ちょっと忙しすぎて
何も書けない(TT)
でも、いい話があったので転載します
理想のパートナーを思い描くとき、相手の容姿や性格など、ついつい高望みしてしまうことがあるかと思う。しかし、ピッタリくる “運命の相手” と出会ってしまえば、たちまちそんな条件なんかブッ飛んでしまうものだ。
今回紹介する5歳の自閉症の少女にも最強の相棒がいるのだが、それは……1匹のネコ! 言葉が通じなくたって、趣味が合わなくったって、少女とネコは互いを何よりも必要としているのである。
・美しい絵を描くアイリスちゃん
今回の主人公アイリス・グレース・ハルムシャウちゃんは、5歳にして、美しい絵を描く有名なアーティスト。その独特の色の重ね方で、彼女は大変幻想的な作品を生み出している。そんな彼女は、自閉症でもあるのだ。
・2011年に自閉症と診断
自閉症とは、脳の特性のために、社会性やコミュニケーション能力に問題を抱える発達障害の一種。2011年にアイリスちゃんが自閉症だと診断を受けて以来、彼女の両親は様々なセラピストに相談しながら、少しずつ彼女の抱える症状を緩和させてきたという。
数年前までは両親と目を合わせようとしなかったアイリスちゃんだったが、今では笑顔を見せることも多くなったのだとか。絵を描き始めたのも、セラピーの一環だったそうだ。
・動物セラピーを試そうとした両親
しかし、言葉が上手く話せなかったり、チョットした環境の変化にも敏感だったりと、克服したい問題がアイリスちゃんには残されていた。
そこで両親が新たに試みたのが、動物セラピー。アイリスちゃんを馬や犬、ネコなど様々な動物と会わせては、彼女と相性のいい動物を見極めてセラピーを始めようとしたのである。ところが、彼女はそれらの動物に全く興味を示そうとしなかったそうだ。
・クリスマスに事態は変わった!
動物セラピーはアイリスちゃんには向いていないのでは……、と諦めかけた2013年のクリスマス。事態は思わぬ展開を見せたのだ! 旅行中の親戚から預かった1匹のネコに、アイリスちゃんが心を許したのである!
「ネ・コ」「ネコ」「もっとネコ」など言いながら、ネコの後をついて回るアイリスちゃん。彼女がこんなに多くの言葉を口にするなんて、前例のなかったこと! その上、ネコに水をあげようとしたりする彼女の姿を見た両親は、「彼女の “運命の相手” を見つけられていないだけで、諦めるのはまだ早い」ということに、気がついたのだった。
・そしてやってきた子ネコのトゥーラ
そして2014年1月、アイリスちゃんは、ついに相棒に出会ったのである。それが、トゥーラと名づけられた、メインクーンの子ネコ。出会った瞬間に仲良しになったアイリスちゃんとトゥーラ。その姿は、あたかも古くからの友人の様にお互いに通じあっていたと、両親は語っている。
四六時中トゥーラと過ごすようになったアイリスちゃんは、より言葉を発するようになり、情緒が落ち着くことが多くなったという。他にも、朝9時前には起きられなかったのに、満面の笑みで朝を迎えるようになったなど、トゥーラを迎えたことで、アイリスちゃんを取り巻く状況は、良い方向に向かいつつあるようだ。
・本当の相棒
1人と1匹は、ただただ一緒に同じ時を過ごす。アイリスちゃんが絵を描いたり、遊んでいる間、隣で見守るように座るトゥーラ。アイリスちゃんも、トゥーラの側にいると落ち着く。
夜、アイリスちゃんが目を覚ますと、トゥーラも目を覚ます。お昼にアイリスちゃんの気分が落ち込んでいても、トゥーラはジッと彼女の横にいる。仲良くなるのに、言葉は不要ということを教えてくれるような彼らの姿だ。
・“タイミングが全て”と両親
トゥーラの存在に本当に感謝していると語る両親は、「人生の全てが、タイミングで決まるような気がします。上手くいくか、失敗するかは、正しい瞬間かどうかにかかっています。どうしようもないと思われた問題でも、思わぬタイミングで解決されることがある。自閉症の人間との生活は、タイミングのゲームのようなものです」と述べている。
それぞれの家族が、それぞれの問題を抱えている。しかし、思わぬ時に、思わぬ方法で、その問題が解決されることがあるようだ。ある日突然、トゥーラが彼女の人生に現れたように。
参照元:Iris Grace Painting、Facebook、The Dodo (英語)
執筆:小千谷サチ
何も書けない(TT)
でも、いい話があったので転載します
理想のパートナーを思い描くとき、相手の容姿や性格など、ついつい高望みしてしまうことがあるかと思う。しかし、ピッタリくる “運命の相手” と出会ってしまえば、たちまちそんな条件なんかブッ飛んでしまうものだ。
今回紹介する5歳の自閉症の少女にも最強の相棒がいるのだが、それは……1匹のネコ! 言葉が通じなくたって、趣味が合わなくったって、少女とネコは互いを何よりも必要としているのである。
・美しい絵を描くアイリスちゃん
今回の主人公アイリス・グレース・ハルムシャウちゃんは、5歳にして、美しい絵を描く有名なアーティスト。その独特の色の重ね方で、彼女は大変幻想的な作品を生み出している。そんな彼女は、自閉症でもあるのだ。
・2011年に自閉症と診断
自閉症とは、脳の特性のために、社会性やコミュニケーション能力に問題を抱える発達障害の一種。2011年にアイリスちゃんが自閉症だと診断を受けて以来、彼女の両親は様々なセラピストに相談しながら、少しずつ彼女の抱える症状を緩和させてきたという。
数年前までは両親と目を合わせようとしなかったアイリスちゃんだったが、今では笑顔を見せることも多くなったのだとか。絵を描き始めたのも、セラピーの一環だったそうだ。
・動物セラピーを試そうとした両親
しかし、言葉が上手く話せなかったり、チョットした環境の変化にも敏感だったりと、克服したい問題がアイリスちゃんには残されていた。
そこで両親が新たに試みたのが、動物セラピー。アイリスちゃんを馬や犬、ネコなど様々な動物と会わせては、彼女と相性のいい動物を見極めてセラピーを始めようとしたのである。ところが、彼女はそれらの動物に全く興味を示そうとしなかったそうだ。
・クリスマスに事態は変わった!
動物セラピーはアイリスちゃんには向いていないのでは……、と諦めかけた2013年のクリスマス。事態は思わぬ展開を見せたのだ! 旅行中の親戚から預かった1匹のネコに、アイリスちゃんが心を許したのである!
「ネ・コ」「ネコ」「もっとネコ」など言いながら、ネコの後をついて回るアイリスちゃん。彼女がこんなに多くの言葉を口にするなんて、前例のなかったこと! その上、ネコに水をあげようとしたりする彼女の姿を見た両親は、「彼女の “運命の相手” を見つけられていないだけで、諦めるのはまだ早い」ということに、気がついたのだった。
・そしてやってきた子ネコのトゥーラ
そして2014年1月、アイリスちゃんは、ついに相棒に出会ったのである。それが、トゥーラと名づけられた、メインクーンの子ネコ。出会った瞬間に仲良しになったアイリスちゃんとトゥーラ。その姿は、あたかも古くからの友人の様にお互いに通じあっていたと、両親は語っている。
四六時中トゥーラと過ごすようになったアイリスちゃんは、より言葉を発するようになり、情緒が落ち着くことが多くなったという。他にも、朝9時前には起きられなかったのに、満面の笑みで朝を迎えるようになったなど、トゥーラを迎えたことで、アイリスちゃんを取り巻く状況は、良い方向に向かいつつあるようだ。
・本当の相棒
1人と1匹は、ただただ一緒に同じ時を過ごす。アイリスちゃんが絵を描いたり、遊んでいる間、隣で見守るように座るトゥーラ。アイリスちゃんも、トゥーラの側にいると落ち着く。
夜、アイリスちゃんが目を覚ますと、トゥーラも目を覚ます。お昼にアイリスちゃんの気分が落ち込んでいても、トゥーラはジッと彼女の横にいる。仲良くなるのに、言葉は不要ということを教えてくれるような彼らの姿だ。
・“タイミングが全て”と両親
トゥーラの存在に本当に感謝していると語る両親は、「人生の全てが、タイミングで決まるような気がします。上手くいくか、失敗するかは、正しい瞬間かどうかにかかっています。どうしようもないと思われた問題でも、思わぬタイミングで解決されることがある。自閉症の人間との生活は、タイミングのゲームのようなものです」と述べている。
それぞれの家族が、それぞれの問題を抱えている。しかし、思わぬ時に、思わぬ方法で、その問題が解決されることがあるようだ。ある日突然、トゥーラが彼女の人生に現れたように。
参照元:Iris Grace Painting、Facebook、The Dodo (英語)
執筆:小千谷サチ