今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

難聴ニャンコ

2017年11月05日 | (故)みう(おかあさん)
みうをわが家にお迎えしてからほぼ半年になります。
1年半の家裏生活時代にはわからなかったみうの事情もわかってきた。まだ医者の診断を得てはいないが、やはりみうは難聴という障害を持っています。とにかく声にも音にも反応しない。耳は動くけど、音とは無関係でニャンコの耳特有の動きとは全然違う。

              
             1日の大半はこの中で過ごしています 

それでもニャンコなので、独特の察知能力で難聴をカバーしている。一見では難聴とはわかりません。でも、周囲とのインタラクションに難があることは間違いないし、異様に臆病な行動もそのせいだと思われます。1年半もの間外にいて妊娠しなかったのも、保護者が不意に近づくと咄嗟に逃げるのも、難聴という障害からきているのかもしれません。

その原因が先天的なものかどうか、中耳炎など原因が別にある可能性もあるので、近いうちに診察してもらう予定です。通っている先生は難聴の件も避妊の件も相談したけど、ちょっと対応に問題があるので別のところも考えなくちゃ。(結局みうは未手術でした。)

              
              かつては伸び伸び過ごしていたのに            

しかしみうは、ニャーとの大勃発の心の傷も癒えたのか、再び家の中を探索するようになりました。オジン(私)のストーカーも復活。膝に乗りたいときは結構鳴いてせがみます。膝にいるときはちらちらと人の顔を見上げる。保護者の顔を確認しているのかなと思っていたけど、実は声が聞こえないので目で様子を伺うしかないのかも。

みうをお迎えしたときに掲げた6つの目標を再掲します。
1.呼んだら振り向く(保護者を認識し、コミュニケーションの対象として自覚)
2.保護者の生活サイクルに合わせる(就寝やお出かけ時の過ごし方)
3.ニャーの前で爆睡できる(部屋のあおり止めを外して二匹の生活空間を同一化)
4.リード付で庭散歩する(気持ちに落ち着きとゆとりが必要)
5.食事とトイレを1階に移す(まったくもって保護者の都合)
6.ソトチビとのツーショットを再現する(これも保護者の願望)

この項目を、全面的に練り直すことにしました。

              
          (どこにいるのかわからない)ニャーの様子を伺う

難聴ニャンコの育て方について検索してみました。難聴でも家の中でなら普通に暮らせるが、とにかく驚かさないこととある。後ろからいきなり触るとかは禁物。そして、1匹であればいいけど複数ニャンコで生活するときはいじめられやすいので注意すると。

いやいや、これは困った。注意するといってもどうすればいいのか。結局ニャーにわかってもらうしか方法はないのだ。さもなければ、みうはずっと2階の一室に籠もった生活になってしまう。たまに出てきてもおどおどして落ち着かない。みうの部屋は北側で、夏はいいけど冬は朝のひとときしか日が当たらない。

              
          ニャーが外にいると羨ましいのか安心するのか

しかし考えてみれば、家に入るまでは外で暮らしていたのです。耳が聞こえなくたって、あんなに元気に飛び跳ねていた。その時の危険性は今よりずっと大きかったはずだ。だからみうに、今の状況を克服できないはずがない。

保護者としては、耳が聞こえないということだけを留意してあとは普通に接しようと思います。そして、脱走防止には細心の注意が必要だ。誤ってみうを外に放ってしまったら、もう戻らない可能性が高いからです。ニャーに何度も脱走されている保護者としては、これが一番大変なのかもしれない。

それでも、みうを外に出してやりたいという気持ちは変わりません。リードがあってもなくても、外に出たニャンコと自分を結ぶものは相互信頼だけ。十分な信頼関係を構築する、それがみうの外散歩を実現する唯一の方法だと思っています。

              
             ニャーに戯れるイエチビを見つめる

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