アッピア街道がイタリアの世界遺産候補に(2023.1.9)@イタリアのニュース
アッピア街道が イタリアの世界遺産候補になったというニュースが2023年1月に入りました!
といっても暫定リストの中から 次の世界遺産候補に選ばれたということで 審議は2年後です
記事 "Via Appia patrimonio dell'umanità", la Regina delle strade candidata ufficiale Unesco: il 10 gennaio la firma (2023.1.9)は こちら
要約: ディオクレティアヌス浴場(Terme di diocleziano)にて 公文書の合意が達成された ローマからプリンディシまで続く900kmのアッピア街道(Via Appia Regina Viarum)は 「街道の女王(La Regina delle strade)」とも呼ばれている
cursus publicus というローマ帝国の郵便サービスシステムにとって アッピア街道はなくてはならないものであり ローマからプリンディシまで 約13~14日間で行けた (UNESCOのサイトより抜粋)
ちなみに
アッピア街道(Via Appia): 312a.c. アッピオ・クラウディオによって建設された ローマからカプアに至る街道で のちにブリンディシまで延長された 別名「街道の女王(regina viarum)」という (伊和中辞典より)
これはもう ポンペイ等のようなローマ時代の遺跡のひとつとして 充分世界遺産になる価値があると思うのですが...😊
イタリアの世界遺産の候補リスト (Candidature alla lista dei patrimoni dell'umanità d'Italia) は こちら
アッピア街道は ラツィオ州・カンパーニャ州・バジリカータ州・プーリア州にまたがり 文化遺産の候補で 登録基準の項目は (i)(iii)(iv)(v)(vi) です
i 人間の創造的才能を表す傑作 iii 文明の存在を伝承する物証・文明の交流
iv 建築物、科学技術の集合体、景観を代表する顕著な見本 v 伝統的居住形態 陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本 vi 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事) 生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品等
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あの... まだ候補ですからね~( `ー´)ノ 世界遺産になったのではないのであわてずに~(笑) ← 2023年の予定のチヴィタ・ディ・バーニョレッジョは ウクライナ侵攻で2022年に第45回世界遺産委員会が開けずに 2023年に持ち越しなのです...
2022年時点でのイタリアの候補は こちら
登録手続き(時期など)は こちら
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2023年7月の世界遺産委員会では チヴィタ・ディ・バーニョレッジョが審議にかけられ 2025年7月には ICOMOS等の勧告次第ですが アッピア街道が審議されるのかな? ICOMOSの審査は1年半もかかるのです...
ちなみに ボローニャが候補になったニュースは 2019年1月17日 でした
実際に世界遺産に登録されたのは 2021.7.28のニュースでしたからね💕
(コロナで2020年が開催されず 2021年に 2020年と2021年とまとめて開催されて ボローニャは2021分でした~ ややこしい!!)
なので 2023年1月17日にアッピア街道が候補になったニュース うまくすると 2025年7月に登録されるのでしょうか?? ドキドキ...💛
ともあれ 古代ローマ帝国関連の遺跡は 水道橋や温泉施設 リーメス(ローマ帝国の国境線)等 だいたい無事に登録されていますんで 個人的見解ですが 手ごたえあり...かな??
2024年の候補も調べてみましたがわからず... また世界的に何かが起きて延期されたりとか...トホホ