今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ノラたちの夏 ~ダイフクの巻~

2017年07月21日 | ダイフク
昨日、事故に遭ったニャンコを見かけました。片側2車線道路の中央付近。助けようにも既に遅しだった・・。珍しくはない出来事なんだろうけど、その度にやりきれない思いがするのは、誰にも何も思われない死に方に対してなのかもしれないな。

いきなり変な話ですみません。口直しではないですが、ほっこりする話もひとつ。
自分が時折覗いている書き込みサイトです。久々にニャンコ関連のトピに遭遇。(現在進行中) ニャン好きたちがどのような反応をするか、とても面白いです。

発言小町「何かにつけて飼い猫を捨てろという夫」

さて、今日の主人公はダイフク。
またしても1ヶ月ぶり、いやもっと間を空けての登場です。モドキに昼間の店を占領されても、テンちゃんや他のニャンコの合間を縫って、ダイフクはしっかりと健在です。ただどのニャンコにも言えることですが、空梅雨の猛暑到来で活動の時間帯が夜にシフトして、営業時間内に見かけることはまずなくなりました。

時間帯が接近してくるとどのように棲み分けるのか。それはやっぱり場所でした。ダイフクは結局、昔の場所に戻った。裏ゲートから入って、裏のフェンスに沿って事務所の裏に出て、あとは"ダイフク通り"をまっしぐら。事務所の脇の隙間がダイフクの場所です。テンちゃんは最近店の中央かスタッフ事務所にいることが多く、モドキとも重ならない。

ごく最近は訪問時刻がまた少し早くなって、まだスタッフがいるうちに来ます。スタッフがいればおかわりができる。一時細っていた食欲も大復活してスタッフ一同ひと安心。というのも、心配するほど痩せてきていたからです。新入りスタッフさんなどは何故ダイフクという名前なのか不思議がっていたほどでした。

             
          腰のあたりがかなりほっそりしてきたダイフク

今店で世話しているニャンコの中ではダントツ最古参のダイフク。やっぱり年季が違うと言うか、何をしても安定感があってサマになります。というより、いつぞやのマンション敷地までの追跡で感じたのは、ダイフクの生活そのものが地域の風景に溶け込んでいる。人間社会の仕組みを理解して、それに応じて行動しているからかもしれない。

振り返る通行人を横目に歩道を歩いたり、横断歩道を渡ったり。先日は、早上がりの帰宅時に店裏の駐車場でダイフクに出会いました。SCの奥の方から来て、堂々と駐車場を闊歩して、歩行者用出口のスロープを下りて帰っていきました。

     駐車場を闊歩して歩行者用出口から消えていったダイフク
             

             

             

             

             

スロープの出口にあるのは例の危険なバス通り。ダイフクの生活が危険と隣合せであることに変わりはない。冒頭に書いた事故、店から1kmほど離れたところでしたが、下半身が白かったので思わずダイフクかと焦りました。でも夜に顔を見たときは安心して・・・ニャンコの命はみな同じなのに。

最近は何人かのスタッフが触ったりしています。鼻の傷もだいぶ癒えてきました。ニャンコはたくさん食べて、栄養つけて治すしかないから。相変わらず怖い目ですが、荒くれ者のイメージはすっかり消えました。

さあ、ダイフク君、住民票が待ってるぞ。

             
                   定位置にて
          (望遠ではなく至近距離から撮っています)


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ネットに蘇る若き三匹 ~アルバムのデジタル化~

2017年07月19日 | (故)くも
今では、昔の人たちを称して「昭和の人」なんて言うようになりました。
自分は押しも押されぬ「昭和の人」なので異論はないですが、昭和の最後に生まれた人はまだ30ですから、ちょっとかわいそうな線引きです。

昔のイメージって何故かいつもセピア色なんですが、これって昔の写真がセピア色に変色したからなんでしょうか。今の人はデジタルだから、パソコンやUSBメモリあるいはネットで保管したり。セピア色なんてイメージはないかもしれませんね。そうそう、あの分厚いアルバムも昔の話。 随分時代も変わったもんです。

このブログを始めて、かつてわが家を賑わした三匹のことを時折書いてます。でも写真はいつも三匹の老年時代ばかり。ブログに貼れるようなデジカメ写真がないからです。わが家では結構最近までアナログカメラを使っていて、おかげで分厚いアルバムが何冊もあります。そのうちの一冊がニャンコ専用のもの。

もうひとつ問題がありまして、三人の子供たちがが中学生になった頃から記念写真が激減し、途中10年くらいの間は(結婚式などのイベントを除いて)写真が殆どないのです。特にニャンコのアルバムは、その10年間が完全に抜けてました。

てなわけで、今は若きニャンコたちのアルバム写真を少しづつデジタル化しています。
方法は簡単。アナログ写真をプリンターでスキャンしてパソコンに取り込むだけです。店の高性能プリンタを使わなくても、わが家の安々プリンターでも十分見れます。

            
      若かりし頃の(左から)ハナ(7才)、くも(7ヶ月)、テツ(2才)

こんな写真を見て懐かしいと思うのは関係者だけで、普通の人から見ればニャンコはみなかわいい、ただそれだけのことなんだろうけど。じゃあどうしてこんなこと書いてるのかと言うと、まだニャンコとご縁のない人たちに、ニャンコと暮らせばこれだけ癒されて幸せになれるんだということを伝えて、それで新たな縁ができれば、人にもニャンコ(特にノラたち)にも幸せになってもらえる、そう願って止まないからです。

まあ、思い出に生きるってのは年寄りの特権?ですからね。

              
              くも(5ヶ月)、わが家に来た頃

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探し物は何ですか

2017年07月17日 | (故)みう(おかあさん)
今日は陽水さんの歌に乗って軽いタッチで。
自分は典型的なビートルズ世代ですが、一方でボブディランやキングストントリオといったフォークの世界に夢中になって、中学の頃からギター数台手にして真似してました。それから数年すると日本にもフォークソングブームが到来して、自分的には陽水と拓郎が双璧だった。中でも陽水さんの高く透き通る声と心に響く歌詞、もう陶酔状態だったですね・・・。

あっ、何でしたっけ? そうそう、みうの話でした。
ニャーとみうの物語、長い長いお話の始まりです。前回(「みうのお迎え・最終章」)挙げた5つの目標はまだひとつもクリアしていません。リビングに出てくる時間は少しづつ長くなってきたものの、今でも1日のうち21時間は自室にいて、しかもその半分以上はベッド下の生活です。

             
             いまだに"他人行儀"なニャーとみう

進展もあります。ニャーをあまり怖がらなくなった。ニャーが近づいて来ても、小さい声でビービー鳴きながら耐えてます。逆にみうが近寄って行くことも。やっぱり生来のニャンコ世話好きなんだろうな。でも、ニャーはみうの存在にはちょっとイラつくらしい。ニャーがたまに手を出すと(爪なし)、みうが「シャー」をやることも。独り好きのニャーは、店時代でもチビに対してそうでした。チビにはそのうち根負けしたけど・・。

             
             みうがいると落ち着かないニャー

最近ではみうがリビングにいるとニャーが意識過剰気味で、いじけて隅っこに行ったり部屋から出て行ったり。ニャーの中では、みうを追い払う=保護者(私)に怒られる=触らぬ神に祟りなし、なのかもしれない。二匹の将来、何となく見えてきたような気がしますが、とりあえずはニャーがストレスためないよう気をつけないと。

みうのもうひとつの進展は、ギャーギャー不安気に騒がなくなった。こちらとしては静けさが戻ってやれやれです。ただ、遊び相手がいなくてつまらなさそう。遊んでもらえなくなると自室に戻ります。まあ、ニャーとの関係改善に期待かな。

             
        たまにはこんなことも(ニャーのリードにじゃれるみう)

そしてニャーが外に出ているときは、保護者(私)の家庭内ストーカーになります。こちらから近づくと相変わらず警戒して逃げますが、とにかくひょこひょこ追ってくる。そして何となく傍でうろうろ。でも、ただのストーカーとは何かが違う・・・。最近になって、それがわかったような気がするのです。

みうは何かを探しているらしい。
家の中外に限らず、とにかく何かを探しているのです。まさに陽水さんの歌そのもので、家中の隅々から網戸の窓という窓すべてチェックして、それでも見つからないと保護者を頼って追って来る。そう、自分(私)の傍にいれば、それが見つかるかもしれないと・・。

            
      先日ソトチビを発見した勝手口の外は念入りにチェック

ことによると、それが何なのかみう自身にもわかってないのかもしれない。ニャンコは学習はできても(条件反射)、人間のように"思い出"として記憶することはできないと言われています。でも何か、とても懐かしい何かがおぼろげに、みうの脳裏に浮かんでは消えたりしているのかもしれません。

そう思うと、胸を締め付けられたような気になってしまうのです。みうが探しているのはソトチビと過ごした、あの楽しかった時間なのかもしれないと。そう、仲睦まじかった二匹を引き裂いたのは私です。毎日何回も勝手口の外をチェックしていますが、ソトチビは前回書いた日(「みうとソトチビ」)以来、もう10日ほど見ていません。

思い出すのはディズニー映画の「わんわん物語」。深窓の令嬢レディは野良犬トランプに恋をするがトランプは捕まって保健所に・・。店裏で、一本のスパゲティを二匹で両端から食べていくうちに思わずキッス、というシーンが有名なアニメです。

             
          リビングから外を眺めるのも日課になりました

あ~あ、やばいやばい。このままじゃあ"いじわる爺さん"そのものだ。かくなる上はみうに早くリードを覚えてもらって、リード付のみうとソトチビにツーショットを再現してもらうしかないじゃないか。 そうそう、「わんわん物語」でレディのご主人様夫妻、涙が出るほどやさしい人たちでしたね。

てなわけで、目標がまたひとつ増えたのでした。

             
             今日も勝手口の外をチェックです


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むむむ、血気盛んすぎテンちゃん

2017年07月15日 | (故)テン
テンちゃん、またまたやっちゃいました。
このところ危うい武勇伝の話が続いたので、次の記事は是非かわい子ブリッコに戻って・・、と思っていたのですが、書く前にまたやっちゃった。これは自分の不在のときの出来事を聞いた話です。例によって騒動に対応する写真はありません。

            
          スタッフ控室から見回りを怠らないテンちゃん
      (スタッフ控室は扉が広く下が透明なので中から見渡せる)

昨日のことです。最近退職したOGのTAさんが愛犬のモコちゃんを連れて遊びに来ました。モコちゃんは小型のワンコでテンちゃんと同じくらいの大きさです。ちょうど昼どき、女性陣が休憩していたので控室の方へどうぞとなって。でも、そこにはテンちゃんがいた。

テンちゃん最近は、アドミ事務所では奥まっているので不満なんです。それでよりモドキの場所に近い、しかもニャンコ目線では見晴らしのいいスタッフ事務所(控室)にいることが多くなりました。先日はモドキがやって来て、ドアの内外で唸り合い。それ以来テンちゃんは、とにかくスタッフ控室にいたがります。そこにTAさんとモコちゃんがやって来た。

           
             ヤシの木の大鉢の上も大好き

           
      ここなら大好きな草もあるし、店内を一望に見渡せるし・・・
                 あっ、ねてる?

控室の中でもリードをつけていたテンちゃん、初めはおとなしかったのですが、頃合を見計らっていきなりモコちゃんに飛び掛った。寸前のところでリードを引っ張ったのがK君、大のニャンコ好きでテンちゃんの積極的保護者の一人です。そのK君が興奮冷めやらないテンちゃんを引き離そうとすると、今度はその手にテンちゃんが襲い掛かった。

K君は右手の親指から激しく出血して同じSC内の病院へ。耳から血の出たモコちゃんもお隣のペットケアセンターへ。ともに大事には至らなかったけど、大騒ぎだったそうです。騒ぎに驚いたペットケアの人がやって来て、テンちゃんの爪を切ってくれたとか。頭から毛布をかぶせて、おとなしくさせてから切ってくれたそうです。

うーん、テンちゃん、まるで猛獣のような扱われ方。これでは里親探しも中断だ。相手が人間だけのときはすごく従順で甘えん坊なんですが・・。 毎晩毎晩ノラたちが事務所の周りをうろつくので、ストレスがたまってきたのかもしれません。

リードの生活にもすっかり慣れたテンちゃん。最近2度ほど誤って脱走しちゃったのですが、リードをつけたときと同じように人の横にいるので事なきを得ました。まあ、他のニャンコがいたりとか興奮状態になれば別だろうけど。

そう言えば最近はとってもよくじゃれます。じゃれてるときのテンちゃんは子猫そのもの。この愛くるしい子猫と猛獣とのギャップが、今後どのような方向に落ち着くのか。エイズのことを考えると、一頭単独の完全家猫が理想かなとは思うのですが、果たしてうまくいくかどうか。

            
              リードにじゃれるテンちゃん

            
            じゃれてるときは子猫そのものです

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自然に抱かれて ~ニャーの楽しみ~

2017年07月13日 | ニャー
ニャーです。
お久しぶりんこ。
いきなり始まったみうとの生活は落ち着かないけど、何とか元気でやってます。
オジンによると、これからはニャーとみうの話が合体するらしい。
内容の比重が多い方のカテゴリーに納めるんだって。
同じ家にいるんだから仕方ないかニャ。

            
         最近はオジンの横の出窓で朝を迎えます

ということで、ニャーの言いたいことは自分で言うことにしました。
みうのいる生活は、正直戸惑いばかりで疲れます。
ひとりの方が気楽で良かった。
まあ、オジンが喜ぶから合わせてるけど。
するとオジンが、「ニャーは頭がいいから聞き分けもいい」だって。
何言ってんだか。

            
             得意の"逆さ寝"も健在です

ところで、オジンはニャンコへの愛にあふれた話を読むのが大好きです。
そのオジンには最近気になったことがあるらしい。
ひとつは、「家猫は外に興味をなくすから出す必要がない」というもの。
もうひとつは、「愛猫が大事だったら、危ない外に出してはいけない。」

大事なニャンコが誤って外に出て、それが原因で失くしたり、
死ぬほど心配してやっとの思いで戻って来たり、
そんな人の話を読むと、自分も経験のあるオジンには(テツのこと)、
その気持ちが痛いほどわかるとか。

にもかかわらずこの家では、ニャーをよく外に出してくれます。
リードに繋がれて、オジンが付き添って移動してくれることも少なくなって、
いつも(リビングから見える)同じ木の枝につながれるだけだけど、
それでもニャーは、外にいるのが大好きなんだニャ。

            
         ここだと家の中も通りの往来も見えるんだニャ

出たい一心でリードのこなし方も覚えました。
もう、巻きついたり邪魔になったリードに癇癪おこしたりしません。
オジンはさらに慎重です。
何かに驚いたり興奮したときのニャンコが平常心を失って、
そんなときは凄い勢いで首輪抜けを図ることを知ってるから。
それに、リードの位置を調整して間違っても自動車や自転車と接触させないと。
かつてオバンとテツが散歩中、後ろから来た車に驚いて右後足を轢かれたらしい。
大事にはならなかったけど、テツとオジンとオバンのトラウマになったとか。

それでも外は、ニャンコには絶対必要な場所なんです。
草食べたりも大事だけど、それだけじゃない。
もともとニャーたちは、外で暮らしていた時代の遺伝子を受け継いでいるからです。

            
      大好きなワンコが散歩で通ると、道路側に出てお迎え

ニャンコにとって家の中がどんなに無機質なものか、人間にはわからないんだニャ。
音と言っても冷蔵庫の音や電気のハモる一定音くらいしかないし、
独り留守番のときなんて、生き物の気配が全然ない。

人間と違って、ニャンコは自然と共鳴することで生きる実感を味わうんだ。
人の何倍も鋭い感性で、同じ場所にいても違う世界にいるんだニャ。

陽の動きや雲の流れ。
いろいろな風とその音。
風が運んでくる盛りだくさんの匂い。
飛行機や車が通ると伝わってくる振動。
鳥たちのさえずりと羽音。
木々の枝や葉が擦れる音。
目の前を通り過ぎる蟻やダンゴムシ。
隙間から覗くトカゲの息遣い。
花が開く音。
遠くの喧騒。
潜んでいる動物や虫たちの気配。
仲間のニャンコや他の動物が残した臭い・・・。

そう、ニャンコにとっての世界は自然。
自然の構成要素のひとつひとつを感じることが、生きている証拠なんだニャ。
じっとして動かないようでも、
5感は常にフル稼働ってわけです。

            
         じっとしてるようだけど全然退屈しないんだニャ

気まぐれだけど大事なニャンコ。
リスクを避けたい気持ちはわかるけど、何とか自然を感じさせてほしい。
同じ家に仲間がいればいい?
うん、確かに気休めにはなるけど、
その相手との関係によるね。
みうは今のところ、何の足しにもならないな。

でも、みうもニャーと同じ動機で外に出たがってること、
オジンは気づいているんかニャ。

            
          みうがいると何となく居場所に困っちゃう

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