気が弱くて臆病で、警戒心が強いサクラ。
野生動物だったら身を守るために必要な性格だ。
でも人間社会で生きるノラの場合、それがあまり強すぎると不都合なこともあるのです。
サクラはノラとしての生命力というか、力強さに欠けている。
もしわが家が面倒みなかったら、まともに生きていけるとは思えないくらいだ。
サクラにとっては、この社会は怖いものがいっぱいなんだろうな
最近はサクラも黄白も、わが家の周辺にいることが多くなった。
ご飯以外の時も家裏や家横で休息していたり。
2匹とも声が小さく殆ど鳴かないので、シロキハリーのような騒音問題はありません。
軒下にあつらえたトイレ場所もそれなりに使っているようだ。
でもサクラにとって困るのは、黄白が家裏に居座るとご飯を食べに来れない。
2匹は喧嘩しないし黄白もサクラを追わないけど、やっぱりサクラは近寄れない。
のんびり屋のキジロも家裏で過ごすことが多くなった
先日は食べてるサクラのすぐ後ろに、黄白がぬっと現れて順番待ち待機。
しばらくして気付いたサクラは慌てて逃げたけど、黄白はそのまま。
お互い相手をよく知る2匹だから、サクラの警戒心も鈍りつつあるのだろうか。
今日はサクラが庭側に現れてしきりに家中の様子を伺っていた。
見慣れた光景なのでそのままでいたらやがてサクラはいなくなった。
ふと思いついて家裏を確認したら、黄白が爆睡していました。
サクラよ、また庭側で欲しかった? そこまで気遣ってくれる人はそうはいないんだぞ。
何か訴えるような感じで庭にいたサクラ(本日)
もうひとつのサクラの大問題。
とにかく好き嫌いが激しい。出したものをまともに食べ終えることはまずありません。
しかもその好き嫌いが出すたびに変るのです。
おかげでわが家の猫ご飯はサクラによって決まる。
ニャーやリンも偏食だけど、家の子だから管理ができる。
サクラは管理ができず放任もできないから、つい言いなりになってしまう。
手を変え品を変え、サクラのご飯代が他猫の数倍になってしまう所以です。
家横は風がよく通って夏は過ごしやすい(お隣給湯器上にサクラ)
これ出しても食べないあれ出しても食べない、食べてもほんの舐める程度。
なのでお腹が空くから何度も来る。でも黄白がいると近寄れない。
サクラよ、もう一度言うが、ここまで面倒見てくれる人はそうはいないんだぞ。
と言いつつ、毎日如何にサクラに食べさせるかの模索を続けています。
一方のキジロは何でもよく食べる大食漢
気になるのは食べないときのサクラがルイの初期症状に似ていること。
食べたくても食べれなかったルイ。まさか不治の病だったなんて。
当時はまったく知識のなかったFIPも、今では高価だが治療薬があるという。
そのたびにFIPを疑い、たまにしっかり食べてくれると安心する。
こんなに気を遣うのなら、いっそ家に入れた方が保護者としては安心だし何より楽だ。
そう、サクラはモドキ同様事情が許せば、早く家に迎えたい猫なのです。
家裏で雨宿り中のサクラ
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