こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

お米にこだわる飲食店が急増

2010年07月09日 10時11分04秒 | Weblog
もともと、自分の店に訪ねてくる飲食店は、お米に対する意識が高いのだが、近頃、新規にしても、取引している飲食店でも、「お米のこだわりを、より強くしている」と感じている。

そうすると、当然、価格も高くなっていってしまうのだが、お茶わん1杯に換算すると、微々たる価格の違いにしかならないことから、思い切ってお米を変更することにしたようだ。

もっとも、高いお米を買えば、誰もが美味しいというのは間違いで、平均的なお米でも、低価格のお米でも、美味しいお米はいくらでもある。
さらに、研ぎ方・炊き方によっても味は変ってしまうし、客層によっても、お客の平均年齢によっても、そして男女の比率によっても、美味しいという基準は変ってしまう。

大切なのは、自分が調理した料理とのバランス。
料理との相性が悪ければ、お米だけが美味しくても、全ては台無しである。

低価格にすることによって、素材を微妙に落としてしまったことで、客足を遠のかせてしまった飲食店も、ようやく、事の重大性に気が付いたようだが、果たして、どこまで復活することができるだろうか。
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今日は日本料理科の講師をしてくる

2010年07月09日 09時51分09秒 | Weblog
今日の午後から、エコール辻東京の日本料理科の生徒を対象に、「食文化(日本のお米)」の授業をしてくる。

作り上げた資料は135ページ。
授業時間は3時間以上なのだが、それでも全てを説明することができない、膨大な資料となっている。

内容は、消費者の現状・好み・買い方から、産地の現状、品種の特徴、注目する品種、流通問題、飲食店の現状、新しい飲食店の動き、話題のお米の食べ比べ、食べ比べをする方法など、お米に関する全般に及ぶ。

これだけ膨大な話をするのだから、初めて聞く学生にとっては、ビックリするとともに、かなりの負担となってしまう。
よって、途中で疲れきって寝てしまう学生も中にはいるのだが、ほとんどの学生が夢中になって聞き入っているのを見ると、学生の意識の高さを、毎回思い知らされる。

今日は、資料には入っていない、最新の産地現状と流通問題などの話も、付け加えようと思っている。
この内容も加えてしまうと、さらに学生は驚いてしまうと思うが・・・
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