フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

二分法と三分法

2020年08月20日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

今日はややこしい話です。頭の体操だと思ってください。

昔ですが、「私に好かれようとしてる?」って女性に聞かれたことがあった。

「いや、嫌われないようにしてる」と僕は答えました。

「うまいこと言うね」と彼女に言われました。

うまいことというか、それは論理学なんだよな、と僕は心の中でつぶやきました。

今日は、この心の中のつぶやきについて、ちょっと説明したいと思います。


まず、二分法的な考え方がありますよね。

好き/嫌い です。

この場合、好きじゃないと言ったら、嫌いになります。

わかります? 

カッコ「」の部分を、自分の言いたい所だとしますね。

好きじゃない、ということは

好き「嫌い」となります。

好きではないのだから嫌いですよね。


でも、僕の頭の中は二分法ではないんです。

三分法です。

好き/どちらでもない/嫌い です。

この三分法で、「好きじゃない」と言ったら?

好き 「どちらでもない 嫌い」です。

好きではないけど、嫌いだとは限らない。どちらでもない可能性があります。

わかります?

じゃあ、最初の例で考えましょうね。

「好かれようとしてる?」は 

彼女をなんとかして好きにしようと狙っているわけです。

だから、

「好き」 どちらでもない 嫌い 

黒いところを狙っているわけですね。

これに対して、「嫌われないようにしてる」は、少なくとも嫌いの部分を避けようとしているので

「好き どちらでもない」 嫌い となります。


じゃあ、おさらいです。

「僕は、あなたに嫌われたくないんだ」

「僕を好きになってほしいんだ」

は狙っているところが違いますよね。

前者は「好きどちらでもない」嫌い

後者は「好き」どちらでもない嫌い

になります。

ややこしい話でした。ごめんなさい。

昔にも似たようなブログを書いていました。よったらどうぞ。

二分法の罠に引っかからないこと

コメント
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