(財)日伊協会のCRONACA 138号は「豊穣なるイタリアンポップスの世界」特集です
2013年夏に発行された(財)日伊協会のCRONACA 138号は 「豊穣なるイタリアンポップスの世界」特集です
7月末には「イタリアンポップスの世界」というイベントも開催されました
1951年に始まったサンレモ音楽祭は有名ですが 中でも1958年の優勝曲「Nel blu dipinto di blu」(ヴォラーレ)はアメリカでも広まり 日本でも知られました
この曲により シンガーソングライターにあたるcantautoreという造語が誕生したのだそうです
1964年には 16才のジリオラ・チンクェッティが優勝し世界中のアイドルとなりました この初登場のシーンは私も 磐佐さん主催のイタリア文化会館ブックフェア会場で開催された「イタリアンポップススペシャル」で見てとても印象に残っています とてもかわいい!
そしてプログレッシブ・ロックのムーブメントの誕生を経て 不況の時そしてイデオロギーの時代 80年代の経済回復期に それぞれどんな音楽が生まれていったのかを詳細に紹介してあります 2000年代の「アミーチ」といわれるオーディション番組が生まれ イタリア音楽が語学や文化の教材にも適していることが書かれていて大変興味深いものでした
磐佐さんは2013年春にイタリア音楽専門情報誌「ムジカヴィータ・イタリア」を創刊されたそうです(季刊)
詳しくは こちら
また 7つのキーワードには 先日やったリスニング教材に出てきた「フェスティバルバール」も入っておりました ジュークボックスの再生回数で競われたという音楽コンテストがかつてありました
続く「私の生活を彩るサウンド・トラック」も 子供の頃に聞いた懐かしい歌への郷愁が描かれており 誰しも切なくなるなつかしい曲が心の中にあるものだなぁ...と思いました
* * *
その他の連載では 「小さな村の大きな人生」で 「大地を守るのは簡単ではないということ」というテーマで 北イタリアの小さな村で誕生日にロバをプレゼントしてもらった少女のことが紹介されていました 幼馴染たちが集う理髪店のシーン パン焼きの日に集う人々の光景... 日々の暮らしを代々に継ぐことの大切さ それこそが大地の持つ意味ではないだろうか そしてそれらに反して今の日本の 海や大地が汚れてしまったまま経済を追っているような今の日本への これでいいのだろうかというメッセージに共感したのでした
また 「イタリアで花開く日本文化」では ミラノで5/3~7/21に開かれたイタリア初の大規模な日本のマンガ展「ミラノ マンガフェスティバル マンガ芸術の200年」のことが紹介されていて興味深々でした!!
イタリアの二重駐車の問題その他色々 今のイタリアの姿を知るには最適の一冊です
「CRONACA 138号」については こちら
*情報をいただきました(財)日伊協会様に心よりお礼申し上げます
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2013年夏に発行された(財)日伊協会のCRONACA 138号は 「豊穣なるイタリアンポップスの世界」特集です
7月末には「イタリアンポップスの世界」というイベントも開催されました
1951年に始まったサンレモ音楽祭は有名ですが 中でも1958年の優勝曲「Nel blu dipinto di blu」(ヴォラーレ)はアメリカでも広まり 日本でも知られました
この曲により シンガーソングライターにあたるcantautoreという造語が誕生したのだそうです
1964年には 16才のジリオラ・チンクェッティが優勝し世界中のアイドルとなりました この初登場のシーンは私も 磐佐さん主催のイタリア文化会館ブックフェア会場で開催された「イタリアンポップススペシャル」で見てとても印象に残っています とてもかわいい!
そしてプログレッシブ・ロックのムーブメントの誕生を経て 不況の時そしてイデオロギーの時代 80年代の経済回復期に それぞれどんな音楽が生まれていったのかを詳細に紹介してあります 2000年代の「アミーチ」といわれるオーディション番組が生まれ イタリア音楽が語学や文化の教材にも適していることが書かれていて大変興味深いものでした
磐佐さんは2013年春にイタリア音楽専門情報誌「ムジカヴィータ・イタリア」を創刊されたそうです(季刊)
詳しくは こちら
また 7つのキーワードには 先日やったリスニング教材に出てきた「フェスティバルバール」も入っておりました ジュークボックスの再生回数で競われたという音楽コンテストがかつてありました
続く「私の生活を彩るサウンド・トラック」も 子供の頃に聞いた懐かしい歌への郷愁が描かれており 誰しも切なくなるなつかしい曲が心の中にあるものだなぁ...と思いました
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その他の連載では 「小さな村の大きな人生」で 「大地を守るのは簡単ではないということ」というテーマで 北イタリアの小さな村で誕生日にロバをプレゼントしてもらった少女のことが紹介されていました 幼馴染たちが集う理髪店のシーン パン焼きの日に集う人々の光景... 日々の暮らしを代々に継ぐことの大切さ それこそが大地の持つ意味ではないだろうか そしてそれらに反して今の日本の 海や大地が汚れてしまったまま経済を追っているような今の日本への これでいいのだろうかというメッセージに共感したのでした
また 「イタリアで花開く日本文化」では ミラノで5/3~7/21に開かれたイタリア初の大規模な日本のマンガ展「ミラノ マンガフェスティバル マンガ芸術の200年」のことが紹介されていて興味深々でした!!
イタリアの二重駐車の問題その他色々 今のイタリアの姿を知るには最適の一冊です
「CRONACA 138号」については こちら
*情報をいただきました(財)日伊協会様に心よりお礼申し上げます
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