レス救#22 ラールエラマニエール(フランス料理/銀座)
◆節電しながら営業するレストランを応援します◆
レス救第22弾です。
何度聞いてもすんなりと覚えられえない店名ですが(ツイ友たちの間では「エマニエル夫人」で通っている)、ラールは英語でアート、マニエールはマニュアル、「ラール・エ・ラ・マニエール」は「正しい導き方」という意味なのだそうです。
震災後の外食自粛被害に苦しむ飲食店があの手この手で客寄せをしている中、こちらのお店は「グラスワイン飲み放題」だの「ボトルワイン全品半額」だの、高級フレンチ店とは思えない捨て身のサービスぶりで私のハートをガッチリ掴んだのであります。
すぐさまソムリエの吉岡さんをTwitterでフォロー、予約もDMで当日入れて1人で伺いました。
テーブルセッティング
ガラスのお皿に赤い薔薇が一輪。
食前酒が注がれると、花器に移される粋な演出にウットリ
アミューズ
大山地鶏のブーダンと牡蠣と柿。
スープ
爽やかな酸味が楽しめる黄色トマトの冷たいスープです。
浮き身はウドと子持ち昆布。
前菜その1
和牛のレバーソテー 京都の春菊を添えて。
牛のレバーは初めてだったけれど、思ったよりあっさりしていました。
前菜その2
左:サイコロ状の山芋のフリットの上に豚タンを乗せ、白麗茸のソテーをトッピング。
右:清水将シェフのスペシャリテ?「ホワイトアスパラガスのブーケ」
アスパラガスを花束のように束ね、根元に澄ましバターを入れ、低温でゆっくりと火を入れていきます。
アスパラ自身の力で熱いバターを吸い上げ、火が入っていくので、根元はトロトロ、穂先はシャキッとした食感のグラデーションが楽しめます。
魚料理
旬のサヨリをふっくらとポワレに。火加減が絶妙!
麦のゴルゴンゾーラチーズリゾットが添えてある。
肉料理
地鶏のロティ。
皮はパリッと香ばしく、お肉は柔らかくてとってもジューシー。
筍、芽キャベツ、ジャガイモ、、、付け合わせにお野菜がたっぷりでうれしい!
デザート
お米のアイスクリーム タピオカ添えベリーソース。
1粒添えられた大きな苺、ミントスティックの酸味が爽やか。
小菓子
食後の飲み物と一緒にいただくお茶菓子も豪華!
ハーブを使ったクレーム・ブリュレ(左)と、ミニマドレーヌ、黒オリーブのサブレ、塩キャラメル(右)
ディナーの〆にはハーブティーをいただきました。
お茶菓子のガラスの器が三層になっていてとってもおシャレ。
実はデザート前にデコポンシャーベットと生姜と黒味醂のジェリーも登場。
「甘いモノは別腹」の人にはたまらないサービスです。
いただいたワイン
「ワインリストのボトルワインが全品半額」という魅力的なサービス実施中だったのですが、結局お料理に合わせてバイ・ザ・グラスでいただきました。
食前酒の泡(1,800円)に始まり、白・赤2杯ずつ(全て1,000円)、アヴァンデセールにイケム(1,400円)、そしてなんと最後の最後(小菓子の後)に極上のラムをサービスしていただき、計7杯。
ボトル1本よりこちらの方が断然ありがたい!
10,000円のディナーコースに↑のグラスワインで、支払いは20,020円(サービス料10%込)。
なんと素晴らしいCP!
当日はレス救するまでもなくまあまあの入りでした。
となりのテーブルは6名の団体客で、なんとなく食べログのオフ会っぽい雰囲気(知っている顔はいなかったけど…)。
ちなみに吉岡さんは食べログレビュアで面識があるのは2人だけだと言っていました。
■ラール・エ・ラ・マニエール
l'art et la manière
ディナーは全てカルト・ブランシュ。シェフのインスピレーションから生まれる「その日しか味わえないメニュー」が供されます。ワインはフランス産を中心に200種類、もちろんバイ・ザ・グラスで楽しむことも可。銀座の喧騒を忘れてしまうスタイリッシュな空間で、ゆっくり時間をかけていただきたいモダンフレンチ。
□11:30~13:00(L.O) 18:00~20:30(L.O)
*月曜はランチ営業なし
□日曜定休
□中央区銀座3-4-17 オプティカB1F
□03-3562-7955