フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ダジャレの効用

2020年08月01日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

すごく面白いことがあったんだけど、うまく言えるかな。

どう伝えたらいいか途方に暮れています。まあ、頑張ってみますね。

僕は毎朝かならず卵を食べるんで、夜に冷蔵庫を見て、無いとコンビニに買いに行きます。

それで、ちまちま買ってると面倒くさいから、卵2パックくらいは買います。

買いに行く先のコンビニには、おっさんの店員がいる。よく知っている人だ。

そして、僕がいつも卵を買いに来ることも知っている。

いつだったか、そのおっさんが「その卵、えぐいね」と言った。

僕は、はぁー、何言ってるんだろうと思った。いまいち意味が分からなかった。

それで、その次のときは、はっきり言った。「その卵、エッグ」と。

僕は冷静に、ああそれダジャレですね、と答えた。

とくに笑いもしなかったと思う。別に面白くも何ともなかったから。愛想笑いくらいしたかな。

まあ、陽気で明るく楽しい人だ。割と好きですよ。


それで、ちょっと前に、同じように卵を買いに行った。

その時は、僕の前に若い大学生みたいな男の子がレジにいた。メガネをかけたまじめ君だ。のび太みたいな感じ。

彼は、ジュースやらお菓子やら甘いのを買っていた。それを、レジに置いた。

その後におっさん店員に,チキンください、と言った。

おっさん店員はすかさず「チキンはチキンと食べましょう」と小声で言った。なぜか僕の顔もちらっと見た。

一瞬、時間が止まったような感じがした。その場に変な空気が流れたからだ。

それを聞いていたまじめ君の顔が、どうしたらいいかわからないみたいな変な顔になった。

僕は、まじめ君のおかしな顔を見ると、その瞬間、声を出して、笑ってしまった。

しょーもないダジャレとまじめ君の顔がツボに入ってしまったのだ。

しばらく笑いが止まらなかった。ははははは。まじで困りました。

まじめ君も僕が笑うと、つられて笑っていた。

今まででコンビニであんな経験はしたことがない。

そのとき、心底、このおっさんには負けたよ、と思った。

彼はウケなくても言い続ける鉄のハートを持っている。打たれ強い。

卵をレジに持っていったときのおっさんの勝ち誇ったような顔をみんなに見せたかったですよ。

でもさ、少しうっとうしいかもしれないけど、誰も傷つかないし、いいんじゃないかな。

なんとなく、ダジャレは世界を救うかもしれないなと思いました。そのときは。

コメント (4)
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