
雪の晴れ間に、サクランボの剪定講習会に参加してきました。珍しくからりと晴れた青空で、雪に反射する光がまぶしい日でしたが、枝葉は頂部優勢で栄養成長が進むこと、幹枝の太り方は基部優勢で根に近い元の方に栄養が行きやすいことなどの樹の生理をもとに、樹の中央部をからりと開けて光が入りやすくする開心型の剪定の仕方を習いました。
毎年、行われている剪定講習会ではありますが、毎回なにかしら新たな発見があります。今回は、幹に近い枝に付いた葉が光を遮りやすく枝の先端部は遮光性は低いことや、隣接する樹の枝の混み具合を見て切る枝と残す枝を決めるという空間認識の観点に気づきました。確かに、一本だけの樹ならば話は別ですが、果樹園内の樹であれば隣接する樹との関係で光の当たり方が変わってきます。その樹だけを見て選定するのではなく、隣接する樹の樹勢を見ながら判断する必要があります。

講師の鋸はさすがに切れるなあと妙なところで感心しながら、さて私もそろそろサクランボや桃の剪定を始めなければいけません。この寒波をやり過ごしたら、農作業を始動しなければ。
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