3月も最終日となった。桜の開花宣言があちこちから聞かれるようになったと思いきや昨日は雪がちらつき冬に逆戻りしたような寒さとなった。昨秋に終わった一連の菊には、お礼肥えを施してこの冬を越してきた。菊づくり5年目となる今年は2月中旬ぐらいから「異常」を感じていたが今の時期にもなると事態は一層深刻なものになってきた。
大菊を初めとして例年に比べて冬至芽の成長が非常に悪いのだ。菊苗づくりに欠かせない冬至芽の成長が悪い、と同好会の仲間に情報を流していたら小品盆栽用の苗24ポットをわざわざ持って来てくれた。今年は小品盆栽を諦めていただけに菊苗のプレゼントに感激する。ありがたいことだ。生みの親の苦労を無駄にしないように育ての親はこの苗を上手に育てなければならない。とにかく手順を踏んで育成に力を注がねばならぬ。
菊づくり5年目となる今年も大菊・小菊盆栽・懸崖・福助・小品盆栽等々と幅広く挑戦するつもりでいる。写真は、仲間がくれた小品盆栽用菊苗である(クリックで拡大)。