社畑
生産者:セレーゴ アリギェーリ
品種:コルヴィーナ70%、ロンディネッラ20%、モリナーラ10%
フルボディ
Masi(マァジ)
1772年からヴェネト州ヴェローナに存続する老舗のワイナリー。ヴェローナの地形は、「果実の谷」「ワインの大地」などと呼ばれ、ワインの聖地とも言われています。 ワイン造りにおいてヴェネトの在来品種と伝統的な醸造方法にこだわりながらも、革新的な発想でその伝統を現代に蘇らせ、常に高級品のヴェローナワインを造り続けています。

産地、ふどう品種についての解説は、Shu Fujimakiさんのサイト
ワインスパイラル を参考にさせていただきました。
次回はシチリアだそうです。ディナーの楽しみが増えました!
※ワインと一緒にいただいたお料理は
こちら