「第1回 日独Mangaコンクール授賞式・展示会」に行ってきました(2020.1.16~1.19)@(公財)日独協会
待ちに待った「第1回日独Mangaコンクール」授賞式(2020.1.16)の前日のお手伝いと表彰式に行ってきました!!
漫画を描いてベルリンに行こう!!というコンセプトのもと (公財)日独協会とベルリン独日協会の共催で 東京・ベルリン友好都市提携25周年記念事業の一環として 東京とベルリン双方で初めて実施された漫画コンクール 夢のようです💛
漫画を描いてきた私自身も 実はなみなみならぬ思い入れがあり お手伝いに行く前の夜に夢で見たくらいです(笑)
今回の公募作品のテーマは「ベルリン/東京に行かなくちゃ!」で 人々がベルリンあるいは東京に行きたくなる理由や状況を漫画で表現してもらうものです
ベルリン側ではすでに8回 隔年で開催されてきましたが 今回は若い方たちを中心に ドイツ側10名 日本側8名の入賞作品が展示されました
成人部門1等の方には 全日空のベルリン行きチケットとベルリンのホームステイ2週間 特別賞としてハムとワインセットです!!!
そして ドイツ側の1等入賞者が 東京にホームステイに来るのですね
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文京シビックセンターの区民ホールの案内板
授賞式では日独協会中根副会長 文京区佐藤副区長 イナ・レーベル駐日ドイツ大使 の皆様が順番に祝辞を述べられました 日独双方での漫画での交流を 若者交流・文化交流のプラットホームにしたいとのメッセージでした
会場は文京区シビックセンターですが(私はこの授賞式の日も別の会議で行ってました) 文京区は オリンピック・パラリンピックのドイツのホストタウンとなっているのです そのためクリスマスマーケットその他のイベントが文京区で開催されているのですね(^.^)
日本側(8名)は 成人部門 1等1名 特別賞1名 入賞5名 ティーン部門 入賞1名
ドイツ側(10名)は 第1部(18才以上) 1等 2等 3等 各1名
第2部(13~17才) 1等 1名
第3部(12才以下) 1等 1名
ベルリン市長特別賞 1名 なんと12才!
日本大使館特別賞 1名 なんと10才!
ベルリン州政府教育・青少年・家族大臣奨励賞 2名
ブランデンブルク州教育・青少年・スポーツ省特別賞 1名 となっています
日本側は初開催ということもあり ティーン部門は1名にとどまりましたが ドイツ側は8回も開催実績があるので年齢の若い方の参加が多くすそ野が広がっており これからの課題ですね
また賞もバラエティに富んでいますね (イタリア語スピーチコンテストで毎年どんな賞があるか等ウォッチングしてきたので特に気になります~)
表彰と記念撮影のあとは 座談会に入りました
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座談会の様子
成人部門1等で 見事ベルリン行きのチケットをゲットされたよしいえあさみさんの受賞作は 「Mahlzeit」というドイツの食への憧れをテーマにした作品ですが 彼女は現代美術でも活躍され その作家活動をベルリン行きでさらに広げてゆきたいとのこと
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成人部門1等のよしいえさん
成人部門ではシニアの男性 ベアさんが 1990年に初めてベルリンに行った時のエピソードをもとに 20年後に送った小包がベルリンに行き戻ってくるというほのぼのとした作品を描いて 特別賞を受賞されました 図書券とハム・ワインのセットです 最高齢で勇気づけられました(^.^)
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特別賞「小包ベルリンへ行く」ほのぼのとした夢のある作風に和まされます♡
成人部門で入賞されたたちばなよしこさんは 漫画専門学校を卒業された方で 若い感性ではじけるパワーの "キャラの立つ"作品で圧倒されました 入賞者にはハムとワインのセットです
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後ろに写るのがたちばなさんの作品「カイザーよじよじ」
成人部門で入賞された秋吉あやさんの「君をとらえるベルリンの風」は かっわいい作風です♡ やはり子供の頃から漫画が好きで描いてきて またドイツも好きで大学ではドイツ語を専攻されたそうで ベルリンにもいらしたことがあるそうです その写真も作品に組み込まれている力作でした!
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作風がとにかく可愛い♡ 作者そっくり!!
ドイツが好きで 漫画が好きで 昔の私そっくりな人たちが集まったこの日の表彰式を 私は決して忘れません
コンクールを公募雑誌やネット(コンクールを告知するいくつかのサイト)で知ってから 皆さん短期決戦で臨まれたようです 漫画って描くのに時間かかるんですよ...ほんとにお疲れ様でした!!
ドイツ側の作品も 日本の漫画とはまた違った作風で 日本語訳を読みながら楽しませていただきました 2日間ともじっくり読ませていただきました♡
1等(東京のホームステイされる方)の作品「ヒキ-ホスト」は 日本に来たドイツ人と 日本の引きこもりの男性との交流が不思議な味の作品で秀逸でした ペンタッチが確実です ちなみにドイツには引きこもりという概念がないそうです
今の若い方たちの目で見たドイツ ベルリン...私の知っている ベルリンの壁のあった頃 壁崩壊の頃のベルリンとはやはり違いますね 若い感性で未来を感じさせてくれました
ドイツ側の審査員(日本人を含む)が日本側の作品も審査されたそうで テクニック ストーリー性 そして何よりもひらめき アイディア ユニークさを重視されたとのこと
2021年は 日独修好160周年記念の年でもあり 様々なイベントが開催されますが 日独漫画家の交流等もあるのでしょうか? 期待されますね(^.^)
私も表彰式は絵本翻訳大賞等に来賓として出ていますが 今回は準備から関われて裏方の苦労もよくわかりました また昨年12月のイタリア語スピーチコンテストでも日伊協会賞をいただき その感動がさめやらぬうちの漫画コンクールの授賞式... 感無量でした
参加者の方からは エントリーの方法が 他の漫画コンクールよりもハードルが低めで入りやすかったとの感想をいただきました 基本的にA4版8ページ もしくは16ページ というものです
日独MANGAコンクールの応募要項は こちら
日独MANGAコンクール 授賞式・展示会
日時: 2020年1月16日(木)~1月19日(日)
場所: 文京シビックセンター 地下2階区民ひろば(授賞式、展示会とも同じ会場)
授賞式: 2020年1月16日(木)15時~16時(予定)
展示会: 2020年1月16日(木)14時~17時(予定)
2020年1月17日(金)~19日(日)9時から17時
また 2月10日(月)~16日(月) OAGホールでも展示される予定です
詳しくは こちら
ベルリン独日協会のMangaコンクールのお知らせは こちら ← 2年ごとで 毎回違うテーマです♪
素晴らしいMangaコンクールを開催・後援してくださいました関係者の皆様に心よりお礼申し上げます
追記
第2回日独Mangaコンクールのお知らせは こちら
作品募集:2021 年4 月1 日~8 月31 日
表彰式および展示会:2021 年11 月末頃から2022 年1 月末を予定