詩を書こう。詩は紡ぎ。言葉紡ぎ。思い紡ぎ。美しく紡ぎ上がると嬉しくなって、いそいそと出掛けて行きたくなる。
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今日の即興詩 「わたしのいい人は」 山鳩暮風
わたしのいい人は
わたしがいい人にしている人
その人がいれば
わたしがその人のいい人になれる
たがいのいい人が
手に手を取って春の野原へ歩き出す
春の野原へ歩き出していくためだけの
いい人
いい人は
そこで消える
春の野原でぷっつり消えて
白い雲になってしまう
詩を書こう。詩は紡ぎ。言葉紡ぎ。思い紡ぎ。美しく紡ぎ上がると嬉しくなって、いそいそと出掛けて行きたくなる。
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今日の即興詩 「わたしのいい人は」 山鳩暮風
わたしのいい人は
わたしがいい人にしている人
その人がいれば
わたしがその人のいい人になれる
たがいのいい人が
手に手を取って春の野原へ歩き出す
春の野原へ歩き出していくためだけの
いい人
いい人は
そこで消える
春の野原でぷっつり消えて
白い雲になってしまう
まもなく午後4時。いまにも降り出して来そうな曇り空になって来ている。暗さを増した大地が夕暮に変わる。気温は20・9℃。天気予報では雨が降り出すようにはなっていない。冷たい風が吹いている。
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目先が見えるいまのうちに畑に出て、小葱を摘んで来ようか。小葱がスンスンスンと音を立てて伸び上がって来ている。小葱は30株ほどもある。摘んで来た小葱は明日の朝の味噌汁に浮かべてもらおう。
おっかあの雲がふうわり添い寝する午後二時からはゆたかな時間
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わたしの短歌の作品。落選をした作品。
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「おっかあとわたし」の関係はいまだに変わらずに持続している。おっかあと呼ぶとおっかあは、ふうわりした雲になる。そしてわたしのお昼寝に添い寝をしてくれる。するとわたしはふかふかした豊かな時間を過ごすことになる。午後2時からの小半時だけだけど。
突風が唸っている。こうも烈風されては、育ち盛りの畑の野菜類が薙ぎ倒されてしまう。根っこまでが傾いている。というのに、日は射している。まもなく午後3時。お昼寝から覚めたところ。
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今日はいいことがあった。3年ぶり(もっとながかったかなあ?)で、わたしの詩の作品「死がないところでは」が1席になって、あっぱれの入選を果たしていた。S新聞の読者文芸欄である。嬉しい。今晩は日本酒の熱燗で乾杯をして祝おう。
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新聞に掲載された我が作品を読み返してみたら、しかし、1席に値しているかどうか,不安が過った。推敲が十分でなかった嫌いがある。読者がこれを読んで、どう感じてくれるだろうか。いささか自信がなくなってしまった。
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午前中に北九市に住んでいる弟の長男とその息子が我が家に遣って来た。甥っ子は小学3年生。まだあどけない。いっしょにふざけあって遊んだ。鯛焼きを土産にくれた。白い餡の入ったのを半分だけ頂いた。我が家の里芋と、友人から頂いた生姜を少しずつ差し上げた。
アケビだあ!
隣家の畑に鈴なりに垂れているのを、もらい受けて来た。
秋、山に入ると林間にアケビが垂れて、口をぽっかり開けていた❗
アケビは山女とも書く。
現代人は、食べないだろうな。