こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

産地が説明するときに必要なこととは

2010年07月05日 14時08分10秒 | Weblog
昨日の説明会では、産地が来て自分たちのお米の紹介する場があって、今回は4箇所の産地が来ていた。

山形県おきたま・島根県石見銀山・高知県本山町・佐賀県で、高知県本山町が「土佐天空の郷ひのひかり・にこまる」で、佐賀県が「天使の詩・七夕こしひかり・さがびより・夢しずく」。山形県は「花キラリ」と新品種の「つや姫」。島根県は世界遺産米の「コシヒカリ」であった。

そこで感じたのが、どういう考え方を持っているのか。米屋に知ってもらいたい事はなんなのか。どこが自分たちとしての売りなのか。どのように売ってもらいたいのかなど、自分たちのお米を説明する時の内容だった。

自分がプロデュースしているからという色眼で見ているわけではなく、純粋に米屋という立場から見ても、一番説明が上手かったのは「土佐天空の郷」だったろう。

あらかじめ用意し配布されていた資料ではなく、パワーポイントを使用しての説明は、視覚的効果もあったし、産地の取り組みに対しても判り易かったことから、米屋の関心も引いたように思えた。

次が佐賀県で、丁寧な説明ではあったが、「ここが知ってもらいたいところ」という核となる内容と、米屋を引きつけるインパクトが欠けていた様に感じた。

山形県と島根県については、まだ、こういう場での説明に慣れていないという感じが強く、可哀相だが、何を言いたいのかが良くわからなかった。

もうじき新米時期となることから、今年も、全国からお米の売り込みが始まる。
その時に必要なのは、産地としての考え方、お米に対するこだわり、安全性・将来性など、いろいろ。

自分たちのお米を売りたいのなら、もっともっと産地は勉強しなければね。

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特約店説明会に行って

2010年07月05日 13時36分08秒 | Weblog
昨日、某卸の特約店説明会があり、眠い目を擦りながら行ってきたのだが、そこで「なんか違う」という印象があった。

今、お米業界はお米の売れなくて、全国で壊滅的ダメージを受けていて、その時期に開催される説明会なので、集まってくる米屋も色々な意見を持っていて、米や同士で話し合ったりするのだろうと思っていたのだが、会場は静まり返っていて、まるでお通夜のようだった。

自分だったら、売れないからこそ、他店の情報や売れている米の情報などが聞きたいと思うのだが、どうも来ていた米屋は気持ちは違っていたようだ。

もしかしたら、聞くと自分の店が売れていないということが、他の米屋に判ってしまうことは恥ずかしくて、聞きたくても聞かなかったのかもしれないが、それだったら、なおのこと間違えた考えだと思う。

せっかく、他の米屋の、生の声が聞ける場だったのに、皆どうしてしまったんだろう。
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