電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

再び明らかなスパムメールが届く〜Spam-samplesフォルダへ

2024年05月02日 06時00分59秒 | コンピュータ
先日、明らかにスパムメールとわかるものが届きました。タイトルは

【重要なお知らせ】Amazonアカウントのセキュリティ更新が必要です

というもので、「セキュリティ更新」というのは Windows や Android 等のセキュリティ向上のために更新プログラムをあてるというのならわかりますが、アカウントのセキュリティ更新? それはユーザーではなく運営側でやるべきことでしょう、というわけです。

さらに本文がふるっています(^o^)/

Аmazon お客様
Amazonプライムをご利用いただきありがとうございます。
※本メールは重要なお知らせのため、メールを受け取らない設定をされている方にもお送りしております。ご了承ください。
こんにちは、アマゾンのアカウントを使って別のデバイスからログインしようと何度も試みられましたことを通知するメーセージです。
お客さまのアカウントを保護するために、アカウントを一時的にロックしました。
Amazonアカウントのロック解除にご協力ください。以下のリンクを使用して、Amazon Webサイトにアクセスし、情報を更新してください。
■ご利用確認はこちら

※24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
お知らせ:
パスワードは誰にも教えないでください。
個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
情報配信サービスの設定を変更 | 配信停止
■発行者: Amazon株式会社
このメールは:役に立つ | 役に立たない

まず、宛名が一般的な「Аmazon お客様」になっていますが、ここは 個別のユーザー名 が入るべきところでしょう。決定的なのは、私は Amazon プライム は使わない ようにしています (^o^)/
ですから、このメールが偽メールであることはこの時点ですでに明らかです。
以下、本文はもっともらしいことを書いていますが、これらは何かを下敷きにしただけのもの。その証拠に、日本語本文のずっと下の方に、こんな英文が書いてありました。

As of yesterday, the KKR purchase of Simon & Schuster from Paramount Global has been officially completed. With the $1.62 billion all-cash transaction, S&S is now a standalone private limited liability company, and the only independent major trade publisher in the U.S. .
Amid a chorus of criticism from authors, librarians, educators, and freedom to read advocates, Scholastic this week said it would stop offering an optional collection of diverse books at its book fairs, and apologized for the loss of trust and “the pain caused” by the ...
At this week's Frankfurt Book Fair, Publishers Weekly asked Richard Ovenden, director of the Bodleian Libraries of Oxford University and author of Burning the Books: A History of the Deliberate Destruction of Knowledge (2020) for his take on book banning in America.

これ、Amazon プライムとは何の関係もないんじゃない? 参考までに Google 翻訳にかけてみると、

昨日、KKRによるパラマウント・グローバルからのサイモン&シュスターの買収が正式に完了した。16億2000万ドルの全額現金取引により、S&Sは独立した非公開有限責任会社となり、米国で唯一の独立系大手商業出版社となった。
作家、図書館員、教育者、読書の自由の擁護者からの批判が相次ぐ中、スコラスティックは今週、ブックフェアでの多様な書籍のオプション提供をやめると発表し、信頼の喪失と「引き起こした痛み」について謝罪した。
今週のフランクフルト・ブックフェアで、パブリッシャーズ・ウィークリーはオックスフォード大学ボドリアン図書館の館長であり、『Burning the Books: A History of the Deliberate Destruction of Knowledge』(2020年)の著者であるリチャード・オベンデン氏に、アメリカにおける書籍禁止についての見解を尋ねた。

もしかして、スパムメールの発信者が下敷きにしたメールの中身かな(^o^)/
ちなみに、発信者の所属は

@creihvi.asso.ci

とあるので、これが偽装でないならば、コートジボアールと思われます。

結局、このメールは「Spam-samples」フォルダに落とされ、スパムメールの実例として収集されました(^o^)/

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大型連休のご馳走〜ウコギのパスタとチキンソテー

2024年05月01日 06時00分59秒 | 料理住居衣服
今はあまりゴールデンウィークとは言わないのか、テレビのニュースでは大型連休と言っているようです。昨春、完全リタイアした当方は毎日が大型連休のようなものですが、世間の動きにつられて、つい何か特別なものをと考えてしまいます。そういえば、亡き祖母が元気だった頃(*1)から、我が家では4月29日の「天皇誕生日」又は「昭和の日」の頃に、ウコギご飯を炊いたりウコギのおひたしを作ったりして「木の芽の香り」を楽しむ習慣(*2)がありました。例のテレビ番組で、「庭の雑草(ヒョウ、スベリヒユのこと)を食べる」山形県人は、なんと「生け垣まで食べてしまう」と揶揄された(*3)ものですが、なに、米沢で上杉鷹山が栽培を奨励したという「食べられる灌木ウコギ」を我が家でも生け垣にしているだけの話です。

せっかくなので、ウコギのパスタを作ってみようと考えました。香りを楽しむにはシンプルなペペロンチーノが良いだろう。それだけでは寂しいので、飾りにアスパラも用意しました。
写真は、そのウコギですが、この若芽を摘んで付け根の茶色いところを取り、一部は粗くみじん切り、他はそのまま残します。



オリーブオイルを弱く熱し、ニンニクの香りと鷹の爪で辛味を移します。



パスタを茹でながらアスパラガスも茹でて取り出しておき、適度な塩分を含むゆで汁をフライパンに加えて揺すってよく乳化させます。このソースに茹で上がったパスタをからめ、刻んでいないウコギを加えてよく混ぜ、予熱でしんなりした頃に、さらにみじん切りしたウコギをふりかけて香りを立たせます。半分に切ったアスパラで飾り、できあがり。



ここまでは私の分担。もう一つ、息子がチキンソテーを作ってくれました。これもたいへん美味しかった。やっぱり若い人はお洒落な料理を知っています。




ワインでいただきましたが、タケノコおこわの残りも加えて、休日らしい豪華な食卓となりました。お腹いっぱい、満足、満足(^o^)/

(*1): 法事の準備中に祖母への弔事が出てきた〜「電網郊外散歩道」2020年2月
(*2): お彼岸のご馳走は〜「電網郊外散歩道」2010年3月
(*3): 山形では生垣を食べるというその真相〜「電網郊外散歩道」2009年4月

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