昨日、長野県庁の会議棟であった「長野県原産地呼称管理制度 平成29年度 第3回米委員会」。
議題。
1.原産地呼称管理制度「米」の認定経過などについて。
2.認定米のPRについて。
審議事項。
1.原産地呼称管理制度「米」の見直しについて
1-1.原産地呼称管理制度「米」に関するアンケート集計結果について。
1-2.認定米の認定要領の改訂について。
1-3.今後の制度のあり方について。
2.認定スケジュールについて。
当初、高齢化している内容であることから、15:30-16:30くらいで終わってしまうのではないかと、考えていたようである。
しかし自分が、「認定米のPRについて」で不満をぶちまけた事で、大幅に時間が延長してしまう事となった。
産地の取り組みや頑張りは、産地が発信してくれない事には、消費地で知ることは出来ない。
発信が無ければ、どんなに品質が良くても食味が良くても、売れる筈はない。
自分からすると、とてもではないがPRしているとは思えていない。
委員会や官能審査会があるたびに、県庁にはPRしてほしいとお願いをしていた。
しかし、期待に答えてはくれていなかった。
なので、今回爆発した。
PRをしていないから、消費地から長野米のイメージが消えてしまっている。
日本テレビ「満点☆青空レストラン」で紹介した「風さやか」も、知名度が無いままで、生産も販売も伸びていない。
新しい話題も無く、消えてしまっている産地なので、当然マスメディアに紹介しても反応は薄く、取り上げてもらえない。
原産地呼称管理制度も立ち上がってから15年。
長野県内では認知されているようであるが、県外となってしまうと、ほとんどの人は「原産地呼称管理制度」が、何であるかも知らない。
制度としては、全国トップレベルと言われている原産地呼称管理制度であっても、消費者に認知されていなければ、全く価値は無い。
なので、毎年議題には上がっているものの、一つも行動に移してはいなかった。
その中で、ワインや日本酒は、原産地呼称管理制度からGIに移行していく事となった。
主力農産物が離れていくことで、原産地呼称管理制度の維持も難しくなってくる。
自分たち「米」も、GIに移ることが出来れば良いのだが、現実問題として100%不可能。
なら、自分たちでシッカリとPRしていくしか、生きる道は無いと思う。
自分が爆発したことで、今回やっとPRの必要性について理解してくれたようである。
自分が爆発した⇒理解してくれた。
というのは、何のことだろうと、普通なら思うだろう。
しかし、自分と打ち合わせなどをした事がある人なら、多分、大笑いしているはずである。