舞いも神楽も終わって(確かこんな慣用句があったはずだけど、ネットで探しても見つからない ^^;;)しまって、今更ですが、、、
23日、5月に開催予定だった「古典日本髪で千鳥城を楽しむ会」、現下の情勢下ですからひっそりとと思っていたけど、結果的には賑々しく開催できました。
これも関係してくださった皆さん、そして陰ながら応援してくださった市民・県民の皆さんのお陰、本当に感謝、感謝です。
街歩きの模様などは、たくさんの新聞やTVニュース、SNSなどで取り上げていただきましたので、今更お伝えすることはありませんが、どうしてもお伝えしたいなあと思うこと。
それは、志を持って結髪をしてくださった一人の女性、Hさんのこと。
古典日本髪、なぜ古典と付くのか?単に古い髪形というのではなく、髪を結いあげる~もちろん自毛で!~技術は江戸時代から受け継がれたもの。
ゴムやヘアピン、スプレーなどは一切使用せず、水引や鬢付け油などを使って結いあげていくので、ベテランの美容師さんでも諦めてしまう方もあるのだとか。
そんな中で、髪の専門家に交じって日本の伝統美に惹かれて学び続けているのがHさん。
彼女の本職は和裁師、今どきこんな若い女性が!とも思える職業で、このほか、日舞などもやっているのですが、実はとても男前。
大型バイクを乗りこなし、乗用車は2シーターのSmart、そんな彼女ですが、日本人が受け継いできた深い意識を追い続けているように映ります。
学び始めて1年になりませんが、今回2種類の髪形を結いあげました。
アッパレ!
時流に身を委ねることなく、私たちの祖先が結いあげてきた深く、そして高い精神文化を自らの中に継承発展させ、新たな時代を担う人づくりの一端を“古典日本髪”を通してできたらなあ。
Hさんの姿を通して、改めてそんなことを思ったのでした。