日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア映画祭2023が開催されます(2023.5.2~7)@有楽町朝日ホール+大阪会場(6.10,11)+オンライン上映(6月中旬)

2023年04月01日 | イタリア映画・映画

イタリア映画祭2023が開催されます(2023.5.2~7)@有楽町朝日ホール+大阪会場(6.10,11)+オンライン上映(6月中旬)

 

イタリア映画祭2023で上映されるのは 東京では日本初公開の新作イタリア映画14本 大阪では新作7本です 東京のチケットが4月1日(土)から発売開始!

上映作品はすべて本映画祭での上映が日本初公開となります

イタリア喜劇のヒット作や スターが出演するエンタメ作品  国際映画祭をにぎわせた映画や LGBTQ+やSDGsをテーマにした作品など この映画祭でしか見ることができない貴重な作品が並びます

作品情報は こちら 

ピックアップ:

『奇妙なこと』作品H

芸術性と娯楽性を兼ね備えるR・アンドー監督(『修道士は沈黙する』)の新作は  ノーベル文学賞受賞作家ルイージ・ピランデッロ(戯曲『作者を探す六人の登場人物』など)が主人公の喜劇    主演に再び名優トニ・セルヴィッロを迎えた

1920年  創作の危機に陥っていたピランデッロは  彼の師である有名な小説家の誕生日のためにシチリアに帰郷する   そこで昼は墓堀人で  夜はアマチュア劇団を率いる二人の男との出会いが大きな驚きをもたらすことになる [2022年/103分] 

原題:La stranezza 監督:ロベルト・アンドー

 

『ノスタルジア』 作品C

カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選ばれ 主演P・ファヴィーノの重厚な演技が絶賛された  名匠マルトーネ監督(『笑いの王』)の濃密なドラマ

国外に生活の拠点を移した中年男性フェリーチェは  年老いた母親に再会するために40年ぶりに故郷のナポリに戻ってきた

郷愁にかられて滞在が延びていくが  国外に突然去るきっかけになった秘密の過去に向き合うことを余儀なくされる [2022年/118分] 

原題:Nostalgia 監督:マリオ・マルトーネ

 

『蟻の王』(仮題)作品X(特別上映)

1960年代末  同性愛に対する差別がはびこる中 教え子の青年と恋に落ち 教唆罪で投獄された 実在の詩人で劇作家アルド・ブライバンティの人生にインスパイアされた物語

裁判で偏見にさらされるアルドと  家族によって矯正施設送りとなる青年エットレ    二人の愛の行方は…

監督は名匠ジャンニ・アメリオ  「今も存在する“違う人”に対する憎悪に、立ち向かう勇気を与えたい」と制作の動機を語る。 [2022年/130分] 

原題:Il signore delle formiche 監督:ジャンニ・アメリオ

 

『夜のロケーション』作品Z(特別上映)

巨匠マルコ・ベロッキオ監督の渾身の一作は  上映時間330分の超大作

1978年 世界を震撼させる事件がイタリアで起こる

アルド・モーロ元首相が極左テロ組織「赤い旅団」によって誘拐  暗殺された

監督は6つのエピソードを設け  それぞれにパウロ6世(ローマ教皇)モーロの妻  内務相など中心的な人物を配置し  多角的な視点で謎めいた事件の真相を浮かび上がらせようと挑む   [2022年/330分]

原題:Esterno notte 監督:マルコ・ベロッキオ

 
また 兄ヴィットリオ・タヴィアーニが亡くなって兄弟ではなくなったパオロ・タヴィアーニが単独で撮った『遺灰は語る(Leonora addio)』(作品W/特別上映) そして上記の『奇妙なこと(La stranezza)』など ノーベル賞劇作家ルイジ・ピランデッロを取り上げた作品が2本🎥
 
 
イタリア映画祭2023は こちら
 
*ヴェロッキオ監督の5時間にわたる大作はすごいですよね...🎥
 
 
 
 
 
 
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映画「帰れない山(Le otto montagne)」ロードショーのお知らせ(2023.5.5~)@新宿ピカデリー他 

2023年03月14日 | イタリア映画・映画

映画「帰れない山(Le otto montagne)」ロードショーのお知らせ(2023.5.5~)@新宿ピカデリー他

 

【第 75 回カンヌ国際映画祭 審査員賞受賞作 国際的ベストセラー小説「帰れない山」待望の映画化】

北イタリア モンテ・ローザ山麓を舞台に かけがえのない友情を育み 

やがて自分の人生と居場所を見つけてゆく 2人の青年の物語

 

もう二度と戻らない時間だと知りながら それでも人生はつづく
北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に 青年ふたりの友情と
成熟を描く 美しくもほろ苦い“大人の青春映画”がやってきた
 
都会育ちの少年ピエトロは 両親と休暇を過ごした山麓の小さな村で
この村最後の子ども」と言われる牛飼いのブルーノに出会う
一見対照的なふたりはすぐに親友同士となったが やがて思春期のピエトロは
父親に反抗し 家族や山からも距離を置いてしまった
 
20 年後 ピエトロは父の訃報を受けて村に戻ってきた
結婚も就職もせず 未来の見えない日々を送るピエトロは 
山での生活を続けていたブルーノと再会する
 
そこでピエトロは ブルーノが本物の親子さながらに 父親との時間を
過ごしていたこと  この地に家を建ててほしいと頼まれていたことを知る
 
自分の知らない父の姿を聞かされたピエトロは  失われた時間を埋めるため
ブルーノとともに父の願いを叶えることを決意
 
そして  自らの人生にも真摯に向き合いはじめる......。
 

2022年製作/147分/イタリア・ベルギー・フランス合作
原題:Le otto montagne

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イタリア映画「丘の上の本屋さん(il diritto alla felicità)」ロードショー(2023.3.3~)@ 新宿ピカデリー他

2023年02月14日 | イタリア映画・映画

イタリア映画「丘の上の本屋さん(il diritto alla felicità)」ロードショー(2023.3.3~)@ 新宿ピカデリー他

 

年齢や国籍の違いを超え、“本”を通して老人と少年が交流するハートウォーミングな物語
 
 
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす 丘の上の小さな古書店
 
訪れる風変りな客たちを温かく迎え入れるリベロの店は 街のちょっとしたオアシス的な存在でもある
ある日 移民の少年エシエンに声を掛けたリベロは 好奇心旺盛なエシエンに
次々と店の本を貸し与えていく
 
エシエンから感想を聞きながら リベロはジャンルを超えて叡智を授ける
そしてイタリア語で「自由(Libero)」を意味する自身の名の通り エシエンに
自由であること 誰もが幸せになる権利を持つことを伝えていくのだった...
 
 
物語の舞台 “イタリアの最も美しい村”のひとつ チヴィテッラ・デル・トロント(アブルッツォ州)の息をのむ絶景や 石造りの歴史ある街並みを味わえるのも 本作の大きな魅力です
 
 
なんとなく雰囲気としては「ニューシネマパラダイス」に似ていますね🎥
 

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ドキュメンタリー「モリコーネ 映画が愛した音楽家」(原題: Ennio)ロードショーのお知らせ(2023.1.13~)@Bunkamuraル・シネマ他

2022年12月21日 | イタリア映画・映画

ドキュメンタリー「モリコーネ 映画が愛した音楽家」(原題: Ennio)ロードショーのお知らせ(2023.1.13~)@Bunkamuraル・シネマ他

 

忘れない――マエストロが遺した永遠のメロディ

2020年に逝去した映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ


唯一無二の旋律で あらゆる映画に愛と命を吹き込んだ天才音楽家の 真実の姿とは?

 

2020年7月、世界は類稀なる存在を失った。 

エンニオ・モリコーネ、享年91歳。

500作品以上の映画とTVの音楽を手掛け、アカデミー賞には6度ノミネートされ 『ヘイトフル・エイト』で受賞し、全功績を称える名誉賞にも輝いた。

そんな伝説のマエストロに、弟子であり友でもあるジュゼッペ・トルナトーレ監督が密着、結果的に生前の姿を捉える最後の作品となってしまったドキュメンタリー映画を完成させた。

モリコーネ自らが自身の半生を回想、かつては映画音楽の芸術的地位が低かったため、幾度もやめようとしたという衝撃の事実を告白する。

そして、いかにして誇りを手にしたかが、数多の傑作の名場面と 

ワールドコンサートツアーの演奏と共に 紐解かれていく。

さらに、70人以上の著名人のインタビューによって、モリコーネの仕事術の秘密が明かされる。

 

モリコーネのメロディを聴くだけで、あの日、あの映画に胸を高鳴らせ

涙した瞬間が蘇る。

 

同じ時代を生きた私たちの人生を 豊かに彩ってくれたマエストロに感謝を捧げる、愛と幸福に満ちたドキュメンタリー。

 

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:エンニオ・モリコーネ、クリント・イーストウッド、クエンティン・タランティーノ、ベルナルド・ベルトルッチ、ウォン・カーウァイ、ハンス・ジマー、ほか
原題:Ennio/157分/イタリア

 

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* 忘れられない映画音楽の数々は いつもモリコーネでした🎥...

 


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イタリア語作文: 映画「眠れる美女(Bella addormentata)」のストーリーを説明する(2015.12.5)@日伊学院IPA

2022年12月15日 | イタリア映画・映画

イタリア語作文: 映画「眠れる美女(Bella addormentata)」(Bella addormentata)」のストーリーを説明する

イタリア語レッスンで イタリア映画のストーリーについて書け という宿題が出たので書いたものです:


Film drammatico italiano: Bella addormentata (2012)

ドラマティックなイタリア映画: 眠れる美女(2012)



È un film del regista Marco Belloccio sul tema dell'"eutanasia” sulla base della storia vera della ragazza, Eluana Englaro, che stava in coma per 17 anni e vive con l'alimentazione forzata.

La vicenda di Eluana è diventato un problema sociale dopo che i suoi genitori hanno chiesto l'interruzione del trattamento a Eluana, hanno ottenuto il giudizio di smettere il trattamento nell'anno 2009.

それは「安楽死」をテーマにしたマルコ・ベロッキオ監督の映画で、少女エルアーナ・エングラーロの実話に基づいた作品だ。彼女は17年間昏睡状態にあり人工栄養で生きていた。このエルアーナ事件は、彼女の両親がエルアーナの看護(延命措置)の中止を依頼し、2009年に看護をやめるという判決を得たあとで、社会問題になった。


Svolgono quattro storie allo stesso tempo:


4つの物語が同時進行する:

1. Un senatore, Uliano Beffardi (Toni Servillo), soffriva per il dilemma di votare per la legge di continuare il trattamento seguito dalla disciplina del partito contro il giudizio, o votare contro la legge, perché proprio lui ha fatto smettere il trattamento di prolungare la vita di sua moglie che entrava in coma qualche anno prma.


1. 上院議員のウリアーノ・べッファルディ(トニ・セルヴィッロ)は、その判決(安楽死容認)に反対する党の方針に従い、延命措置を続けるという法律(延命の緊急法案)に賛成票を投ずるか、あるいは法律に反対票(安楽死容認)を投ずるかというジレンマに苦しんでいた。なぜならば彼自身もまた、何年か前に昏睡状態にあった妻の延命措置を止めたからだ。

2. Sua figlia, Maria, dopo la morte di sua madre, è diventata una attivista del Movimento per la vita assieme alle associazioni cattoliche, e ha partecipato alla manifestazione per la legge a Udine, ma, per un colpo di fulmine si è innamorata di un ragazzo, Roberto, che è proprio contro la legge. Loro si amano ma si sono lasciati alla fine tragicamente.

2. 彼の娘マリアは、母親の死後にカトリック組織とともに延命に賛成する運動家となっていた。そしてウディーネで行われた延命を求める法案賛成のデモに参加したが、しかし、そこで青年ロベルトに一目ぼれしてしまう。彼はまさに法案反対(安楽死容認)であり、彼らは愛し合うも最後は悲劇的に別れを迎えてしまう。

3. Una ex attrice famosa, Divina, ha abbandonato la sua carriera molto brillante per curare sua figlia che stava in coma per anni, sacrificando la sua vita come attrice e suo marito e suo figlio che voleva diventare anche il attore famoso come sua madre.

3. 有名な元女優、ディヴィ―ナは、何年も昏睡状態にある娘を看護するためにその輝かしいキャリアを捨てた。女優としての人生や夫、そして母親のように有名な俳優になろうとしていた息子を犠牲にしながら。

4.Una donna eroinomane, Rossa (Maya Sansa), ha tentato di suicidarsi, ma il medico giovane e sincero, Pallido, l’ha salvata e l'ha convinta a continuare a vivere spiegandole di non abbandonare la speranza.


4.ヘロイン中毒者患者の女ロッサ(マヤ・サンサ)は自殺を試みるも、若く誠実な医師パッリドが彼女を救い、希望を捨てるなと諭しつつ生き続けるよう彼女を説得した。

Con la notizia della morte di Eluana, tutte le storie si volgono e convergono al termine di fiato.

エルアーナの死のニュースとともに、すべてのストーリーが一気に展開し結末を迎える

    *      *      *    
 

2015年に通っていた日伊学院のIPAの宿題で 「好きな映画のストーリーを書いてください」という嬉しい(?)宿題が出たので 選んだのは マルコ・ベロッキオ監督作品で 尊厳死にまつわる実話を元に作られた映画「眠れる美女(Bella addormentata)」でした (少人数なので生徒の好きなテーマの宿題が時々出るんです)

そしたら いくつか冠詞などが直されたものの"Molto bene"とサインしてくださり嬉しい~!(^^)!

といっても映画のレビューのイタリア語を探し出して読みながら 使えそうな単語などを拝借しつつ 自分なりに再構成して作文に書きました

彼の作品で他には「ムッソリーニを愛した女(Vincere)」が好きです 俳優ではマヤ・サンサ(「夜よこんにちは」「輝ける青春」) そして渋みのあるトニ・セルヴィッロ(「ゴモラ」「la grande bellezza」)等が好きです💕

映画にはいろんなジャンルがありますが 比較的ヘビーなドイツ映画も好きなので こんな感じのfilm drammaticoが好きなのでした!!


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イタリア映画「離れ離れになっても」ロードショーのお知らせ(2022.12.30~)@東邦シネマズシャンテ他

2022年12月05日 | イタリア映画・映画

イタリア映画「離れ離れになっても」ロードショーのお知らせ(2022.12.30~)@東邦シネマズシャンテ他

 

イタリアで公開され大ヒットを記録したラブストーリー

宝石を意味する名を持つ美しい少女と 初恋相手の少年が 時代の荒波に翻弄され出会いと別れを繰り返す40年の歳月を描く

 

ストーリー:   1982年 ローマ  16歳の少女・ジェンマはパオロに出会う

彼の親友のジュリオとリッカルドと共に 弾けるような青春の時を過ごしていた

ところが突然母親を亡くしたジェンマは ナポリの伯母の家に引き取られる

1989年 教師 俳優 弁護士と 社会への一歩を踏み出した3人の男たちは 別人のように変わってしまったジェンマと再会する──

ふたりはベルリンの壁崩壊や9.11など 時代を揺るがす出来事や周囲に翻弄され 

出会いから40年が経った2022年、ふたりの恋は結末を迎えようとしていた

映画は こちら

 

2020年/イタリア

原題/GLI ANNI PIU BELLI

 

*時の流れは残酷にも 人々を変えてゆくのですね... 切ないですね

 


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養鶏サスペンス映画「殺しを呼ぶ卵」上映中です(2022.12.2~)@新宿シネマカリテ他

2022年12月04日 | イタリア映画・映画

養鶏サスペンス映画「殺しを呼ぶ卵」上映中です(2022.12.2~)@新宿シネマカリテ他

 

1968年に公開されて以降、50年以上にわたり知る人ぞ知る作品だった映画史上唯一の養鶏サスペンス『殺しを呼ぶ卵』 本作はその【最長版】です

 

ストーリー:    ローマ郊外の巨大な養鶏場 近代設備を誇るこの養鶏場には3万羽の鶏が 重いローラーのついた大きな食餌粉砕機から運ばれてくるエサを食べている

経営者はマルコだが 実権は妻のアンナが握っている そして二人の仲は破滅に向いつつある

アンナの姪で 両親を失ったガブリが同居するようになり その新鮮な魅力にひかれたマルコは 妻の眼を盗んで彼女と会うようになった

ある晩マルコは養鶏場に忍びこんだ人影を追ううち 研究室で放射能物質の入った試験管を倒してしまった。翌朝...

 

1968年製作/イタリア
原題La Morte Ha Fatto L'uovo

映画HPは こちら

紹介は こちら

 

* 古い映画ですが こんな養鶏サスペンス映画があったのですね🎥

 


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イタリア映画「泣いたり笑ったり(Croce e delizia)」のロードショー開始のお知らせ(2022.12.2~)@恵比寿ガーデンシネマ他

2022年12月03日 | イタリア映画・映画

イタリア映画「泣いたり笑ったり(Croce e delizia)」のロードショー開始のお知らせ(2022.12.2~)@恵比寿ガーデンシネマ他

 

バカンスを過ごすため 南イタリアの港町ガエータの別荘を訪れたのは、快楽的に人生を享受する裕福なカステルヴェッキオ家と、代々漁師の労働者階級のぺターニャ家

価値観や家族観もまるで対照的な2つの家族を待ち受けていたのは、両家の父親トニカルロ再婚の知らせだった。

父親にひとかたならぬ思いを抱く、双方の家族は大混乱! 元恋人や娘、息子たち、果ては両家の孫まで巻き込んで、バカンスは予測不能な大騒動に。

果たして両家の諍い、トニとカルロの恋の行方は――。

 

サイトは こちら 

2019年製作 監督:   シモーネ・ゴダノ

 

まぁ大変だこと(笑)... 主役のファブリツィオ・ベンティヴォッリオは

学校(la scuola)」にも教師役で出演されていた方ですね🎥

 

写真は舞台となったガエータ(Gaeta)の港

 


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ポーランド映画祭の2回目はワイダ監督の「コルチャック先生」を観ました(2022.11.25)@東京都写真美術館

2022年11月25日 | イタリア映画・映画

ポーランド映画祭の2回目はワイダ監督の「コルチャック先生」を観ました(2022.11.25)@東京都写真美術館

 

パン・タデウシュ物語」に引き続き 今日も行ってきましたポーランド映画祭!!  この機会を逃したらもう観られないかもと思って ワイダ監督の「コルチャック先生」を観てきました🎥

ネタばれになった紹介記事や 予告編もすべて読んで観て...ラストもわかっていたのに それでも涙が止まりませんでした... 

200人の孤児たちを助けるために 文字通り身体をはって奔走するコルチャック先生 あんな極限状態に置かれたワルシャワのゲットーで 道ばたに餓死した子供の死体がころがっているような状況にあって 助けることができなければせめて尊厳ある死を と願うコルチャック先生...

ドイツ兵に目をつけられたところをたまたま助けてくれた男は 高名なコルチャック先生の信奉者らしく 彼と同じ密輸業者の集う店に先生を連れてゆき 客たちから資金を集める あるところにはあるものだ💰💰💰... 

なのに とうとう「その時」は訪れてしまうのだ 突然重々しい音楽が鳴り響き 今まさに食事の始まろうとしている孤児院になだれ込むナチス わずか15分で準備をして全員残らず駅に向かえと...

ネズミのようにはしっこい男の子2人が異変を察知して動くも 時すでに遅し...

自分だけ助かることをかたくなに拒んだコルチャック先生は 子供たちを励まし 常に寄り添いながら 死のトレブリンカ収容所に向かう列車に乗り込むのです...

ラストは凄惨な場面ではなく 幻想的なシーンで終わり その美しさこそが涙を誘い...  今までにも収容所がテーマの映画は色々観てきましたが この作品を観られて本当によかったです 

 

物語 ポーランドの歴史」を持って行って 前回見たパン・タデウシュ物語 コルチャック先生 そしてカティンの森についての歴史的背景を 映画の待ち時間にざっとおさらいしました😊 

コルチャック先生の本「コルチャック先生と子どもたち―ポーランドが子どもの権利条約を提案した理由を読むことにしました 

 

    ↑

 夜の恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーション🔦

 

  *     *     *

 

あらすじ(ネタばれあり): 

ユダヤ人の小児科医、ヤヌーシュ・コルチャック(ヴォイツェフ・プショニャック)は、また孤児院の院長として子供たちを守り育てることに喜びを見出していた。

しかし1940年、ナチスの侵攻により、ユダヤ人はポーランド人社会から切り離されゲットーに送られることになった。

コルチャックの孤児院も例外ではなかったが、誇り高きコルチャックはユダヤを示す腕章をつけることを頑なに拒み、投獄さえ経験する。

そんな過酷な日々にあっても 彼は飢えた子供たちに食料を与えるために奔走し、そのためには手段も選べず、密輸業者からの献金も受け入れねばならなかった。

ユダヤ人の強制収容所送りが始まった。

コルチャックは友人の手助けで国外に脱出することもできたが、彼に子供たちを見棄てることなどできようはずがなかった。

ダビデの星の旗を高く掲げながら トレブリンカ収容所行きの列車に乗り込んだコルチャックは、恐怖に打ち震える200人の子供たちを抱きかかえながら、共に死の道へ赴くことを選んだのだった。

 
ポーランド映画祭2022(2022.11.22~11.27)は こちら 
 
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ポーランド映画祭2022に行きワイダ監督の「パン・タデウシュ物語」を観てきました(2022.11.23)@東京都写真美術館

2022年11月23日 | イタリア映画・映画

ポーランド映画祭2022に行きワイダ監督の「パン・タデウシュ物語」を観てきました(2022.11.23)@東京都写真美術館

 

ひさびさにポーランド映画祭に行き「パン・タデウシュ物語」を観てきました

2019年のこの時期にはポーランドフェスティバルに行きましたが ここ2年間フェスティバルは6月の開催(オンライン含む) ともあれポーランド映画祭は オンライン上映ではなく映画館に足を運ぶのも久々でした~😊

  

    *     *     *

 

パン・タデウシュ物語」は ポーランドの国民的詩人 アダム・ミツキエヴィッチ(1798-1855)の長編叙事詩を アンジェイ・ワイダ監督が完全映像化したものです

ナポレオンのモスクワ遠征を控えた19世紀初頭 ロシア支配下にあるリトアニアの農村を舞台に 対立する家に生まれた男女の 愛と 祖国への思いが壮大に描かれています

原作は ポーランド・ロマン主義の最高傑作と称され 公開時には国民の1/3が観に行ったと言われています

 

9時に行ったらまだ列の2人めでしたが(笑) 1時間も寒い外で待っていたので 10:30に始まった時には疲れが出てしまいました ぎりぎりに入っても満席ではありませんでした しかも前の人の帽子で字幕も見づらく(笑) ←席がたがいちがいになっていないためで 音量も私には大きいことはわかっていたので 耳栓つけて聞いてちょうどよかったです(笑)

 

この両家の対立も 大勢いるため 誰が誰だか どちらの家の人なんだか だんだんわからなくなってしまい...もう頭ごちゃごちゃ( ;∀;) ←NHK大河ドラマも筋が終えずに観てるだけの私...

言葉のわからない映画は字幕だけが頼りなので その分入りづらいのかも... 

でもポーランド映画は 特にワイダ監督の映画は大好きで 若い頃はよく観てました💕

 

最後の ようやく大団円で終わるこの二人の結婚式のシーンで流れた ヴォイチェフ・キラール(1932-2013)のポロネーズがとても感動的で いつまでも頭の中にこだまして 他のことは考えたくない位でした😊

 

    *     *     *

 

終了後に ポーランド広報文化センターのスタッフによる解説トークがありました

これは 愛 財産 国家などあらゆるレベルをめぐる争いのむなしさ おろかさを描いた作品であること 

今年2022年は ポーランドロマン主義の詩集が書かれてから200年目であること

1798年生まれのアダム・ミツキェヴィチ生誕200年の1998年の翌年に この映画が公開されたこと 日本の岩波ホールでもその翌年 上映されたこと

そして原作の翻訳は ロシア・ポーランド文学者の工藤幸雄氏(1925-2008)でした (この人の本もよく読んでました)  彼はワイダ監督と同世代で親しかったそうで この翻訳をもとに映画の字幕も作られたそうです

パン・タデウシュ物語」は日本でいえばさしずめ 「黒澤明監督が源氏物語を映画化した」ようなものではないかと言った方がいるそうで この映画のセリフは当時の韻文のままなのですね そしてそれを観ていたポーランド市民は 200年前のリズミカルな韻文のポーランド語が理解できたのだそうです 

 

ラストにはナポレオンがロシアに宣戦布告するシーンが入り せっかく両家が二人の婚姻でもって 親の世代から続く確執を乗り越えたというのに...と思いました 

繰り返し繰り返し繰り広げられる戦いのシーン まだ鉄砲の時代で 大砲さえあれば勝てたのに...といった時代で 戦いのシーンの好きな人にはいいだろうなと思って観ていたため ラストの結婚式のマズルカのシーンは これで両家の長い戦いも終わったのか...と 心動かされました  

そして この作品を流れるメッセージは 和解 仲良くやろう というものだそうです 今起きている色々な悲しい出来事も いつかは...と思わずにはいられませんでした

英語版の予告編は こちら (音が出ます)

コルチャック先生」(ワイダ監督)その他新作もあります🎥

ポーランド映画祭2022(2022.11.22~11.27)は こちら 

2021年は こちら   またオンラインでもやってほしいなぁ💕 

 

映画は観ると続くもので 次はユーロスペースに「領土と戦争」(2022.12.2-12.8)の「カティンの森」を見るつもりです🎥

 


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マネッティ・ブラザーズ特集上映のお知らせ(2022.11.11~17他+オンライン上映) 

2022年11月06日 | イタリア映画・映画

マネッティ・ブラザーズ特集上映のお知らせ(2022.11.11~17他+オンライン上映)

 

イタリアB級映画、最新にして最高峰 マネッティ・ブラザーズ特集が 

11月11日からUPLINK京都ほかにて順次上映!

11月30日よりオンライン上映も行われます

 

今回のラインナップは 日本初公開『吸血鬼ゾラ』を含む全5作品です。

 

吸血鬼ゾラ』(原題Zora la vampira/2000年/105分) ※日本初公開

愛と銃弾』(原題Ammore e malavita/2017年/134分) 

ディアボリック』(原題Diabolik/2021年/134分)

地下聖堂の怪物』(原題Il mostro della cripta/2021年/116分) ※日本初公開

僕はナポリタン』(原題Song’e Napule /2013年/114分) ※配信のみ

 

開催日程:11月11日(金)~17日(木)     UPLINK京都にて上映

     11月18日(金)~24日(木)     シネ・リーブル池袋にて上映

     11月25日(金)          枚方蔦屋書店トークショー

     11月30日(水)~12月11日(日)   オンライン上映

 

主催:京都ドーナッツクラブ

 

映画は こちら

 

*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

 


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イタリアドラマ『DOC(ドック) あすへのカルテ』(原題:  DOC - NELLE TUE MANI)  日本初放送開始!

2022年10月13日 | イタリア映画・映画

イタリアドラマ『DOC(ドック) あすへのカルテ』(原題:  DOC - NELLE TUE MANI)  日本初放送開始!

 

第1回を観ました エリート医師の家族と仕事と使命と愛と... 

医師の過酷な運命に 見ていてちょっとつらくなりましたが 

とても曳き込まれました😊 イタリア人のイケメンがたくさん出演してます!

このあとどうなるのかハラハラ...

 

第2回は10月16日(日)です!

 

【放送予定】 
総合 毎週日曜 夜11時
2022年10月9日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)| 字幕放送有り]

 

【番組紹介】
イタリア発!12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生の物語<全16回>

ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医長アンドレア・ファンティ

誰もが認める優秀な医師で 多忙な日々を送っていた

患者にも同僚にも厳しく接し 疎まれてもいた


そんなアンドレアに悲劇が訪れる

医療ミスで息子が亡くなったと信じる男性に 銃で頭を撃たれたのだ
一命をとりとめ意識を取り戻したアンドレアだが 過去12年間の記憶を失っていた


友人で精神神経科医のエンリコは記憶を取り戻させるため アンドレアを長年勤務していた内科に入院させる

アンドレアの恋人の内科医ジュリアは 担当医に名乗りを上げる
医師として 一人の人間として アンドレアは人生を再生することができるのか…?

本作は イタリアの医師で作家のPierdante Piccioni実話をもとにした小説に着想を得て 制作されている
イタリアで過去13年間に放送されたテレビシリーズの中で No.1の視聴数を獲得!

原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2020年 イタリア

番組HPは こちら ← 利用登録すると見逃した番組が見られます♪

番組開始のニュースは こちら

予告編(イタリア語版)は こちら 

*録画して観ているのですが 副音声で字幕付きで見られるようにしたいです💕

* 期間限定イタリア語版は こちら

HP(イタリア版)は こちら 

追記: 2023年2月19日(日)に シリーズ1の最終回が放映されました

最後は大団円で涙が出ました シリーズ29月頃放映予定とのことです

 


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「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」(2022.9.10~25)@第44回ぴあフェスティバル 

2022年09月04日 | イタリア映画・映画

「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」(2022.9.10~25)@第44回ぴあフェスティバル 

 

映画監督のみならず 詩人 小説家  脚本家そして評論家とさまざまな顔をもったイタリアの異才ピエル・パオロ・パゾリーニ(1922-1975)の生誕100年を記念し

第44回ぴあフィルムフェスティバルの特別企画として  パゾリーニ作品が特集上映されます

2022年9月10日(土)~25日(日)

会場:国立映画アーカイブ

 

『アッカトーネ』Accattone 1961/イタリア/白黒/117分

オムニバス『イタリア式奇想曲』Capriccio all’italiana 1968/イタリア/カラー/81分

『デカメロン』Il Decameron 1971/イタリア/カラー/112分 ecc...

 

ぴあフィルムフェスティバル公式サイト内「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」のページは  こちら


チケット購入方法についてはこちら

10月22日~11月3日には 渋谷ユーロスペースでも予定されています 

チラシは こちら

 

ぴあ...懐かしいですね~(#^^#)

 

*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

 


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「3つの鍵」(tre piani)全国ロードショーのお知らせ(2022.9.16~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

2022年08月24日 | イタリア映画・映画

「3つの鍵」(tre piani)全国ロードショーのお知らせ(2022.9.16~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

 

カンヌ国際映画祭に愛される巨匠 ナンニ・モレッティが贈る濃密なドラマ
3つの鍵』が 9月16日(金)より全国ロードショー
 
 
ローマの高級住宅街 
同じアパートに住む 3つの家族
顔見知り程度の隣人たちの 扉の向こう側に隠された顔を 誰も知らない
 
ある夜の交通事故をきっかけに 3家族が3様に 孤独を深めていく
 
3階の裁判官の家族に亀裂が生まれ 
2階の夫婦は 夫の長期不在耐え難い孤独に妻が苦しみ 
1階は 娘を預けた向かいの老夫婦への  信頼を疑い始める
 
日常に潜む歪みが引き起こすドラマの 次に何が起こるかわからない
スリリングな展開に 目が離せなくなる
 
どんな人間でも 何かきっかけがあれば 極端な行動に出る可能性が
あることを示唆する
そして 鍵を見つけさえすれば そこから抜け出し 未来が開かれることをも描く...
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『靴ひものロンド』(Lacci)ロードショーのお知らせ(2022.9.9)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

2022年08月21日 | イタリア映画・映画
『靴ひものロンド』(Lacci)ロードショーのお知らせ(2022.9.9)@ヒューマントラストシネマ有楽町他
 

第77回ヴェネチア国際映画祭オープニング作品   全米絶賛の“家族小説”が映画化!

 

イタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティ監督最新作”Lacci”が 
邦題『靴ひものロンド』として  9月9日(金) 全国順次公開されます

 

 
舞台は1980年代初頭のナポリ
 
4人家族の平穏な暮らしは 夫の浮気で終わりを告げた
夫婦の絆を解こうとする父親と つなぎ止めようとする母親
ローマとナポリを行き来する子供たち
 
いびつな数年間を経て ばらばらになった家族は 
ささやかなきっかけで 再び一緒に暮らし始める
 
一度壊れた「家族」は 「絆」を再び繋ぐことができるのか
愛をめくると見えてくる 心の底に沈めた  秘密と嘘
 
<家族映画>の新たな傑作です
 
 

原作: 『靴ひも

ドメニコ・スタルノーネ/著  関口英子/訳
新潮クレスト・ブックス刊

映画は こちら

* 40年後の家族を演じる俳優たちも見ごたえがあります 

 


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