今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

子猫チビ、無念の最後

2016年11月15日 | (故)チビ 
たかが猫、されど猫。
天真爛漫で無邪気で、そして生きるために一生懸命だった子猫、チビ。
もちろんそんな子はチビだけじゃない。
世の中にはたくさんいるんだ。

それでも、チビは一緒に暮らした仲間だから、
やはり特別なんです。

あんな形の最後を遂げるなんて、
悔しかったろう。
もっと生きたかったろう。
本当に悔しいよ、チビ。

あの2度目の落下から10日後のこと。
前の晩に、隙間を開けた接客室の箱の中で熟睡しているチビを見たのが最後だった。
翌朝、ニャーとシャッポがいつものように集合して朝食。
でも、チビがいない。

      
      ニャーの変寝を撮ったときに偶然写ったチビ
         これがチビの最後の写真となる

この頃のチビは店内にいることが多かったので、食事集合には真っ先に来るのが常でした。
しかもピーピー鳴き通しなので存在感もたっぷり。
そのチビが、いない。

午後になってついに本格的な捜索を開始。
また落ちたのでは・・誰もが真っ先に考えたことでした。
その2日前からSCの下にある遊歩道脇の川が干上がっていて、どこにでも行ける状態になっていたのも気になっていた。

      
        SCの擁壁と遊歩道の川(再掲)
       このときに限って川の水がなかった


チビはその日が終わっても、次の日の朝になっても現れませんでした。
午後になって警察、動物愛護センター、万一のために清掃局にも連絡。
結局次の日も、足を棒にしただけで手掛かりすら得られずで・・。

      
    チビが消息を絶った日の夜、チビを探すシャッポ(再掲)

しかしさらにその翌朝、1本の電話が清掃局からかかって来たのです。
「SC脇の遊歩道と交差する辺りのバス通りで、おとといの朝処理した猫の遺体が似ている。」
最悪の方向に事態が傾いたことを悟りました。

清掃局への通報は8時45分、処理は9時50分。
首輪はつけていなかったので遺体は保管せずそのまま処理に回した。
色、模様が送って頂いた写真と似ていた。

のような話だったが、何とかお願いして担当された方と直接話をしました。
「きれいな黄色と白の模様で損傷もなく、はじめは寝ているのかと思った。」
その話を聞くうちに、間違いなくチビだと判断。
(何らかの理由で首輪が外れてしまったようです。)

そして、店を挙げての捜索劇は幕を閉じました。

・・・悔しさも悲しさも後悔も山ほどあったし、
それから暫くは、チビのあの鳴き声が空耳のように響いて、あの愛くるしい姿が脳裡を走って・・・。


でも、今は思うのです。
そんな子が、世の中にはたくさんいるんだよな。


      
    担当の方から詳しく場所を聞き出し、献花しました
      そこはSCの脇、当店の見える場所だった

      
      チビの写真をじっと見つめるシャッポ
 写真を送ろうと編集しているときに、突然机に飛び乗ってきた
    (シャッポの机寝はこのときからはじまったのです)

      
    現在の裏駐車場、寒くなると灯油センターがオープン
      これだったら、チビも落ちなくて済んだかも


       

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