コロッセオに新しい床を設置へ、イベント開催も視野に(2021.5.3)@BBC News
コロッセオの床を新設する計画が 2021年5月2日(日)に発表されました
ダリオ・フランチェスキニ文化相(il ministro della cultura Dario Franceschini)は 新しい床は木製で 格納式になると説明しています
10社が参加した入札で ミラノの建設会社ミラン・インジェニエリア (i progettisti di Milan Ingegneria)が1,850万ユーロ(約24億3500万円)で落札し 2023年に完成予定とのこと
コロッセオの床は19世紀の発掘調査で取り除かれ 剣闘士や猛獣が待機していたトンネル構造がむき出しになっています
床が再建されれば コロッセオ内で文化イベントを開催することも可能になるとのことです
何百もの木製の羽根板(pannelli mobili)が回転することで 地下に自然光や風が入るようになり
耐久性を高めた木材アコヤ(legno di Accoya)を用いて 完全に取り外せる構造の床を設置し
雨水を集めて (riciclo delle acque piovane) 観光客用トイレに使用するとのことです
ニュースは こちら
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イタリアのニュース "High tech e green, ecco come sarà l'arena del Colosseo sarà pronta nel 2023. Franceschini, passo avanti per tutela"(2021.5.3) は こちら← 完成予想図が見られます
finanziato dal 2015 con 18,5 milioni di euro.
2015年から18,500,000ユーロを資金供与した
l'anfiteatro ospiterà simbolicamente il primo incontro dei ministri del G20 cultura.
この円形劇場は象徴的に G20の文化大臣たちの最初の会合を受け入れるだろう
Renzo Piano Mario Cucinella Arata Isozaki Rem Koolas
Fabio Fumagalli di Labics 等も関わる予定とのこと
ただし 他の顧みられていない遺跡に予算を使うべき等の 様々な批判もあるそうです
もう一つ 昨年12月のイタリアの記事:
"Il Colosseo tra ricostruzione e tecnologia.
I lavori cominceranno nel 2021 Il bando per la gara on line devono arrivare entro il 1 febbraio 2021. Stanziati 18,5 milioni di euro"(2020.12.22)は こちら
私は 他の遺産にも予算を...とは思います
* 写真は 2008年10に訪れたコロッセオ あの時中まで入ればよかった...