8月15日は日本が敗戦した日なので、たまに真面目な話をしてもいいですかね。
できるだけ簡単に話します。
最近、米中が対立して、時代が大きく変わりつつあります。
しかし、2015年頃から、少しずつ米中の対立が起こっていました。水面下で。
ところで、話は変わりますが「社会契約」という考え方があります。
国家が国民を統治できるのは社会契約したからだ、という考え方です。
社会契約する前は、法のない自然状態です。
この自然状態のときに、人間はどう振る舞うのでしょうか?
1、ホッブスは、万人による万人の闘争が起こるといいました。簡単に言うと殺し合いです。
ホッブスは、性悪説で、人間を悪く考えています。人間は自分の生存のことしか考えていないと。
2、それに対し、ルソーは自然状態では、争いは起こらず平和的だと考えました。
しかし、文明が発達すると富に不平等が起こります。それを正すために社会契約が必要だといいます。
ルソーは、性善説です。人間は人への同情心を持っているから、相手に優しくできる存在だといいます。
問題は、不平等を生み出す文明社会にあると考えています。
僕は、ルソーの人間に対する考え方を支持していました。
人間ってそんなに悪くないぞと。
しかし、中国共産党を見ていると、どうかなと思い始めています。
人間は同情心だけではないですね。香港やチベット・ウイグルの今の状況を想像してみてください。
そこでは恐ろしいことが行われています。
やはり、ホッブスが言うように、法が機能しないと万人による万人の闘争が起こるでしょう。
そして、闘争の結果、強いものが勝ち、どんどん権力を持っていきます。
日本の国内だけを見ていると、ルソーの考え方も正しいように思えますけどね。日本人は優しいから。
しかし、世界は、日本のように平和的ではありません。もちろんアメリカもです。暴動を見れば分かるでしょ。
これから先は、国内の狭い政治だけを見ているのではなく、広く世界を見ていないといけません。
世界では、すでに万人による万人の闘争が起こっていますからね。
ゆでガエルになってると、日本もいつか香港やウイグルのようになるでしょう。
ゆでガエルとは、
「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出しますが、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと熱くなってるのに気づかないで死んでしまいます」
このように、ゆっくりと進む環境変化や危機に対応できないことを「ゆでガエル」といいます。
今日はちょっと暗い話でした。ごめんなさい。