日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

映画「盗まれたカラヴァッジョ(字幕版)」(Una storia senza nome)を見ました@アマゾンプライム

2022年08月06日 | イタリア映画・映画

「盗まれたカラヴァッジョ(字幕版)」(Una storia senza nome)を見ました@アマゾンプライム

 
映画プロデューサーの秘書ヴァレリアは 秘かに人気脚本家アレッサンドロ・ぺスゴーストライターを務めていた
 
ある時 ラックと名乗る謎の男が 1969年に世界を驚愕させたカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件*を ヴァレリアに極秘に教えてくれる

*パレルモのサン・ロレンツォ礼拝堂の祭壇画として描かれたが 1969年に何者かによって盗まれたまま今も行方不明になっている事件

それをヴァレリアがプロットにまとめると 映画会社は傑作だと興奮し

映画化が決まった 
 
だが ヴァレリアがシナリオを書き進めると それがまさに〈真相〉だったために 次々と恐るべきトラブルに巻き込まれていく
 
果たしてラックの正体は? ついに事件は解決するのか?
 

   *   *   *

ぐいぐい惹きこまれて見てしまいました 最初についた嘘が嘘を呼び... 

誰が脚本を書いているのか知らぬままに 次々と重要な任務が舞い込んで...

誰が味方で誰が敵なのか そして見進めるうちに 合わせ鏡のような三重構造になっていることに気づき驚きました またもう一回見直さないと...

話が二転三転するので ここには書けませんが 40過ぎて母親と住む地味なヴァレリアが実は... 唸らされました 

面白かった💖

映画は こちら

 


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M.ヴェロッキオ監督のイタリア映画「乳母(La balia)」を観ました(2022.8.2)@イタリア映画祭オンライン第2部

2022年08月03日 | イタリア映画・映画

M.ヴェロッキオ監督のイタリア映画「乳母(La balia)」を観ました(2022.8.2)@イタリア映画祭オンライン第2部

乳母

あと少しでイタリア映画祭オンライン上映第2部が終わってしまうので

(8/7まで) 1本見たかった映画を観ました:

乳母

[1999/106分]原題:La balia
監督:マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio
出演:ファブリィツィオ・ベンティヴォッリョ、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マヤ・サンサ
 
巨匠マルコ・ベロッキオ監督の 1999年カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作
 
20世紀初頭のローマを舞台に スター俳優のファブリィツィオ・ベンティヴォッリョ ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが夫妻を演じ 乳母役のマヤ・サンサと心理劇を繰り広げる
 
精神科医の家に初めての子どもが生まれるが 妻は赤ん坊を胸に抱こうとせず 夫は乳母を雇うことを決意する
 
 
    *   *   *
 
原作は ルイジ・ピランデッロの 同名の短編小説「La baila」とのこと 
 
 
この上流階級の奥さんは 神経質なたちで 赤ん坊を生むのも消極的 赤ん坊を抱きもせず お乳が出ず乳母を雇うことになります 当時としてはよくあることでした 
 
乳母に選ばれた若い女性アンネッタ(マヤ・サンサ)は  政治活動で投獄された夫との間に生まれたばかりの赤ん坊がいるのです (当然ですが 自分が出産してないと 母乳も出ないわけで...)
 
当時は文盲率も高く 乳母に雇われたアンネッタが 獄中の夫から届く手紙を読んだり返事を書いたりしたいがために 雇い主である有能な精神科医に 読み書きを習うシーンはなかなか面白かったです
 
向学心があり 伝えたいことを伝えられないもどかしさをなんとかしようとあがくさまは 見ていて原初の知る歓びを求める情熱が伝わってきました ペンにインクをつけて紙に向かうことも  人生の中でこれまで一度もなかった彼女が... 
 
 
この獄中の夫から届く手紙の文言を 雇い主の妻が彼女に渡す前に読んでしまうのですが そこに書いてあることがまるで自分に向けられているかのように感じてしまうのですね 
 
彼女は 親たちがそうしてきたように ただ独りで生きるのが不安なために 結婚した人です 
 
そして 手紙の中には 妻アンネッタに充てて「君は自由に生きてくれ」とあったのです 従順な妻でいることを強いられたこの妻にとっては衝撃だったでしょう 
 
妻は お乳の出ない引け目からか お乳をやる乳母のアンネッタに嫉妬するようになり やがては家を出てしまうのです そして乳母は 契約に反して... 
 
契約がそもそも 自分の赤ちゃんを連れてくるな 乳母に専念しろという無理なものでしたが 
 
雇い主の赤ちゃんは なぜこのもめごとのあとで 乳母のお乳を飲まなくなってしまったのでしょうか...
 
これから どうなってゆくのかと思うラストでした 
 
この雇い主の精神科医師の働く 当時の精神病院での様子も描かれています
郵便配達人が手紙を届けに来ると 鐘を鳴らすのですが みんな木から降りてきて...  道端でもやはり鐘を鳴らすと 街角から住民たちや雇われ人が  わらわらと手紙を受け取りに出てくるのですね 
 
また Lei(あなた)は この時代はvoiで話されています
 
どの映画にしようか迷いましたが この時代の様子がわかる「乳母」にしてよかった!! (銃撃シーンのある作品は  今はちょっと見たくなくて...)
 
自分のはるか昔の頃を思い出したり 当時の人々の暮らしぶりや生活感のあふれたこの映画を観られてよかったです😊
 
マヤ・サンサ けっこう好きです💖 「輝ける青春」「夜よ、こんにちは」など...
 
ファブリィツィオ・ヴェンティヴォリオは「la scuola」の教師役で知りましたが 歴史物の方が彼には合っていますね 
 
原作のストーリーを読むと この乳母はシチリア出身 なんと自分の赤ん坊がラストで死んでしまうとあります 映画よりもシビアですね 
 
イタリア映画祭2022第2部オンライン上映 8月7日までとのこと
 
 
映画は こちら
 
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「ヒトラーに盗られたうさぎ」(Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)を観ました@アマゾンプライム

2022年08月01日 | イタリア映画・映画

「ヒトラーに盗られたうさぎ」(Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)を観ました@アマゾンプライム

 

ひさびさに アマゾンプライムで ドイツ映画を観ました
「ヒトラーに盗られたうさぎ」(Als Hitler das rosa Kaninchen stahl)です
 
ストーリー:
 
1933年2月、ベルリン。
 
ヒトラーの台頭によってナチスが政権を握る直前、9歳の少女アンナ
「家族でスイスに逃げる」と母から突然告げられる。
 
ユダヤ人で 新聞やラジオで ヒトラーへの痛烈な批判をしていた
演劇批評家であるアンナの父は、 “次の選挙でヒトラーが勝ったら 
反対者への粛清が始まる”という忠告を受けていた。
 
それは、それまで何不自由なく暮らしていたアンナの 
平和な家族の風景が一変し、 この日を境に 
過酷な逃亡生活へと足を踏み入れていく始まりでもあった…。
 
持ち物は1つだけ と言われたアンナは 大好きなピンクのうさぎの
ぬいぐるみに別れを告げ、 過酷な逃亡生活へと踏み出していく。
 
  *    *    *
 
この映画のラストで 実話だったことがわかります
 
父親のナチス批判のため 他国に逃亡し 仕事も減り困窮してゆく中でも
子どもたちはたくましく 異国の地で学校に通い 外国語を身に着け
生き抜いてゆきます
 
家族同様のお手伝いさんとの別れ 親族との別れ 
批判を浴びたり 屈辱的な扱いを受けても それでもなお 
家族の絆を必死で保ちながら生きてゆきます
 
 この時代に生きる子供たちを描いた珠玉作です
 

映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」は こちら

HPは こちら

言語は主にドイツ語 一部フランス語です

2019年製作/119分/G/ドイツ
原題:Als Hitler das rosa Kaninchen stahl 

 


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PIF監督の「そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた」を見ました(2022.5.19 )@イタリア映画祭2022オンライン上映

2022年05月20日 | イタリア映画・映画

PIF監督の「そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた」を見ました(2022.5.19 )@イタリア映画祭2022オンライン上映

 

イタリア映画祭オンライン上映の初日に見ました PIF監督の「そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた(E noi come stronzi rimanemmo a guardare)

 
今までのPIF監督作品は『マフィアは夏にしか殺らない』『愛のために戦地へ』等 マフィアを取り上げた映画を見てきましたが 今回の作品は アルゴリズムに支配された情報社会の危うさで 見ていてラストは空恐ろしさすら感じました いつかほんとに社会はこうなってしまうかも... だんだん現実はこれに近づいているのではないかと
 
作品紹介: 
 
笑いと恋愛の中にも巧みに風刺を織り込みながら  労働システムの劣悪化を痛烈に批判するピエルフランチェスコ・ディリベルト監督のコメディー(2011年作)
企業の管理職にあったアルトゥーロは 自らが導入したアルゴリズムによって解雇される羽目になる
恋人も友人も失い 貯金もない48歳の彼が唯一探し当てた仕事は グローバルIT企業フーバーが経営する 飲食宅配代行の配達員だった
 
監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト Pierfrancesco Diliberto
    通称PIF
 
 
アルゴリズムに支配された近未来の社会 自分の嗜好を入力すれば恋人との相性もバッチリわかる 年齢で切られてしまい仕事も探せない 触れることのできない架空の友人をレンタルして寂しさを紛らわせ 時には本気で惚れてしまい...
 
このIT企業の提示する労働条件はだんだんとひどくなり ありえない状況になり赤字がかさみ...  アルゴリズムによってすべての情報も可能性も握られてしまい 融資を受けることもできなくなる...
 
今の日本ではまだそこまでにはなっていないけれど 似たような自転車での宅配サービスの仕事は普及しつつあるし 実際交通事故を目撃したこともある
 
タッチスクリーンひとつで 少し待てば手軽に食べ物が玄関先に届く便利な社会なのだけど それは雨でも猛暑の中でも 自転車をこいで届けてくれる「人間」がいてこそで それもいずれドローン等に置き換わってしまうかもしれない...  
 
どこかで踏みとどまらないと 誰が誰のために なんのために働いて生きているのだろうか わからなくなりそうな感じがする AIによって仕事が奪われてゆき 最後はこういう仕事しかなくなったら...  はじき出されたあとは...
 
映画のタイトルが 私たちは傍観していてはいけない と言っているのですね 実はこの映画を見たあとで例の宅配サービスのCMを見たらぞっとしてしまいました...
 
あと ヒロインの話すローマ弁が 生粋のローマっ子の知人を思い出させてくれて懐かしかった💖 
 

イタリア映画祭2022オンライン上映は こちら

第一部:  2022.5.19  ~ 6.19   第2部: 2022. 6.23~7.24   

 

追記:  

同じテーマのイタリアの短編映画のメモ

短編映画10選 (esteri.it)

配達ライダーたち Radio Riders
監督:パオラ・ピシテッリ、ファビオ・コルベッリーニ/ 2021/ イタリア/ 13分55秒
異文化が混在する活気溢れるミラノの町を縦横無尽に駆け巡るフードデリバリーの配達員たち。彼らの声を拾った一作。

ある黒人ライダーが配達中に事故を起こし 連絡すると ピザとコーラはどうなった?と聞かれた

2018年以降の自転車を対象にした調査では 死者は7人 負傷者は25人で

うち5人は予後保留

この交通警察の監督下にある ASAPS観測所による調査では これらの事故は労災ではなく 交通事故とみなされる

2019年11月 "労働者保護と企業危機に関する法令"がついに制定された

労災や職業病に関する保険加入を ライダーに認めるものである

本作は日夜 この街に奉仕するライダー すべての搾取される労働者の声なき声 その身体と その夢に捧げる

 


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EUフィルムデーズ2022が開催されます(2022.5.28-6.23)@ 国立映画アーカイブ他京都・広島

2022年05月07日 | イタリア映画・映画

EUフィルムデーズ2022が開催されます(2022.5.28-6.23)@国立映画アーカイブ他京都・広島

 

欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関が提供する作品を一堂に上映するユニークな映画祭です

20回目の節目を迎える本年は EU加盟全27カ国が参加し EUが重視する文化的多様性と社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン:社会的に弱い立場にある人を排除・孤立させることなく、共に支え合う社会)をテーマとした作品を中心にお届けします

各国の近作・話題作を通じて EU各国の魅力をぜひご体験ください

 

イタリア映画は 『私はダフネ』 その他部分的にイタリア語の作品あり

オンラインでは『La vita facile』を上映します

詳しくは こちら

プログラムは こちら

 

 


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イタリア映画祭2022が開催されます(2022.4.29~5.4/東京 5.14,15/大阪 オンライン5月中旬~(予定)

2022年04月07日 | イタリア映画・映画

イタリア映画祭2022が開催されます(2022.4.29~5.4/東京 5.14,15/大阪 オンライン5月中旬~(予定)

 

日本未公開の最新のイタリア映画11本を中心に  計16本を一挙上映!

今年で22回目を迎えるイタリア映画祭は 3年ぶりにGWに 東京と大阪の2会場でオフライン開催を予定しています
 
今回上映するのは 2021年以降に製作された日本初公開の新作12本
加えて 日本の劇場での権利が切れている旧作4本を特別に上映します
 
また 引き続いてオンラインも併用した形式で 様々なイタリア映画を紹介します

 

東京会場は ユーロライブ 

大阪会場は ABCホール

作品は こちら

 

A.マルクスは待ってくれる

[2021/90分]原題:Marx può aspettare
監督:マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio
出演:マルコ・ベロッキオらベロッキオ家の人々
 
マルコ・ベロッキオが手がけた 双子の実弟をめぐるドキュメンタリー
 

B.キアラへ

[2021/122分]原題:A Chiara
監督:ジョナス・カルピニャーノ Jonas Carpignano
出演:スワミー・ロートロ、クラウディオ・ロートロ、カルメラ・フーモ
 
 

C.小さなからだ

[2021/89分]原題:Piccolo corpo
監督:ラウラ・サマーニ Laura Samani
出演:チェレステ・チェスクッティ、オンディーナ・クワドリ
 
アガタは死産をする 洗礼が行われず 赤ん坊の魂は辺獄(Limpo)行きを宣告される  アガタは赤ん坊の遺体を木箱に隠し 洗礼をしてもらえる北の山の上の教会を目指すが...
 
 
D.笑いの王
 
[2021/133分]原題:Qui rido io
監督:マリオ・マルトーネ Mario Martone
出演:トニ・セルヴィッロ、マリア・ナツィオナーレ
 
邦題は『笑いの王』 ナポリの喜劇俳優を演じるトニ・セルヴィッロが秀逸です
 

E.内なる檻

[2021/117分]原題:Ariaferma
監督:レオナルド・ディ・コスタンツォ Leonardo Di Costanzo
出演:トニ・セルヴィッロ、シルヴィオ・オルランド
 
こちらもトニ・セルヴィッロ主演作品です 刑務所の看守役で...
 

F.アメリカ・ラティーナ

[2021/92分]原題:America Latina
監督:ディンノチェンツォ兄弟 Fratelli D’Innocenzo
出演:エリオ・ジェルマーノ、アストリッド・カザーリ
 

G.そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた

[2021/108分]原題:E noi come stronzi rimanemmo a guardare
監督:ピエルフランチェスコ・ディリベルト Pierfrancesco Diliberto
出演:ファビオ・デ・ルイージ、イレニア・パストレッリ、ピフ
 
予告編を見たら  Pif監督自身も出演していました!
 

H.ある日、ローマの別れ

[2021/116分]原題:Lasciarsi un giorno a Roma
監督:エドアルド・レオ Edoardo Leo
出演:エドアルド・レオ、マルタ・ニエト、クラウディア・ジェリーニ
 
 

I.ディアボリック

[2021/134分]原題:Diabolik
監督:マネッティ・ブラザーズ Manetti Bros.
出演:ルカ・マリネッリ、ミリアム・レオーネ、ヴァレリオ・マスタンドレア
 
同名の人気漫画の映画化 ルカ・マリネッリ主演作
 

J.スーパーヒーローズ

[2021/121分]原題:Supereroi
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ Paolo Genovese
出演:アレッサンドロ・ボルギ、ジャズミン・トリンカ、グレタ・スカラーノ
パオロ・ジェノヴェーゼが 物理学教師マルコと 漫画家アンナの大人の恋愛模様を描いた作品 
 
 
  *  *  *
 
ナンニ・モレッティ特集上映①

K.3つの鍵

[2021/119分]原題:Tre piani
監督:ナンニ・モレッティ Nanni Moretti
出演:マルゲリータ・ブイ、リッカルド・スカマルチョ、アルバ・ロルヴァケル
 
特別上映
 

L.マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究

[2021/97分]原題:Magone – uno studio sui “I crocevia del Fato” di Tsuchida Yasuhiko
監督:田邊アツシ Atsushi Tanabe
出演:土田康彦、宮脇花綸、大友香里、臺佳彦、TERU、403 architecture[dajiba]
イタリア・ムラーノ島でヴェネチアンガラスを制作する日本人作家に迫るドキュメンタリー 初の日本作品
 
 
ナンニ・モレッティ特集上映②

M.息子の部屋

[2001/99分]原題:La stanza del figlio
監督:ナンニ・モレッティ Nanni Moretti
出演:ナンニ・モレッティ、ラウラ・モランテ、ジャズミン・トリンカ
ナンニ・モレッティ特集上映③
 
精神科医のジョヴァンニは 妻と息子 娘と幸せに暮らしていたが 突然の息子の事故死をきっかけに生活は一変し...

 

N.夫婦の危機

[2006/112分]原題:Il caimano
監督:ナンニ・モレッティ Nanni Moretti
出演:シルヴィオ・オルランド、マルゲリータ・ブイ、ジャズミン・トリンカ
経営危機にある映画プロデューサーブルーノと若き監督テレーザは ベルルスコーニを題材にした映画を撮ろうと...
 
 
パゾリーニ生誕100年記念上映

O.アッカトーネ

[1961/117分]原題:Accattone
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ Pier Paolo Pasolini
出演:フランコ・チッティ、フランカ・パスット
 
"アッカトーネ"と渾名される青年ヴィットリオは働きもせず 売春婦マッダレーナのヒモとして自堕落に生きているが 彼女が警察に逮捕され...

 

P.赤い砂漠

[1964/120分]原題:Il deserto rosso
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ Michelangelo Antonioni
出演:モニカ・ヴィッティ、リチャード・ハリス
 
モニカ・ヴィッティ追悼上映
 
 
イタリア映画祭2022 こちら
 
 
* 私はP.フィリベルト監督作品に注目しました!!   
あとは作品ごとに様々な顔を見せる トニ・セルヴィッロ主演作品とか...😊
 
 
 
 
 
 
 
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イタリア映画の名作『ひまわり』50周年記念・HDレストア版で上映中です

2022年03月17日 | イタリア映画・映画

イタリア映画の名作『ひまわり』50周年記念・HDレストア版で上映中です

 

イタリア映画の名作『ひまわり』(i girasoli)の50周年記念で HDレストア版での上映が始まりました

戦争の悲惨さを伝えるこの映画の中では ひまわり畑のシーンが有名ですが キエフから南へ500キロほど行ったへルソン州で撮影されたそうです
 
 
『ひまわり』
 
第二次大戦中のイタリア
ジョバンナとアントニオは  ナポリの海岸で出会い  恋に落ちる
 
しかしアントニオは  アフリカ戦線行きを控えた兵士だったため
2人は出征を遅らせようと 結婚することで結婚休暇を取る 
 
けれど結局 アントニオは最も過酷なロシア戦線に送られることになり...
 
 
全国各地で続々と上映が決まっています
 
※なお、上映で得た収益の一部は 今回の戦禍に於ける人道支援のため寄付に充てられるそうです

ウクライナの国花は ひまわりなのだそうです 

ひまわりは断食期間の貴重な食糧だったとのこと

 

 
映画は こちら
 
 


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「修道士は沈黙する」(Le confessioni)を見ました@アマゾンプライム

2022年03月02日 | イタリア映画・映画

「修道士は沈黙する」(Le confessioni)を見ました@アマゾンプライム

 

ドイツ  ハイリゲンダムの空港に  イタリア人修道士ロベルト・サルスが降り立つ
彼は迎えの車に乗り  ある国際的な会合が開かれる場に向かう...
バルト海に面したリゾート地の高級ホテルで開かれる予定の G8の財務相会議
そこでは世界市場に多大な影響を与える  再編成の決定がくだされようとしている
それは貧富の差を残酷なまでに拡大し 特に発展途上国の経済に 大きな打撃を与えかねないものだ...
 
   *     *     *
 

静かな映画です 

G8財務相会議の前夜  IMFのダニエル・ロシェ専務理事に招かれ 告解を頼まれたイタリア人修道士ロベルト・サルス(トニ・セルヴィッロ)

ロシェは翌朝 自室で遺体で発見される...

自殺か? 他殺か? 

 

修道士には告解の秘密を守る厳格な義務がある 

たとえそれを告白することで 世界を困難から救えるとしても...

静かな海辺のホテルを舞台に 鳥のさえずりとともに 様々な策略が

そして昨夜の秘密が暴かれてゆく...

 

最後は こうきたか~と 唸りました 

トニ・セルヴィッロの静かな魅力が全開です 会議のメンバーには日本人もいましたね

こういう人々によって 世界経済が操られてゆくのですね...

 

「修道士は沈黙する」(アマゾンプライム)は こちら

イタリア映画祭2017」では「告解」のタイトルで上映

2016年製作/108分/G/イタリア・フランス合作
原題:Le confessioni

 

 


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イタリア映画「はじまりの街」(La vita possibile)を見ました@アマゾンプライム

2022年02月23日 | イタリア映画・映画

イタリア映画「はじまりの街」(La vita possibile)を見ました@アマゾンプライム

 

アンナは夫と別れ 13歳の息子ヴァレリオと ローマからトリノへ向かう
親友カルラを頼って 心機一転やり直すつもりだ
新しい街 新しい生活
だが再スタートの基盤を築くのは そう簡単なことではない
 
ヴァレリオの為に必死に働くアンナと 母を思って気丈に振る舞うヴァレリオの気持ちは すれ違っていくばかり
陽気なカルラは そんな二人をさりげなく見守り ようやく親子に
小さな奇跡が訪れる──。
 
先が見えなくても ほんの少しの勇気と愛する心があれば 人生は変わっていく
ラストに見える ささやかだけれど確かな一歩が シャーリー・バッシーが歌うの名曲「This is My Life」とともに心に刻まれる...
監督イヴァーノ・デ・マッテオ

 

マルゲリータ・ブイが演じる母親アンナ 母は強し 

きつい仕事で一人息子との生活を支える気丈な彼女のもとに 

逃げてきた夫からの復縁を願う手紙が... 

息子に隠していたその手紙を ある日ふと読んでしまった息子は 

ショックで姿を消し...

友だちもできぬまま 息子ヴァレリオは 元セリエA選手だった

トラットリアの店主に助けてもらったり ふとしたことから

街の娼婦に近づいてしまい また母親は母親で... 

そんな親子のすれ違いが ある日とうとう爆発して... 

切なくなる映画でした だけどラストは気球に乗って 

一歩前に進む未来を感じさせるシーンと歌声で締めくくられて よかった💖

 

E anche Anna comprenderà che, forse, assieme all'amica Carla, così in una famiglia allargata, potrebbe essere la vita possibile per ricominciare. 

そしてアンナは たぶん 血のつながりのない家族の中で 友人のカルラとともに 人生はやり直すためにあるのではないかと 理解するのだろう(wikipediaより)

 

映画は こちら

サイト(2016年イタリア・フランス映画)は こちら 

 


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パゾリーニ生誕100年「テオレマ 4Kスキャン版」「王女メディア」のお知らせ(2022.3.4~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

2022年02月16日 | イタリア映画・映画

パゾリーニ生誕100年「テオレマ 4Kスキャン版」「王女メディア」のお知らせ(2022.3.4~)@ヒューマントラストシネマ有楽町他

 

メディア」 

エウリピデスのギリシャ悲劇を元に 神話世界を映像化

イオルコス国王の遺児イアソンは 父の王位を奪った叔父ペリアスに王位返還を求める

叔父から未開の国コルキスにある〈金の羊皮〉を手に入れることを条件に出され旅に出たイアソンは コルキス国王の娘メディアの心を射止めて〈金の羊皮〉の奪還に成功

しかし祖国に戻ったイアソンは王位返還の約束を反故にされ メディアと共に隣国コリントスへ

そこで国王に見込まれたイアソンは メディアを裏切って国王の娘と婚約してしまう

メディアは復讐を誓い...

※ピエル・パオロ・パゾリーニの生誕100年を記念した「パゾリーニ・フィルム・スペシャーレ1&2」として上映。

監督・脚本:ピエル・パオロ・パゾリーニ
出演:マリア・カラス、ジュゼッペ・ジェンティーレ、マッシモ・ジロッティ

1969年 イタリア・フランス・西ドイツ

    

   *    *    *

 

テオレマ」4Kスキャン版

北イタリアの大都市ミラノ郊外の大邸宅に暮らす裕福な一家の前に ある日突然見知らぬ美しい青年が現れる

父親のパオロは多くの労働者を抱える大工場の持ち主

その夫に寄りそう美しい妻ルチアと 無邪気な息子ピエトロ 娘オデッタ 女中のエミリア

何の前触れもなく同居を始めたその青年はそれぞれを魅了し関係を持つことで ブルジョワの穏やかな日々をかき乱していく

青年の性的魅力と神聖な不可解さに挑発され狂わされた家族たちは 青年が去ると同時に崩壊の道を辿っていく…

 

音楽:  エンニオ・モリコーネ

 

1968年 イタリア

 

映画は こちら

* パゾリーニといえば 日伊協会で押場先生の 「生誕100年、パゾリーニとその映画たち」のオンラインセミナー(2/18)がありますね!

 

* 情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

 


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華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた<真実>を描くラグジュアリー・サスペンス『ハウス・オブ・グッチ』が全国公開中です(2022.1.14)

2022年02月06日 | イタリア映画・映画

華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた<真実>を描くラグジュアリー・サスペンス『ハウス・オブ・グッチ』が全国公開中です(2022.1.14)

 

ブランドの元祖と呼ばれる 世界屈指のファッション・ハイブランド“GUCCI

華麗なるグッチ一族崩壊の闇に包まれた<真実>を描くラグジュアリー・サスペンス『ハウス・オブ・グッチ』が 2022年1月14日(金)から全国公開中です

 

1995年3月27日  ミラノで実際に起きた“GUCCI”創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチ暗殺事件の 衝撃の真実を描く『ハウス・オブ・グッチ』

グッチ家崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニレディー・ガガが扮します

本作ではパトリツィアとマウリツィオとの結婚  グッチ家に嫁ぎ1970年代から愛  裏切り  退廃   復讐  そしてマウリツィオ暗殺計画に至るまでの 約30年にわたるグッチ一族の崩壊と闇に包まれた真実が明かされます

 

レディー・ガガは「(本作の役作りのため)イタリア語なまりの英語を半年もの間訓練し、ジャーナリストのごとくパトリツィアの人生を掘り下げた」というほど 熱意を込めた演技を披露

豪華オスカー俳優らとの競演にますます期待が高まる映像となっています 

 

映画は こちら

公式サイトは こちら 

 

レディ・ガガに惹きつけられました💖 グッチ一族にこんなエピソードがあったのですね...

 


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ドキュメンタリー映画『白いトリュフの宿る森(The Truffle Hunters)』が公開されます(2022.2.18~)@Bunkamuraル・シネマ他  

2022年01月21日 | イタリア映画・映画
ドキュメンタリー映画『白いトリュフの宿る森(The Truffle Hunters)』が公開されます(2022.2.18~)@Bunkamuraル・シネマ他
 
 
時が止まったかのような 北イタリア・ピエモンテの山の中の 白トリュフハンターの老人たちの静かな暮らしに密着した ドキュメンタリー映画が公開されます
 
写真家マイケル・ドウェックが ピエモンテ州で夜になると森へ<白トリュフ>を探しに出てくる 妖精のようなおじいさんたちがいる……
という言い伝えを耳にしたことから始まり 3年間にわたって作られたドキュメンタリー映画 
 
そこに映し出されるのは 大地に寄り添い 時の流れが止まったような
純粋で美しい暮らし...
 
 
映画『白いトリュフの宿る森』(The Truffle Hunters)
製作国:イタリア/アメリカ/ギリシャ(2020)
監督:マイケル・ドウェック、グレゴリー・カーショウ
製作総指揮:ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』監督)ほか

公式サイトは こちら  
 
 
*情報をいただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
 
 
 
 
 
 
 
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『ゴッドファーザー』シリーズ真の完結編「最終章」50周年記念上映のお知らせ(2022.25~27の3日間限定)@TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田

2022年01月19日 | イタリア映画・映画

『ゴッドファーザー』シリーズ真の完結編「最終章」50周年記念上映のお知らせ(2022.25~27の3日間限定)@TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田

 

巨匠F.コッポラ監督の『ゴッドファーザー』シリーズが今年で50周年を迎えることを記念して 2月25、26、27日の3日間限定で 東京と大阪にて4K上映されることが決定しました

3作目『ゴッドファーザー<最終章>: マイケル・コルレオーネの最期』は 公開当時の作品に コッポラ監督が大幅な再編集を加えた新たな完結編で 今回の上映が日本劇場初公開となります

コッポラ監督は「再編集版は 雰囲気もスタイルも描いている内容も旧編集版とは違うので まったく別物と言えるとても感動的な作品になっていると思います 鑑賞後 全員涙していました」と 新たな最終章のクオリティに大きな自信を覗かせているとのこと

 

『ゴッドファーザー』50周年記念上映は 2月25、26、27日3日間限定で、TOHOシネマズ日比谷TOHOシネマズ梅田にて開催されます

『ゴッドファーザー』は2月25日 『ゴッドファーザー PARTII』は2月26日 『ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期』は2月27日に上映される予定です

映画は こちら

 


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『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』全国ロードショー中です@東宝シネマズシャンテ他

2022年01月05日 | イタリア映画・映画

『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』全国ロードショー中です@東宝シネマズシャンテ他

 

13万でが落札した ダ・ヴィンチの最後の作品といわれる「サルバトール・ムンディ」が 510億円に...!

華やかなオークションの裏で 暗躍する者たちと 蠢く陰謀 ー

 

一体誰が『サルバトール・ムンディ』をここまで高額な絵にしたのか?

この取引で誰がいちばん得して  誰がいちばん損したか? 

そして2017年の落札以来 姿を現していない『サルバトール・ムンディ』は

一体どこにあるのか?


『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』をご覧になって  ぜひその目でお確かめいただきたい

驚愕の事実の数々が皆さんを待ち受けている     (コラムより)

 

映画「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」は こちら

原題:The Savior For Sale/100分/フランス映画  言語は英語です

( TOHOシネマズシャンテは 1/13(木)まで)

 


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仏・伊合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』ロードショーのお知らせ(2022.1.14~)@新宿武蔵野館他

2021年12月30日 | イタリア映画・映画

仏・伊合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』ロードショーのお知らせ(2022.1.14~)@新宿武蔵野館他

 

原作はディーノ・ブッツァーティなのですね!

彼の短編小説は『名作短編で学ぶイタリア語』の「何かが起こった(Qualcosa era successo)」で読みました   終着駅に向かってひた走る列車の中の恐怖が描かれていて ドキドキハラハラしながら読みました(対訳です)

この映画の原作は 1945年にブッツァーティ自身のイラストともに発表され人間をクマになぞらえて普遍的な教訓も語っている ヨーロッパでは半世紀以上にわたって読み継がれているロングセラーとのこと 

 

ストーリー

とおいむかし、シチリアの⼭奥でクマの王レオンスと息⼦トニオは平和に暮らしていた

ところがトニオが猟師に連れ去られたために レオンスは息⼦を探し 仲間とともに雪⼭を下りて⼈間の街へ……⼭々に囲まれたクマの⾥の牧歌的な⾵景は サスペンスが加速するにつれ ⾊鮮やかに輝き出す

雪⼭を滑り降りるクマ軍団の躍動感︕魔法使い ⼈喰いトロル 化け猫 古城の幽霊…… レオンスたちが⽴ち向かう冒険に胸踊らされ 溢れる詩情に酔わされる82分︕

予告編見ましたが スケールが大きくてとっても惹きこまれました💖  

 

映画は こちら

劇場は こちら

 

情報をいだたきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます

皆様どうぞよいお年をお迎えください🎍

 


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