インターネットやスマホのおかげで、世の中ほんとうに便利になったものです。
アプリを開けば、いつでも好きなときに、将棋が指せる。
それで同じくらいの実力の人とマッチングしてくれます。
僕は定跡を勉強してるので、序盤中盤はうまくやります。
しかし、負けるときは、終盤の逆転負けが多いです。
あんまり悔しいので、最近、詰将棋をするようになりました。
暇さえあれば詰将棋を解いています。まあ、大事なことです。
それと、もうひとつやっていることがあります。
それは、終盤の苦しい場面になったとき、ポジティブな言葉をつぶやくことです。
「絶対やれる」とか「まだまだ大丈夫」とか。
それで、だんだん逆転負けではなく、逆転勝ちするようになってきた。
これは本当です。びっくりします。
人間って成長しますよ。いくつになってもね。
一局終わると、将棋ソフトで、その勝負の解析をします。
だいたい将棋ってそういうゲームなんですが、序盤から中盤はそれほど変化がないんです。
少しずつ先手が有利になってるとか、後手の方が有利とか、そんな感じです。
しかし、終盤はもうジェットコースターみたいに評価値が上がったり下がったりします。
終盤は難しいからです。そしてアマチュアのレベルだと必ず終盤でミスします。
ソフトで解析して、いろいろ分かってきたことがあります。
終盤になってくると、形勢が悪いときがあります。そのとき、つぶやいているんです。
「やれる。絶対やれる」って。
そうやって踏ん張ってると、かなりの確率で相手がミスします。それで形勢が逆転する。
逆転してから、詰将棋を解いている努力が実ります。
最後の詰めを逃さない。
こんな感じで逆転勝ちするようになった。
どんな困難にも負けずに乗り越える人がいます。
その人たちに共通する習性は、「ポジティブなつぶやきをすること」だそうです。
だから、苦しいときほど、自分を励ます言葉を、自分自身に投げかけてください。
その苦しみを耐え抜けば、曇った空は、かならず明るく輝いてきます。
本当です。試してください。
口に出さなくても心の中でもいいです。
「最高だよ」「楽しいね、わくわくするよ」「踏ん張りどころだ、絶対やれるよ」
「やれるやれるやれるやれるやれる」
「おもろいおもろいおもろいおもろい」