小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



7月28日に開催された第70回富士登山競走で、スタートから2時間8分後の午前9時8分に最初の関門である5合目を通過することが出来た。次の関門は標高3360mにある8合目でスタートから4時間後の午前11時までに通過出来ないと打ち切りとなってしまう。過去6回の挑戦で一度も関門を通過出来ていないため、今年こそは制限時間内にと8合目を目指した。 5合目の樹林帯を抜けて午前9時半前に6合目に到着。この先からは富士山らしく砂礫と岩場の登山道が延々と続く。昨年は荒天で5合目打ち切りだったので5合目から上の区間は2年ぶり。6合目から8合目は苦手な区間で過去の挑戦ではこの区間で時間がかかりすぎて8合目の関門で打ち切りになっている。無理をして足をつらせると3分くらい動けなくなってしまうため、一定のペースで慎重に登山道を登っていく。砂礫と岩場の登山道の途中にいくつもの山小屋があって、その前だけは平坦で足への負担が減る。しかし山小屋を通過した後の坂道の最初の2、3歩が物凄くきつく感じてペースが狂ってしまう。それほど良いペースで登れている感覚が無いので山小屋前を通過するたびにペースが狂わないように慎重に脚を運ぶ。スタートから3時間50分過ぎの午前10時50分に8合目関門の富士山ホテル前を通過。スタートから19km地点で標高は3360m。7合目からは結構ガスって見通しが悪くなり足元ばかり見ながら登ってきたので8合目の直前で関門に気づきびっくり。過去5回8合目の関門で打ち切りになっているので制限時間内に通過出来て嬉しさと安堵を感じて疲労困憊していたが少しばかり気力が回復した。 8合目を通過して山頂のゴールまで残り2kmとなり標高差350mほどになった。一昨年まで時計を身につけて参加していたが、経過時間を知ることがプレッシャーや諦めの原因となっていたので今年は時計非装着で参加。そのため8合目の関門の通過時刻が把握出来ておらず。一昨年、トライアルで8合目から頂上まで登った際に37分かかったので8合目を午前10時52分に通過出来ていれば完走の安全圏となる。しかし個人的な感覚で5分くらいのマージンだと思っていたのでペースアップをしなければいけないと焦り始めるが8合目の直前から冷たい雨が時折降って身体が冷えて調子が上がらない。不安をかかえながらゴールの山頂を目指した。(後編に続く)

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