私の場合、ふだんからよく聴きなじんだ曲ならば再生する機器や音質を問わない面があります。例えばサクランボ果樹園で農作業の休憩時に腰を下ろし、小型のラジオやウォークマンでドヴォルザークの交響曲第8番やブラームスのヴァイオリン協奏曲などを聴くとき(*1)、音質に不満を感じることもなく、流れる音楽に耳を傾け自分でも鼻歌を歌ってしまうほどです。おそらく、再生音の不足分は脳内で自然に補正が行われ、不備を感じることはないのでしょう。
ところが、初めて耳にする音楽やあまり聴きなじんでいない音楽の場合は、できれば実演で、せめて音質的にあまり不満を感じないレベルで聴きたいと思ってしまいます。しかも音量の面でも、一般家庭で実物大は無理としてもある程度は大きめの音で聴きたいものです。こうなると小型のポータブルラジオでは無理で、できればミニコンポ以上、あるいはメインのオーディオ装置で聴きたいと願ってしまいます。
このあたりは不思議なもので、ずっと昔、それまでモノラルで放送されていたNHK-FM の音声が、分離信号(*2)に続きステレオ音声でフワッと響くときのあの嬉しさ! 心を踊らせた若い頃の心情がベースになっていて、それが今も続いているのかもしれません。
(*1): 春の農作業と音楽〜「電網郊外散歩道」2010年3月、あるいは 収穫の秋その2〜リンゴ「紅将軍」の出来は良好〜「電網郊外散歩道」2021年11月
(*2): この旋律は、林光作曲のメロディだったらしいです。YouTube にありました。
NHK-FM ステレオ放送受信のための分離信号 リコーダーの演奏
ところが、初めて耳にする音楽やあまり聴きなじんでいない音楽の場合は、できれば実演で、せめて音質的にあまり不満を感じないレベルで聴きたいと思ってしまいます。しかも音量の面でも、一般家庭で実物大は無理としてもある程度は大きめの音で聴きたいものです。こうなると小型のポータブルラジオでは無理で、できればミニコンポ以上、あるいはメインのオーディオ装置で聴きたいと願ってしまいます。
このあたりは不思議なもので、ずっと昔、それまでモノラルで放送されていたNHK-FM の音声が、分離信号(*2)に続きステレオ音声でフワッと響くときのあの嬉しさ! 心を踊らせた若い頃の心情がベースになっていて、それが今も続いているのかもしれません。
(*1): 春の農作業と音楽〜「電網郊外散歩道」2010年3月、あるいは 収穫の秋その2〜リンゴ「紅将軍」の出来は良好〜「電網郊外散歩道」2021年11月
(*2): この旋律は、林光作曲のメロディだったらしいです。YouTube にありました。
NHK-FM ステレオ放送受信のための分離信号 リコーダーの演奏
オープンかカセットに録音が有ったと探してみたが、今のところ行き着いていません。cdr化した際にカットしてなければ何処かに残っていると思う。
昨日からの雪が約15-20cmなので、丁度好い機会今日
はチェック日にしよう。
1970.06.05ジョージ・セル/クリーブランド管 演奏会のfm放送で左右分離確認信号として、「左右の音量確認をして下さい」とのアナウンスと共にチェレスタの演奏音でした。
当日の放送は1970.05.22東京文化会館の演奏で、オベロン序曲、モーツアルトの40番、シベリウスの2番他でした。
なお、2004.11.28 20世紀の名演奏「東京のジョージセル~」として、黒田恭一さんのご案内で、分離テスト信号も含めて再度取り上げられていました。
当夜の演奏は何れもキリリと引締まった中に温かみも感じられるような素晴らしいものでした。
セルさんはこのコンサートから帰国して半年くらいでお亡くなりになられ2回目の来日公演は実現しませんでした。もう一度生で聴いてみたかったですね。
(*): こんな記事も書いております。
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/2b4ca6fd343a11b8658af6578ad22e55