日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

アフリカ難民船がイタリア沖で沈没、死者300人超える恐れ(2013.10.3)

2013年10月04日 | イタリアのニュース
アフリカ難民船がイタリア沖で沈没、死者300人超える恐れ(2013.10.3)
【10月4日 AFP】イタリア沖で3日、500人近くのアフリカ難民を乗せた船が出火後に沈没した事故は、犠牲者が300人を超える恐れが出てきた。地中海ではこれまでにも多数の難民が命を落としているが、近年では最悪の事故となった。最終的な死者数は300人を超える恐れがあるとみられている。

 早朝に発生したこの大惨事について、救助隊と地元の漁業従事者は、海中で必死に手を振り、叫び声を上げる難民で「海一面が人の頭で埋め尽くされていた」と、衝撃を隠せない様子で語った。

■沿岸警備隊の注意を引くため毛布に火

 生存者によると、同船にはエリトリアとソマリアの出身者が乗っており、リビアのミスラタ(Misrata)港から出航したという。また出火原因について生存者が救助隊に語ったところでは、船内へ浸水が始まり、近くを通過した漁船に無視されたため、沿岸警備隊の注意を引こうと毛布に火を付けたという。その火は間もなく燃え広がって船内は騒然となり、避難する人々がめいめい海に飛び込んだため船は転覆・沈没したものとみられる。

ランペドゥーザ島は、北アフリカや地中海東部沿岸から欧州連合(EU)に亡命を求めて渡って来る移民の主な玄関口の一つ。移民支援団体のネットワーク「Migreurop」によると、過去20年間に粗末な漁船や小型ボートで欧州へ渡ろうとして海上で絶命した移民の数は推定で約1万7000人に上るという。

 イタリアのエンリコ・レッタ(Enrico Letta)首相はこの事故を「計り知れない悲劇」と表現し、4日を国喪日に指定し全学校で1分間の黙とうをささげると発表した。同首相はまた、この事故は「欧州全体にとっての悲劇」でもあるとして、欧州に上陸する難民数の急増に対応するため、欧州連合(EU)からさらなる支援を得たいという考えも示した。(c)AFP/Ella Ide

詳しくは こちら


*ランペドゥーサ島 それは最近見たアフリカ難民を扱ったイタリア映画『海と太陽』で知りました そして難民たちを乗せた船が粗悪なことは 『13才の夏に僕は生まれた』という 難民を乗せた船に命を助けられた少年の映画で見ました なのに現実にはとうとう恐れていた事故が起きてしまったのです…


イタリア語 ブログランキングへ

にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へにほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする