ああ、書き忘れましたが、この日の五右衛門ヶ原仮設住宅での上演は、近来まれに見るほどの盛り上がりでしたね~ 住民さんも明るくて、積極的。そのうえ仕舞のお稽古経験者のおばあちゃんまでいらして、これで盛り上がらないはずもない。(^◇^;) とっても楽しい訪問になりました事を重ねてご報告致します~
さて五右衛門ヶ原仮設を出て、まずはこの日の宿。。階上地区にあるトレーラー・ハウスの「コテージ・キクタ」さんにチェックインして、一同仮眠の体勢に。。ちょいと疲れも出てきたのでしょう。笛の寺井さんだけは、たまたまここにいらした 足ツボ・マッサージの米倉三喜子さんの施術を受けていましたが、みんな寝静まっているので声を殺して激痛に耐えていたのですって(笑)
そうこうしているうちに「ともしびプロジェクト」の杉浦恵一さんから電話が来て、次の公演地である階上地区の地福寺さまで準備中、打合せをしたい、との連絡。はいはい、このコテージから地福寺さんは見えますよ~、というわけですぐに地福寺さんに向かいました。こちらはもう何回お世話になったことだろう。最初にお伺いしたのは震災の翌年の2月だったので、かれこれ2年半のおつきあいになります。
昨年の同じ夏のお盆のときに、お庭の枯山水の上で舞った『羽衣』は、えもいわれぬ美しさでした。それというのも「ともしびプロジェクト」さんが庭園に数え切れないほどのキャンドルを並べて、その中で舞ったからです。そのときの画像がこれ!(撮影:前島吉裕氏)
『送り火の集い』と名づけられたこの催しは、名前の通り精霊送りの宵であるわけですが、昨年 地福寺のご住職・片山秀光さんからお勧めを頂いて出演させて頂くことになりました。もう、こんなに美しい催しになるとは ぬえも夢にも思わなかったのですが、檀家さんやお客さまにも大好評で、本年も参加させて頂くことになりました。
ところが。。この日は昨日に引き続いて天候が悪く。。雨は降っていませんでしたが、今にも泣き出しそうな空に、やむなく会場を本堂の中に移して上演することになりました。
今年はフルートの浩乃ちゃんと、ピアノの村上典子さんも登場しての音楽と能。。そしてもちろん片山住職さまの法要とのコラボレーションです。昨年もピアニストの御子柴聖子さんに出演を願ったのですが。。じつは当初の予定では法要と能だけだったのです。が。。ご存じの通り笛とシテだけの我々の上演では、せいぜい15分くらいしか演じることができません。これと法要を合わせても全体の所要時間は1時間にも満たない。。そこで ぬえから、その頃何度か活動をご一緒した御子柴さんの出演を片山住職さまに提案したのでした。ご住職は当初「ピアノ。。? まあ。。ヒーリング系のシンセサイザーならわかりますが。。」と困惑しておられましたが、最終的には ぬえにお任せします、というお言葉を頂きました。
こんな経緯で、御子柴さんにはご無理を言って、選曲に注意して頂き、そのうえ当日はBGM風に音楽を使うことにして、申し訳なかったですが枯山水の庭園の上ではなくそこから外れた暗がりの中で演奏して頂いて。。しかし ぬえが予想した通りこのとき音楽を入れて上演したのはかなり効果的で、お客さまからも好評を頂いたようです。
そこで今回は胸を張って(?)音楽を入れることになり、浩乃ちゃんと典子さんのコンサートが堂々と行われることになりました。惜しむらくは美しい庭園で上演したかったですが。。
それでも「ともしびプロジェクト」のみなさんによりたくさんのキャンドルがお寺の内外に飾り付けられました。まだ降り出してはいなかったものの、雨が当たる恐れのない縁側には、なんでも全国から贈られたという手作りのキャンドルが並べられ、会場の本堂には、所作台を組み合わせた仮設の舞台の周囲にLEDキャンドルがちりばめられ。
やがて夕闇も迫り、19:00より『送り火の集い』が開かれました。やはり曇天のためか 去年よりも檀家さま等お客さまは少な目な感じではありましたが、気仙沼の友人のみなさんも多数駆けつけてくださいました!
そして上演。法要、フルートとピアノの演奏、そしてこれまた去年と同じ演目の能『羽衣』が上演されました。
以下、本堂の中は照明が落とされて撮影は難しかったのですが、地福寺さんや他の方がきれいに撮った画像をアップしてくださったので、それを拝借してご報告させて頂くことと致します。
この日は地元のケーブルテレビやNHKも取材に来て頂き、翌日にはテレビのニュース番組でご紹介頂きました。
さて五右衛門ヶ原仮設を出て、まずはこの日の宿。。階上地区にあるトレーラー・ハウスの「コテージ・キクタ」さんにチェックインして、一同仮眠の体勢に。。ちょいと疲れも出てきたのでしょう。笛の寺井さんだけは、たまたまここにいらした 足ツボ・マッサージの米倉三喜子さんの施術を受けていましたが、みんな寝静まっているので声を殺して激痛に耐えていたのですって(笑)
そうこうしているうちに「ともしびプロジェクト」の杉浦恵一さんから電話が来て、次の公演地である階上地区の地福寺さまで準備中、打合せをしたい、との連絡。はいはい、このコテージから地福寺さんは見えますよ~、というわけですぐに地福寺さんに向かいました。こちらはもう何回お世話になったことだろう。最初にお伺いしたのは震災の翌年の2月だったので、かれこれ2年半のおつきあいになります。
昨年の同じ夏のお盆のときに、お庭の枯山水の上で舞った『羽衣』は、えもいわれぬ美しさでした。それというのも「ともしびプロジェクト」さんが庭園に数え切れないほどのキャンドルを並べて、その中で舞ったからです。そのときの画像がこれ!(撮影:前島吉裕氏)
『送り火の集い』と名づけられたこの催しは、名前の通り精霊送りの宵であるわけですが、昨年 地福寺のご住職・片山秀光さんからお勧めを頂いて出演させて頂くことになりました。もう、こんなに美しい催しになるとは ぬえも夢にも思わなかったのですが、檀家さんやお客さまにも大好評で、本年も参加させて頂くことになりました。
ところが。。この日は昨日に引き続いて天候が悪く。。雨は降っていませんでしたが、今にも泣き出しそうな空に、やむなく会場を本堂の中に移して上演することになりました。
今年はフルートの浩乃ちゃんと、ピアノの村上典子さんも登場しての音楽と能。。そしてもちろん片山住職さまの法要とのコラボレーションです。昨年もピアニストの御子柴聖子さんに出演を願ったのですが。。じつは当初の予定では法要と能だけだったのです。が。。ご存じの通り笛とシテだけの我々の上演では、せいぜい15分くらいしか演じることができません。これと法要を合わせても全体の所要時間は1時間にも満たない。。そこで ぬえから、その頃何度か活動をご一緒した御子柴さんの出演を片山住職さまに提案したのでした。ご住職は当初「ピアノ。。? まあ。。ヒーリング系のシンセサイザーならわかりますが。。」と困惑しておられましたが、最終的には ぬえにお任せします、というお言葉を頂きました。
こんな経緯で、御子柴さんにはご無理を言って、選曲に注意して頂き、そのうえ当日はBGM風に音楽を使うことにして、申し訳なかったですが枯山水の庭園の上ではなくそこから外れた暗がりの中で演奏して頂いて。。しかし ぬえが予想した通りこのとき音楽を入れて上演したのはかなり効果的で、お客さまからも好評を頂いたようです。
そこで今回は胸を張って(?)音楽を入れることになり、浩乃ちゃんと典子さんのコンサートが堂々と行われることになりました。惜しむらくは美しい庭園で上演したかったですが。。
それでも「ともしびプロジェクト」のみなさんによりたくさんのキャンドルがお寺の内外に飾り付けられました。まだ降り出してはいなかったものの、雨が当たる恐れのない縁側には、なんでも全国から贈られたという手作りのキャンドルが並べられ、会場の本堂には、所作台を組み合わせた仮設の舞台の周囲にLEDキャンドルがちりばめられ。
やがて夕闇も迫り、19:00より『送り火の集い』が開かれました。やはり曇天のためか 去年よりも檀家さま等お客さまは少な目な感じではありましたが、気仙沼の友人のみなさんも多数駆けつけてくださいました!
そして上演。法要、フルートとピアノの演奏、そしてこれまた去年と同じ演目の能『羽衣』が上演されました。
以下、本堂の中は照明が落とされて撮影は難しかったのですが、地福寺さんや他の方がきれいに撮った画像をアップしてくださったので、それを拝借してご報告させて頂くことと致します。
この日は地元のケーブルテレビやNHKも取材に来て頂き、翌日にはテレビのニュース番組でご紹介頂きました。