フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

言霊信仰について

2020年08月27日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

「山で遭難して帰ってこないかもしれないから、これ頼むね」とか、

「今日、交通事故で死ぬかも知れないから、これちょっと覚えておいて」とか、

自分が死んでしまった時のことを想定して、話するときがあります。

そういうとき、かなりの確率で「やめてください、縁起でもない」と言われます。

いや、けっこう現実的な話をしてるんだけどね、と思っています。

だって、いつだって死ぬ可能性があるんだから。

でも、こうも思います。

ああそうだった、言霊信仰だと。

言霊信仰とは、言葉そのものに霊力があるという信仰です。

ある言葉を口に出すと、その内容が実現してしまうという考えです。

だから、みんな不吉なことを口に出さないようにしている。

たしかに、相手を思いやり、その場の雰囲気を悪くしないことは大切です。

しかし、悪いことを予測しないと、いざ事が起こったときには慌ててしまいます。

ボヤーっとなにも考えないでいると、思考停止します。

だから、言霊信仰に配慮しつつ、不吉なこともどんどん話したほうがいいと思うのです。

でもね。そうはいっても、「縁起でもない」と言ってもらえるとちょっと嬉しいかな。

なんですか、僕を心配してるのかってね。

だから、言霊信仰も否定はしませんよ。

コメント
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