サンドロ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)&デブラ・ファスト(ヴァイオリン)リサイタルに行ってきました(2017.9.15)@イタリア文化会館
リコルディ(Casa Ricordi)は ミラノにある楽譜出版社ですが ここ2世紀の貴重なオペラの楽譜 台本 ポスター 書簡等を「リコルディ・アーカイブ/Archivio Storico Ricordi」としてイタリアの文化当局の保護下において ブレラ宮(Palazzo di Brera)に保存されています
オリジナルの他に すべてのデータをデジタル化して 利用できるようになっているとのこと
この日は満席で イタリア文化会館パオロ・カルベッティ新館長の挨拶に続き リコルディ・アーカイブのディレクターによる 映像及び説明がなされたのち いよいよ演奏となりました
L.ダマラーティ(L.Damarati)の 「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲『日本の追憶』」は 世界初演とのことで これはこのリコルディ・アーカイブならではの初の演奏となりました
ヴァイオリンの響きが素晴らしく メロディはどこか中国風の味わいもありましたが 長い間眠っていた楽譜が息を吹き返した瞬間に 居合わせることができて嬉しいです
また後半での F.ショパン/D.プライラーの 「エチュードOp.25 No.7 嬰ハ短調 左手奏法編曲」もまた 「世界初演」とのこと すごいですね
そして ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ これは大好きな曲です(A.ワイダ監督のポーランド映画でも演奏されているシーンがあるのですよね)
リストの 「葬送(詩的で宗教的な調べ)」は 鍵盤の最も左側の低音部分を力強く叩き続ける 葬送にふさわしい 死出の旅路に赴くような響きで 私は今までの家族の死のシーンをつい思い返してしまったほどでした
次の 「エステ荘の噴水」は対照的で 緑輝くエステ家の別荘の 光に輝く噴水の水しぶきが見えるような演奏 そして「半音階的大ギャロップ」も 馬の軽快な走りが目に浮かぶようでした とにかくラストにかけてはその迫力はいや増し 腱もよくもつなぁと(男性の方が腱は強いのですが)感心しきりでした すべて演奏し終えた瞬間の 鍵盤から手を離した瞬間の ふと意識が途切れそうな程の ふっ という安堵感が伝わってきました
ピアノの音色も柔らかく 迫力ある素晴らしい演奏でした
アンコールでは かわいい小曲(タイトルは聞こえなかった)を披露してくださいました
世間の騒々しさを一瞬忘れることができた ステキな夜でした
← チラシの写真はトゥーランドット(Turandot) 素敵です
リコルディ・アーカイブは こちら
開催のお知らせは こちら
素晴らしいコンサートを開催してくださいましたイタリア文化会館様に心よりお礼申し上げます
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オリジナルの他に すべてのデータをデジタル化して 利用できるようになっているとのこと
この日は満席で イタリア文化会館パオロ・カルベッティ新館長の挨拶に続き リコルディ・アーカイブのディレクターによる 映像及び説明がなされたのち いよいよ演奏となりました
L.ダマラーティ(L.Damarati)の 「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲『日本の追憶』」は 世界初演とのことで これはこのリコルディ・アーカイブならではの初の演奏となりました
ヴァイオリンの響きが素晴らしく メロディはどこか中国風の味わいもありましたが 長い間眠っていた楽譜が息を吹き返した瞬間に 居合わせることができて嬉しいです
また後半での F.ショパン/D.プライラーの 「エチュードOp.25 No.7 嬰ハ短調 左手奏法編曲」もまた 「世界初演」とのこと すごいですね
そして ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ これは大好きな曲です(A.ワイダ監督のポーランド映画でも演奏されているシーンがあるのですよね)
リストの 「葬送(詩的で宗教的な調べ)」は 鍵盤の最も左側の低音部分を力強く叩き続ける 葬送にふさわしい 死出の旅路に赴くような響きで 私は今までの家族の死のシーンをつい思い返してしまったほどでした
次の 「エステ荘の噴水」は対照的で 緑輝くエステ家の別荘の 光に輝く噴水の水しぶきが見えるような演奏 そして「半音階的大ギャロップ」も 馬の軽快な走りが目に浮かぶようでした とにかくラストにかけてはその迫力はいや増し 腱もよくもつなぁと(男性の方が腱は強いのですが)感心しきりでした すべて演奏し終えた瞬間の 鍵盤から手を離した瞬間の ふと意識が途切れそうな程の ふっ という安堵感が伝わってきました
ピアノの音色も柔らかく 迫力ある素晴らしい演奏でした
アンコールでは かわいい小曲(タイトルは聞こえなかった)を披露してくださいました
世間の騒々しさを一瞬忘れることができた ステキな夜でした
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