SUBGROUND

自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

今年の秋も物欲大魔王降臨

2008-11-11 16:17:09 | 自転車
ロードレーサーに乗り始めたのは去年の夏頃だった。
それまでは、20年くらい前に買ったブリジストンのレイダック(アルミフレームのクロスバイク)でたまに通勤するのと、コンビのエアロバイクで屋内トレーニングをするくらいだった。
初めて手に入れたロードレーサーは、膝の手術後のリハビリ目的で買ったものの、直後に再び膝を怪我してしまって、それ以来「床の間自転車」になっていたクロモリで105コンポのアンカー号だ。レイダックは軽量なアルミフレームで踏んだら踏んだだけクイクイ進む感じのする自転車だっただけに、クロモリアンカー号のボヨンとした乗り心地はスパルタンな外観とは裏腹に物足りなさを感じていた。
しかし、そんなアンカー号に乗り込んでいくうちに、自分の体力がアンカー号の性能に追いついていないだけであって、アンカー号に問題があるわけではないことがわかってきた。コースを決めてタイムアタックをするようになってからは、より良いタイムを求めて機材を交換することを考えはじめた。最大の理由は「重さ」だ。総重量が12kgを超えていたアンカー号では、重くて登りが辛いと感じていた。実際は、自分の体重が重かったのと体力が無いだけだったのだが・・・。
まず、最初にホイールを交換した。値段の割には軽いALX430だ。最初は踏み出しや登坂時の軽快さに驚いたのだが、それに慣れてしまうと、今度はフレームの重さが気になってきて、どうしてもカーボンバイクが欲しくなってしまった。
膝に爆弾を抱えている身だし、このあと何年楽しめるのかわからない年齢でもあるので、どうせなら良い物を買ってしまおうと、TREKのミドルグレードであるマドン5.9を入手した。その軽さに驚き、DURA ACEの回転性能の良さに驚き、実際に走ってみると、バイクはどんどん走るのだが、身体がついて行けずバイクの性能に身体がまったく対応できていないことに気が付いた。やはり、バイクの問題ではなく自分の身体の問題の方が大きかったのだ。
冬になってローラー練習では飽きたらず、MTBを入手してスパイクを履いて、よほどの大雪でもない限り毎日自転車通勤した。そのおかげで、少しは身体が自転車に慣れたようで、翌シーズンの支笏湖TTでは目標タイム(55分)クリアを達成し、何度も自己ベストを更新することができた。
そうなってくると、もっともっと速く走りたくなってくるのだが、仕事や私生活で制約があって自転車だけに打ち込むことはできないので、効率よくトレーニングするにはどうしたらよいのか考えはじめた。心拍数の管理も合理的ではあるが屋外でのいろいろな条件に左右されてしまう。ネットを彷徨っていると「パワーメーターによる自転車トレーニング」が注目を浴びているようでいろいろ調べてみたが、パワーメーターは値段が高い。もう一台自転車が買えてしまうくらいだ。しかし、ここにきてPowerTap SL 2.4が現実的な価格になってきた。日本での代理店はTREKになったらしいが、完組ホイールだと低下28万円・・・ハブだけなら18万円・・・やはり、国内で買うと高い・・・。eBayでは新品が10万程度で出ていることもあるようだ。リムとスポークを選んで手組してもらっても13万もあればできあがりそうな気がするが・・・それでもやはり高い。欲しかったシマノの軽量ホイールが軽く買えてしまう。レースに出るわけでもないのにパワートレーニングなんて意味があるのか?いやいや、自己ベスト更新のためなら・・・。問題は先立つモノ。(笑)