
島根県農業協同組合 島根おおち地区本部 営農部 営農企画課より、30年産米のブランドシートが届いた。
ブランド名は「石見高原ハーブ米きぬむすめ」。
日経トレンディー主催の「2017米ヒット甲子園」に於いて「大賞米(日本一)」に選ばれた、「ご縁三國結び米」のブランド米の内の1つである。
島根おおちハーブ米生産部会は37名。
H29年より10名増、面積も9ha増の予定となっていて、勢いが付き始めた産地であり、ブランド米と言えるのであろう。
嬉しいことであるが、だからこそ注意が必要。
特別栽培米基準(化学肥料は慣行栽培より9.9割減)であるため、指定肥料(土壌分析不足分の有機質肥料投入)品質の統一化は、絶対ルールとなる。
さらに、根粒菌の力を100%使用したいので、ハーブの鋤き込みは、花が咲いてからではなく、花が咲く直前位を目途に鋤き込む必要がある。
特に近年の高温障害を避けるために、水管理の徹底も必要である。
土壌分析もしてあるし、出荷基準も作ってあることから、大丈夫だろうとは思いながらも、初めてハーブ栽培をする圃場がある場合は、細かなSPAD測定や適期の稲刈等も確認していかなければならないだろう。
と言う事は、今までの継続でのブランド米作りでは怪しい。
原点に立ち戻ってのブランド米作りを心がけるべき年であろう。