帯ちゃんシリーズ、第三弾!
今回は、帯ちゃんことさっちゃん自身が想い出語りをします。
一緒に、喜怒哀楽などを楽しんでもらえたら、嬉しいです。
さあ~てと、父 (母)となられていらっしゃるあなた、まだ子供だよという
あなたや他の人の目には、此の娘っ子は、どんな風に映るでしょうか?
題して『 さっちゃんとパパ 』、どうか宜しく、お見知り置き下さい。。。
≪其の8≫ 卓袱台(ちゃぶだい)
「ちゃんと白状せえやあ!!
答えてくれ!ちゅうとんねん!!」
ガッッシャ~~~ン!!!
(ヒェ~~~、卓袱台が・・・ひっくり返っとぉるう・・・)
(茶碗がぁ~、箸がぁぁ~~、お皿がぁぁぁ~~~、どこいったんやぁ)
びっ、びっくりしたわあ~~~!
どっ、どないしたん??なんなん??
けんか・・?かあ・・・???
夏休みが終わり、お母さんが帰って来てから一ヵ月経った頃、
まるで、巨人の星の飛雄馬の父みたいやん!
・・・事件が起こった。
私はこれ以後、お父さんというようになったんやわあ。
お父さんのこんな大きな怒鳴り声を聞いたのは初めてだったし、
ああ。。。お父さんだって怒るんだ。
なんて尊敬?(ちょっと変?) したようにも思う。
人間臭さを 感じてしまったよ。
だけど、逆に、ショック!でもあったんだなあ・・・これが・・・
後にも先にも、たった一度だけだったんだけどね。
このすぐ後の豹変ぶりは、凄かったね!!
一切、言葉をしゃべらなかったんだ。黙ってしまったんだ。
これ以上興奮してしまうと危ないとこだったんだろうね。
だめ、だめ。これ以上だめ!
私は冷静にそんなこと考えてた。
うちには円形の卓袱台が私が8歳のころまでは確かにあった。
この印象が強すぎたのか、卓袱台の思い出は他に覚えていない。
その後、父は母が友達の保証人になったことを知り、
その人たちが姿を消したことを知った。そして、母の、
いや、地方公務員である父の肩へとかかってきたのであった。
実家&母