自分のシテのお役が終わってひと息つけるかと思いきや、もう立て続けに催しが殺到してきまして。。すみません、ブログもまともに更新できていない。。
で、昨日は東京で、今日は静岡県で催しがありました。このところ天候が不順ですが、皮肉なことに昨日は気持ちの良い秋晴れだったのに催しの会場は最初からホールで、一方今日の催しは降水確率が高く、野外の会場から雨天会場に変更になってしまいました。こういうのはホント、運と言うほかないですよね~。そうは言っても今年はとくに天候には恵まれない年だなあ、という感じはありますけれども。。伊豆の狩野川薪能も今年は雨天会場に変更になりましたが、ここに至っては3年連続の雨天会場。こうなると「薪能」とはちょっと言いにくくなってしまうので、ぬえも心を痛めております。
そういえば、先日の『氷室』の上演の当日前後に、何人かの伊豆の子どもたちからメールやお手紙で激励を受け取りました。やっぱりみんな、薪能が終わってしまって寂しく思っているらしい。。ぬえも同じだよ~~
そんなこんなで、まだ『氷室』が終わって4日しか経っていないのに、もう1ヶ月は経ってしまったかのような多忙な日を送っております、ぬえ。来週も静岡、北海道、岐阜、東京と、1週間に大小6つの催しがあるという。。さすがの ぬえも体力がもつかしらん。。
ところで昨日の東京の催しと、今日の静岡の催しで、偶然にも2日続けて狂言『磁石』が上演されました。これは珍しい。。いや、そういう場合もたまにはあるのかもしれませんが、シテ方は公演の日には自分たちの上演する能の準備や後片付けに忙殺されていて、なかなか楽屋でお狂言を拝見する機会がないのが実情で、まことに失礼なことではありますね。。
ところが昨日の公演では ぬえは久しぶりに開演前の解説を担当させて頂きまして、その日の上演曲の狂言『磁石』も下調べをしておきました。結果的に 今まで知らなかった演出の細部まで知ることが出来たし、その日はあまり楽屋も忙しくない催しだったので、自分の解説に間違いがないかが気になって、舞台袖からお狂言のお舞台も一部拝見させて頂きました。ところがその翌日。。今日、昨日とはまったく違う場所で、まったく違う演者で、しかもそのお流儀さえ違う、という場面で、同じ『磁石』が上演されたのでした。こちらは会場に到着してからよくよく番組を見て、はじめて気がついた。
今日の楽屋は忙しかったのですが、こういう機会もなかなかないかも、と思って、ぬえもツレのお装束の着付を済ませてから、すぐに舞台袖に行ってお舞台を拝見しました。
へええええ、これは面白いですね~。昨日の和泉流に対して今日の大蔵流、それぞれの演出の違いがよくわかって。ストーリーはほとんど変わらないのに、ある型が行われる場所が全く違っていたり、コトバの言い回しが微妙に違っていたり(←それが舞台の印象を大きく左右していました)、それより何と言ってもコトバの詰め開きがこんなに舞台の成果に影響を及ぼすものなのかと、ちょっと驚かされるほどの印象を持ちました。
たまたま今日の大蔵流の『磁石』のアド、磁石の精の役が、このブログでも何度か言及しているDくんだったもので、終演後にいろいろとお流儀の決マリのような事も教えてもらいました。
さらにまた、ぬえとDくんとは骨董屋めぐり仲間でもあるので、そんな情報交換も。。ははは、こんな仲間もあってよい。なんだか楽しい楽屋ではありました。
で、昨日は東京で、今日は静岡県で催しがありました。このところ天候が不順ですが、皮肉なことに昨日は気持ちの良い秋晴れだったのに催しの会場は最初からホールで、一方今日の催しは降水確率が高く、野外の会場から雨天会場に変更になってしまいました。こういうのはホント、運と言うほかないですよね~。そうは言っても今年はとくに天候には恵まれない年だなあ、という感じはありますけれども。。伊豆の狩野川薪能も今年は雨天会場に変更になりましたが、ここに至っては3年連続の雨天会場。こうなると「薪能」とはちょっと言いにくくなってしまうので、ぬえも心を痛めております。
そういえば、先日の『氷室』の上演の当日前後に、何人かの伊豆の子どもたちからメールやお手紙で激励を受け取りました。やっぱりみんな、薪能が終わってしまって寂しく思っているらしい。。ぬえも同じだよ~~
そんなこんなで、まだ『氷室』が終わって4日しか経っていないのに、もう1ヶ月は経ってしまったかのような多忙な日を送っております、ぬえ。来週も静岡、北海道、岐阜、東京と、1週間に大小6つの催しがあるという。。さすがの ぬえも体力がもつかしらん。。
ところで昨日の東京の催しと、今日の静岡の催しで、偶然にも2日続けて狂言『磁石』が上演されました。これは珍しい。。いや、そういう場合もたまにはあるのかもしれませんが、シテ方は公演の日には自分たちの上演する能の準備や後片付けに忙殺されていて、なかなか楽屋でお狂言を拝見する機会がないのが実情で、まことに失礼なことではありますね。。
ところが昨日の公演では ぬえは久しぶりに開演前の解説を担当させて頂きまして、その日の上演曲の狂言『磁石』も下調べをしておきました。結果的に 今まで知らなかった演出の細部まで知ることが出来たし、その日はあまり楽屋も忙しくない催しだったので、自分の解説に間違いがないかが気になって、舞台袖からお狂言のお舞台も一部拝見させて頂きました。ところがその翌日。。今日、昨日とはまったく違う場所で、まったく違う演者で、しかもそのお流儀さえ違う、という場面で、同じ『磁石』が上演されたのでした。こちらは会場に到着してからよくよく番組を見て、はじめて気がついた。
今日の楽屋は忙しかったのですが、こういう機会もなかなかないかも、と思って、ぬえもツレのお装束の着付を済ませてから、すぐに舞台袖に行ってお舞台を拝見しました。
へええええ、これは面白いですね~。昨日の和泉流に対して今日の大蔵流、それぞれの演出の違いがよくわかって。ストーリーはほとんど変わらないのに、ある型が行われる場所が全く違っていたり、コトバの言い回しが微妙に違っていたり(←それが舞台の印象を大きく左右していました)、それより何と言ってもコトバの詰め開きがこんなに舞台の成果に影響を及ぼすものなのかと、ちょっと驚かされるほどの印象を持ちました。
たまたま今日の大蔵流の『磁石』のアド、磁石の精の役が、このブログでも何度か言及しているDくんだったもので、終演後にいろいろとお流儀の決マリのような事も教えてもらいました。
さらにまた、ぬえとDくんとは骨董屋めぐり仲間でもあるので、そんな情報交換も。。ははは、こんな仲間もあってよい。なんだか楽しい楽屋ではありました。