見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

田和山と友田遺跡

2023-05-29 16:10:35 | 古代のこと

久しぶりのまとまった雨です。
雨音を聞きながら、濡れぼそつ新緑の樹木を眺めながらお料理したり、デスクワークしたりのゆったり時間。
そうそう、何もこんな日にと思いますが、タイサンボクが今年初めての花を咲かせています。

昨日、
立ち入りできなかった公園内の整備終了を確認し、久しぶりに田和山に。

その昔、火神岳と呼ばれた大山と茶臼山の二つの神名備山、そして山々から昇る朝日を遥拝したであろう田和山の地は、出雲に攻め入った敵に蹂躙され、多くの尊い生命が失われたとも言われています。
二つの神名備山が美しく、宍道湖が静かな湖面に豊かな水を湛える中、霊畤
の場であった田和山に生命を捧げた先達の霊に、鎮魂の祈りを捧げてきました。
この美しく静かな地に二度と尊い血が流され、無念な思いが残ることがないようにとの思いも込め。

そして、田和山で無念の死を遂げた豪族が葬られたと伝わる
四隅突出墳墓のあった友田遺跡にも行ってきました。
その墳墓群は、区画整理事業で駐車場や住宅地に姿を変え、今に伝わるのは遺跡調査報告書と駐車場の片隅に立つ一本の標柱。

今は、埋もれてしまった感のある歴史ですが、真実が明かされ、二度と尊い犠牲を生まない思いを魂魄に留めていきたいものです。

 


コメント
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