日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』(2019.11.15~)@Bunkamuraル・シネマ他

2019年10月30日 | イタリア映画・映画

『LORO(ローロ) 欲望のイタリア』ロードショーのお知らせ(2019.11.15~)@Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他



トランプなんて 子どもだましさ...


トニ・セルヴィッロ演じるベルルスコーニ まさに怪演!

グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』など 圧倒的な映像美で人生の甘美と悲哀を描き、21世紀の映像の魔術師とも呼ばれるイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ

待望の最新作となる本作では スキャンダルにまみれたイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルに選んだ

時は2006年

因縁の政敵に敗北し失脚したベルルスコーニは 首相の座に返り咲くときを虎視眈々と狙っていた

政治とカネ マフィアとの癒着 職権乱用は朝飯前
燃え尽きることなき野心と共に いよいよ怪物が動き出す――

9年にもわたって首相の座につき 国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なる 陶酔の157分


ベルルスコーニを演じるイタリアの名優トニ・セルヴィッロ(『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『修道士は沈黙する』)の怪演も 本作の大きな見所です

燃える尽きることのない野心 欲望を満たすためなら手段を択ばない狡猾さと 圧倒的なパワーとともに 虚栄の先の孤独までも体現してみせる

一方ベルルスコーニに近づき 成り上がろうとする青年実業家セルジョに 現代のイタリア映画界には欠かせない実力派リッカルド・スカマルチョ(『あしたのパスタはアルデンテ』『ローマでアモーレ』)

また 妻ヴェロニカを演じるエレナ・ソフィア・リッチは本作の演技が称賛され 2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 2018年ナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞に輝いた

R-15+指定作品とのこと

LORO(ローロ) 欲望のイタリア』
監督:パオロ・ソレンティーノ  
出演:トニ・セルヴィッロ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョ R-15+
2018年/イタリア/イタリア語/157分/原題:Loro/英題:Them/日本語字幕:岡本太郎/配給:トランスフォーマー

映画は こちら


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