対談「イタリアワイン&日本料理 ふたつの文化の出会い」に行ってきました(2015.10.20)@イタリア文化会館
対談「イタリアワイン&日本料理 ふたつの文化の出会い」
林 茂 X 杉山 衛
この日はいつものイベントとは少し違った雰囲気で 銀座寿司幸の常連さんとかワイン関係の方などが見えていたようですが 日本語なのでこの日は楽でした(笑)
このイベントはイタリア大使館主催の「イタリアワイン三千年」の一環として開催されたもので 「美味しく楽しいイタリアワイン」「イタリア20州別ワインリスト」等をいただきました
まずはイタリアンプロフェッショナルソムリエの林茂氏が自らの経歴などを踏まえたお話をされ 次に銀座寿司幸本店四代目の杉山衛氏が 7月11日に行われたミラノ万博のJapan Dayに出られた時に着たというコック服を着て登場され バックには四代目自らが登場する「和さ美(WASABI)」という番組のDVDが流れ その美味しそ~うなお寿司の映像を見ながらの対談でした:
イタリアと日本は地理的に似ているだけではなく 四季があり気候的にもひじょうに良く似ていること そしてまた そこで生まれた料理も素材を生かしたシンプルな料理で 両国の料理の基本には多くの共通点があることから 日本には一万軒以上のイタリア料理店があり人気を得ています
このイタリアのシンプル料理に合わせて造られたイタリアワインが、イタリア料理と同様の手法で作られる日本料理に合わないわけがないと考えるのも自然なことです
林氏が1982年にミラノに初めて赴任された時は お店にいらっしゃるお客さまは まだナイフやフォークで日本料理を食べていらしたそうで 箸袋に使い方を印刷してご説明されていたそうですが 30年以上たった今や 外国の方でも上手にお箸が使えるようになっているのですね!
そんな感じで 当時のミラノでのお仕事のこと 料理から始まりイタリアワインについて勉強されて1995年にイタリアにおいて日本人として初めてソムリエの資格を取得されたこと等をお話いただき また イタリアワインと和食について スローフード協会のイベントに出られたり 試飲会だけではなく料理との相性を知るためのディナーを開いたり等 実に様々な試みをされていることをご紹介いただきました
次に 「銀座 寿司幸本店」四代目の杉山さんが登場されての対談に移り ご自身が跡継ぎになられたいきさつ 苦労を苦労と思わないための工夫について 敷居の高い伝統的なお店であっても常に変化が求められている(これはイタリアでも同じ)等々...
林さんがミラノに行かれた1982年にはもう店でワインを導入し始めていた そのきっかけは 日本酒が飲めなくなったお客様のためにワインを置くようになったこと 「お寿司にイタリアワインが合うの?」と尋ねるお客様に対しての お勧めの仕方の極意などを話していただきました 外国人観光客の半数以上が和食といえば「寿司」がトップに来るそうです
また ワインの温度管理に大変気を使っていらっしゃることもよくわかりました ご家庭では 赤ワインなら ご主人が帰宅されたら冷蔵庫から出すくらいがちょうどよい温度になっているとのことで 15~17度くらいから 飲むうちに温度も上がって来る感じでしょうか また難しいのは揚げたての天ぷらにどんな温度のワインを合わせたらよいか とのこと
今日本では一位がフランスワイン 二位は以前はイタリアワインだったのが チリのワインに抜かれたそうで これは関税が下がったことも関係するようです
イタリアワインは海のものと合わせやすい これはイタリアが海に囲まれて海産物が豊富なことからきていますし フランスワインは イタリアよりも緯度が高いため糖度は低く酸味が高くなります 日本人はワインを早く飲みすぎる もっとゆっくり味わってほしい とは 海のものと赤ワインを長年合わせ飲んできたイタリア人の言葉です
レストランだけでなく家でもぜひイタリアワインを飲んでくださいとのことでした~ 飲み比べ方だけでなく ワインと和食の合わせ方のプリントまで配布していただきました(^_^)
そして質疑応答が終了するや 一同ホワイエに移るとそこには...たくさんの日本料理が並べられ 右には赤ワイン 左奥には白ワインが あっというまに列ができて(笑) 皆さん日本料理とイタリアワインをそれぞれに堪能されていました(#^.^#)
スゴイですね~私もいただいてまいりました 本当にありがとうございました!(^^)!
林氏は 日本に来る外国人が増えた今こそ 若い人には意欲を持って外に出てほしい、と30年余にわたるビジネス体験をふまえて語ってくださいました
開催のお知らせは こちら
* 素晴らしいセミナーを開催いただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
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対談「イタリアワイン&日本料理 ふたつの文化の出会い」
林 茂 X 杉山 衛
この日はいつものイベントとは少し違った雰囲気で 銀座寿司幸の常連さんとかワイン関係の方などが見えていたようですが 日本語なのでこの日は楽でした(笑)
このイベントはイタリア大使館主催の「イタリアワイン三千年」の一環として開催されたもので 「美味しく楽しいイタリアワイン」「イタリア20州別ワインリスト」等をいただきました
まずはイタリアンプロフェッショナルソムリエの林茂氏が自らの経歴などを踏まえたお話をされ 次に銀座寿司幸本店四代目の杉山衛氏が 7月11日に行われたミラノ万博のJapan Dayに出られた時に着たというコック服を着て登場され バックには四代目自らが登場する「和さ美(WASABI)」という番組のDVDが流れ その美味しそ~うなお寿司の映像を見ながらの対談でした:
イタリアと日本は地理的に似ているだけではなく 四季があり気候的にもひじょうに良く似ていること そしてまた そこで生まれた料理も素材を生かしたシンプルな料理で 両国の料理の基本には多くの共通点があることから 日本には一万軒以上のイタリア料理店があり人気を得ています
このイタリアのシンプル料理に合わせて造られたイタリアワインが、イタリア料理と同様の手法で作られる日本料理に合わないわけがないと考えるのも自然なことです
林氏が1982年にミラノに初めて赴任された時は お店にいらっしゃるお客さまは まだナイフやフォークで日本料理を食べていらしたそうで 箸袋に使い方を印刷してご説明されていたそうですが 30年以上たった今や 外国の方でも上手にお箸が使えるようになっているのですね!
そんな感じで 当時のミラノでのお仕事のこと 料理から始まりイタリアワインについて勉強されて1995年にイタリアにおいて日本人として初めてソムリエの資格を取得されたこと等をお話いただき また イタリアワインと和食について スローフード協会のイベントに出られたり 試飲会だけではなく料理との相性を知るためのディナーを開いたり等 実に様々な試みをされていることをご紹介いただきました
次に 「銀座 寿司幸本店」四代目の杉山さんが登場されての対談に移り ご自身が跡継ぎになられたいきさつ 苦労を苦労と思わないための工夫について 敷居の高い伝統的なお店であっても常に変化が求められている(これはイタリアでも同じ)等々...
林さんがミラノに行かれた1982年にはもう店でワインを導入し始めていた そのきっかけは 日本酒が飲めなくなったお客様のためにワインを置くようになったこと 「お寿司にイタリアワインが合うの?」と尋ねるお客様に対しての お勧めの仕方の極意などを話していただきました 外国人観光客の半数以上が和食といえば「寿司」がトップに来るそうです
また ワインの温度管理に大変気を使っていらっしゃることもよくわかりました ご家庭では 赤ワインなら ご主人が帰宅されたら冷蔵庫から出すくらいがちょうどよい温度になっているとのことで 15~17度くらいから 飲むうちに温度も上がって来る感じでしょうか また難しいのは揚げたての天ぷらにどんな温度のワインを合わせたらよいか とのこと
今日本では一位がフランスワイン 二位は以前はイタリアワインだったのが チリのワインに抜かれたそうで これは関税が下がったことも関係するようです
イタリアワインは海のものと合わせやすい これはイタリアが海に囲まれて海産物が豊富なことからきていますし フランスワインは イタリアよりも緯度が高いため糖度は低く酸味が高くなります 日本人はワインを早く飲みすぎる もっとゆっくり味わってほしい とは 海のものと赤ワインを長年合わせ飲んできたイタリア人の言葉です
レストランだけでなく家でもぜひイタリアワインを飲んでくださいとのことでした~ 飲み比べ方だけでなく ワインと和食の合わせ方のプリントまで配布していただきました(^_^)
そして質疑応答が終了するや 一同ホワイエに移るとそこには...たくさんの日本料理が並べられ 右には赤ワイン 左奥には白ワインが あっというまに列ができて(笑) 皆さん日本料理とイタリアワインをそれぞれに堪能されていました(#^.^#)
スゴイですね~私もいただいてまいりました 本当にありがとうございました!(^^)!
林氏は 日本に来る外国人が増えた今こそ 若い人には意欲を持って外に出てほしい、と30年余にわたるビジネス体験をふまえて語ってくださいました
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* 素晴らしいセミナーを開催いただきましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
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