日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

特別セミナー 『イタリア語のなかのラテン語(そしてイタリア語をこえて)』&イタリア語総合コース修了証 授与式に行ってきました(2019.9.28)@(公財)日伊協会

2019年10月03日 | イタリア関連の催し
特別セミナー 『イタリア語のなかのラテン語(そしてイタリア語をこえて)“ Il Latino nell’italiano (e non solo …)”』&イタリア語総合コース修了証 授与式に行ってきました(2019.9.28)@(公財)日伊協会




もうここの総合コース終了証授与式6回目となるそうです いつもここに行くとアットホームな雰囲気にこちらも楽しくなります♡ ← 行く前にたいていOAGと 伝統工芸青山スクエアに立ち寄ります~

修了式と修了生スピーチ・記念撮影に続き アマデイ先生のセミナー そして続く懇親会では 先生方や知人たちとワイン片手におしゃべり! 先生手作りのスポンジケーキ美味しかったです(#^.^#)

思えば13年間 あちこちの語学学校に顔出し続けて だんだんと知り合いも増えてきました~

今日のセミナー 「イタリア語のなかのラテン語(そしてイタリア語をこえて)“ Il Latino nell’italiano (e non solo …)”』は 2018年12月のイタリア語スピーチコンテスト終了後の アマデイ先生と押場先生の「イタリア語よもやま話Part 3」の時の内容をさらに膨らませてくださり 今日はたっぷり聞かれました!!
 

イタリア語はラテン語に由来する言語なので ラテン語の表現がけっこう使われますが 中にはそうだと意識されないものもあります
でも今のイタリア語は もはやラテン語からは独立した言語で 独自の形態を持っています
たとえば冠詞(articolo)は ラテン語にはなかったのです ただしラテン語には格変化(declinazione)があったのです

日常のイタリア語で使われるラテン語の表現は まるで化石のように 時の流れのなかで変わることなく 今に伝わるもので また日本でも あるいは他の国々でも使われているものもあるのですね 
このセミナーではそんなラテン語の表現が イタリア語のなかで そしてイタリア語をこえて 
どのように使われているのかをご紹介いただきました:


vs.
 versus ベルスス  ← バーサスではありません!

BRUTUS 
ブルートゥス  ← 日本の雑誌にこの名前がつけられたのがありますね 

E Pluribus Unum エ・プルリブス・ウヌム  多数から一つへ 
「多州から成る統一国家」であるアメリカ合衆国を表し アメリカの1セントコインで使われています

S.P.Q.R. 
セナートゥス・ポプルスクェ・ ローマーヌス Senatus Populus Que Romanus/Senato Popolo Que Romano/元老院とローマの人民)
4文字は座りがよいとのこと 世界の国でもこれをまねている例(SPQB/Belgioなど)をご紹介いただきました

Bis
ビス もう1回 という意味ですが 面白い小噺をご披露してくださいました ^^) _旦~~


Data (da "datum")
ダータ  datumは単数形 Dataは複数形です 日付

Media (da "medium")
メディア 英語ではなくラテン語由来です 平均 
 英語のマス・メディアは 正しくは mezzi di cumunicazione di massaですね

Monitor
 モニトル (名詞) モニター装置
  これは precettore 個人の(住み込みの)家庭教師 から来ていますが 
  英語ではモニタリングと monitorは動詞化しています

Plus  
プルス もっと先へ これも英語ではなくラテン語ですね 

Super 
 スーペル ラテン語も発音は同じです 上に、越えて

Crema Nivea
 クレーマ ニベア   niveaは 雪(neve)のように白い という意味の形容詞です

A.M. 
= Ante Meridiem (antimeridiano) 午前

P.M.
= Post Meridiem (post meridiem) 午後 


A.C. = ante Christum natum 
  (avanti Cristo, a.C.) 紀元前

P.C. = Post Christum natum
  紀元後 イタリア語では d.C. = dopo Cristo

A.D. = Anno Domini
(nell'anno del signore) キリストの生まれたあと 紀元後 
ちなみに 英語のA.C.は after Christo でイタリア語と反対ですね!


ad hoc
 アドック (ラテン語は hは発音しない) per questo このために 

ad honorem 
 アド オノレム per onore 名誉のために
ちなみに professore ad honorem は名誉教授 professore emeritus も同様とのこと

Agenda  
アジェンダ 「なされるべきこと」という意味 議題 行動計画 手帳という意味もあります

Alibi (ad+ibi)
アリバイ 日本語にも英語にもなっていますね 
ad は altrove 他のところ ibiは lì ここ 「よそで」という意味です

Bonus
ボーヌス  buono 良い ちなみに malus は  cattivo 悪い

Campus
 カンプス  広場 郊外 場所 テリトリー

curriculum vitae (C.V.)  
クリクルム・ビーテ 履歴書 (私の人生の歴史) ← 面接シーンのレッスンでやりました~

Ergo 
エルゴ  ~だから quindi, perciò
 ← Cogito ergo sum  コーギト・エルゴ・スム 我思う、故に我在り  Penso quindi sono

Excelsior
(Celsior?!) エクセルシオール 天の上 より高い という意味ですね

Extra 
エクストラ (前置詞) fuori 外  eccezionale, troppo の意味

Forum
フォルム foro 公共広場 集会(reunione)

Juventus
フヴェントゥス  gioventù 青年期

Junior(es)
ユニオル   ジュニアの 

Senior(es)
 セニオル   シニアの

Magnitudo マンニトゥード  大きさ 等度  magnusは 大きい

Propaganda プロパガンダ 普及 propagare(普及させる/diffondere)から来ています

Virus
ヴィールス  vereno 毒 ですね

SALUS
サルース salute 健康からきています 小病院ですね
同名の雑誌もあります

そしてラストは...


Valete!
State bene! お元気で!
というあいさつで終了しました!(^^)!


特別セミナーは こちら

素晴らしいセミナーを開催してくださいました(公財)日伊協会様に心よりお礼申し上げます





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