去勢の話

去勢について


猫飼ってるんですけど
雄なんですよね

雄猫を飼うのは初めてなんですけど

まだ1歳6ヶ月なんですよ

でも性欲はあるらしく

毎晩お気に入りの毛布をもみもみしながら

わしの手にちんこをこすりつけてきます

それは良いんですけど

今は家猫として家からは出ないし、出そうとしても

怖がって出ません

しかしいつ何時出て行くかもしれません



猫も自由が欲しいですよね

おいしい餌を黙っててももらえるし

暖かい寝床はあるし

少々の悪さをしても怒られない

たまに、抱かれて鬱陶しい気分になるくらいでしょうか

身の危険は殆ど無い

そんな恵まれた生活より

自由に外で生活したいと思うときが来るんでしょうね

外へ出て

食べ物は無い

寒いし、暑いし

車はびゅんびゅん走ってる

野良猫の縄張りはある

喧嘩は絶えない

猫狩りに会うこともあるかも

危険極まりない

でも、自由

メス猫とも自由にやり放題

どっちが良いんだろう


そんなことを考えてると

こないだ、朝日新聞の夕刊に三谷幸喜氏のエッセイが

載ってたんですけど

その中に

猫の去勢の話があって

内容はうろ覚えですみませんが

三谷氏の家でも猫を飼ってるんですけど

嫁がその猫を去勢するって言ってるんです

その理由はいろいろあるんですけど

・外へ出して悪さしても大丈夫なように

・性格がおとなしくなる

・病気にかかりにくくなる

が主な理由だと思います

しかし、三谷氏は嫁の主張に対し

男たるもの猫であっても去勢をされるのは

男としてのアイデンテティにかかわると

存在価値がなくなると

忍びないと

三谷氏が自分で病院へ連れて行くのは

嫌だと

だから、もし去勢するなら

俺に黙って連れて行ってくれって

そしたら、ある日

嫁が旦那に黙って連れて行ったと、病院に・・

旦那が家に帰ってきて

ふと、猫の股間を見ると

空の袋がぶら下がってると・・


泣いたね

泣いた。

想像するだに、泣いたね




金玉なくなってるんですよ！

泣くねえ・・

それはおいといて

そのコラムを読んだ獣医さんがまた

後日コラムを書いてるんですが

三谷氏にもの申すってことで

三谷氏の気持ちはわかりますが

誤解ですよって

去勢は悪いことじゃないですよ

病気を防ぎ、寿命の延長にもなるんですよって

手術自体も簡単で入院の必要も無いくらいなんですよって


そうなんですよねえ

気持ちの上ではわかってるんですけど

なんかかわいそうな気がするんだよなあ

そのお医者さんも書いてましたが

去勢手術の予約がはいって

準備万端整えて待っていたら

キャンセルが多いんだって


なぜかというと

嫁が予約したんだけど、

当日になり旦那が拒絶するケースが多いんだって




自分に置き換えてるんだろうなあ

おれもそうだよなあ

使ってないにしても

無くなるのは・・嫌だなあ・・