今日は構造主義について、考えてみましょう。
構造主義とは、人間の文化的な背景には、見えない構造が隠されているという思想です。
ややこしいですね。僕もそう思います。
じゃあ、簡単にいきましょう。
人間は生まれた赤ん坊のときは真っ白な状態ですが、だんだんと知恵がついてくる。
その知恵のつき方には特徴があります。物語です。
物語は、1初期状態→2行為→3帰結状態、の3つの要素からできています。
難しそうですが、そうでもありません。
1お腹が空いた→2何かを食べる→3お腹がいっぱいになる これだけです。
僕たちは、この3つの要素を記憶して、行動するのです。
そして、文化が違えば、物語の記憶の仕方が異なってっくる。
たとえば、1干ばつ→2雨乞いのダンスをする→3雨が降る みたいな感じです。
文化によって行動様式が変わってきます。神話も違います。
神話とは、ある文化圏に長い間語り継がれてきた物語です。
ある国の神話の構造を分析することによって、その国の文化的な背景が理解できると考えたのです。
それが、構造主義です。
前のブログに、女性が去っていく日本の昔話のことを書きました。
あれも構造主義的に考えたことです。
もっと深いところまで書きたい気もしますが、難しくなるんでやめますね。
たいして面白くもないですし。