この写真を白黒にすると、昭和2、30年代の雰囲気になりそうです。看板の広告も現在の情報に基づいて掲載されていますが、レトロっぽい。
再び改札に入って・・・
給水中の機関車前を横切って・・・
ホームへ。しばらくしたら、再び蒸気機関車がバックで接近し、連結。
日本国有鉄道の銘板が付いています。今の趣味の原点は、これです。子どもの頃から山口県のなにもない日本海側の長門二見駅から汽車通学。下関行きの汽車に乗ると、必ず右側は日本海のブルーライン。その眺めが爽快なので、いつも海側の座席。今も指定席を予約するときはいつも海側です。
子どもの頃はこの雰囲気の汽車に何度も通学していた頃が懐かしい。
昭和20年代に製造された客車。その頃の日本人は小柄なので、4人掛けボックスに4人が座ってもきつくはなかったらしいです。
床は木製で防腐剤のニス塗が施され、あの特有のある油のにおいがします。これこそが、国鉄のにおい。
後ろに行ってみました。先頭はSL蒸気機関車のC10 8だけど、後ろは電気機関車のE101がぶらさがっています。つまり、川根温泉笹間渡行きの原動力は石炭による蒸気だけど、帰りの金谷行きは電気です。
1949(昭和24)年、廣島縣の三菱重工三原工場で製造。計算してみたら、御年76の老兵です。
給水中のC10 8。東海道本線や山陽本線の長距離特急列車の牽引機として活躍していたC62は大型なので、途中で何度も給水しなくて済むように給水タンクも大型。こちらは近郊用なので、C62に比べるとちょっと小さめです。
家山駅前の様子です。なんだか昭和にタイムスリップしたかような雰囲気。
家山駅は1929(昭和4)年建設。まわりの民家も昭和時代に建てられた佇まいです。
1929(昭和4)年建設時から現役の改札ラッチ。「この先有料」の注意書きに、機関車トーマス入線時は大変混雑しますので、撮影のための立ち入りはご遠慮ください。入場券の発売はいたしませんという注意書きです。始発から機関車トーマスにご乗車のうえ、構内で撮影を・・・。
改札口脇にあるものはきっぷ売り場。
SL指定席券用の端末が置かれていました。きっぷはすべて硬券のようです。家山から東京都区内ゆき 経由 金谷・東海道・静岡・新幹線の昔ながらの硬いきっぷで新幹線に乗れます。経由が新幹線と指定されていても、静岡から東京まで新幹線、在来線どちらも同じ線として営業キロ等の計算をする特例により、在来線経由でも乗れます。ただし、来年(2026)年からはJR東日本が運賃の値上げ、JR東海はしないことになっており、東京~熱海が新幹線経由と在来線経由で運賃の金額が異なることになるため、同一路線扱いを終了することになっています。
【山】東京山手線内 → 熱海 経由:東海道 のきっぷは、全区間JR東日本の路線ですが、在来線及び新幹線に乗車可能。
【山】東京山手線内 → 熱海 経由:新幹線 のきっぷは、在来線の電車には乗れません。もし、在来線に乗車した場合は通算加算方式により精算になります。
山陽新幹線の新下関から博多間は、新幹線経由と在来線経由、運賃が異なるJR西日本とJR九州の路線になっているため、新幹線経由で在来線に乗った場合は、通算加算方式で精算。在来線経由のきっぷで新幹線に乗った場合は差額の返金はありません。
家山駅で「給水のため、数分間停車します。何時何分に発車します」という車内放送。スマホが音声を文字に変換してくれますが、何分に発車するかスマホのwebサイトで確認。発車時刻が判明したので、途中下車。
大井川鉄道線内は下車前途無効とは記載がないので、数分間の停車中でも改札を出られます。
1930(昭和5)年製造とはいえ、メーターとかたくさん取り付けられていて、判読が難しそう。
蒸気機関車と後ろの客車を離して、単独で給水場まで向かいます。
けたたましい汽笛を鳴らしながら、シュッポ ポッポ・・・。蒸気機関車最盛期の戦前なら、線路近くの民家はこの音がうるさくてたまらない、蒸気機関車から出てくる煤煙の粉が降ってきて、大変だったかも知れない。
線路の向こう側に渡って、給水シーンを観察します。
蒸気の熱で機関車を動かすわけなので、水はどうしても不可欠。今だったら、電化区間なら架線から電気を取り入れるだけで動かせる。非電化区間でも軽油のディーゼルが原動力。蒸気機関車は、石炭と水、両方が必要です。石炭や給水塔を全国各地に置かれていたに違いない。ちなみに山口県の山陰本線は長門市駅構内の長門機関区が給水塔設置。
今度は改札を出て、家山駅ウォッチング。
2024(令和6)年12月22日。この日の静岡は爽やかな冬晴れでした。静岡県だから、名物の茶畑が続きます。
スハフ42 3旧型客車とは、もともと東京から九州への蒸気機関車が牽引する特急「かもめ」や「さくら」の普通車で運用していた影響なのか、シートはふわふわタイプでした。
大井川鉄道、12月の風景です。
家山駅に停車しました。車内放送では、蒸気機関車に給水するので、数分間停車するという内容でした。蒸気機関車最盛期の東海道本線・山陽本線では、蒸気機関車がぶっ通しで東京から下関まで。戦前の昭和17(1942)年に開通した関門トンネルは蒸気機関車を通せないので、電気機関車が牽引。東海道本線が全線電化されたのは1956(昭和31)年でした。
先頭は1930(昭和5)年製造のC10 8が旧型客車を牽引。今の新しい電車では味わえない、汽車の振動とか。山口県山陰本線も1974(昭和49)年に蒸気機関車は引退してしまいましたが、DD51ディーゼル機関車が旧型客車を牽引。1984(昭和59)年あたりに旧型客車は消滅し、50系レッドトレインに引き継ぎしました。ところが、数年後の1992(平成4)年からDD51が牽引する客車は撤退し、キハのディーゼルカーだけになってしまいました。
こちらは大井川です。
トンネルに入りました。車内の雰囲気です。電球色だったら、もっと昭和レトロになっていたかも。
福用駅通過。SL急行なので、新金谷駅を出ると、7駅も通過して14.8キロの家山駅までノンストップ。向こうに見える車両は、もともと近鉄の電車です。
静岡県なので、あちこち茶畑が見られます。
行きの指定席は、3号車の11番A席。
3号車はスハフ42 3。1951(昭和26)年製造なので、比較的新しい車両なのです。もともと東北本線の特急「はつかり」で使われた客車です。
天井の蛍光灯は丸形の20ワットでした。
古くて切れたままのようです。
これも懐かしいです。今の新しい車両にこんなものはついていません。
国鉄の「JNR」ロゴマークが残る扇風機。
動き出しました。昭和を思い出せるほどの乗り心地です。「今から70年80年ほど前に作られました、大変気合いの入りました客車です。大切に扱っていただきますようお願いいたします。車内はバリアリーではございません」うんぬん・・の車内放送。
大変古いレトロ車両なのに、放送用のスピーカーも現役です。
1940(昭和15)年、日本国有鉄道の前身、鉄道省の小倉工場で製造。
「この客車は昭和10年代から20年代にかけて東海道本線の最新標準型として活躍した形式です。しばらくの間、昔の旅のムードをお楽しみ下さい」。
昭和15年当時のままです。煤煙の煤で一部は黒くなっています。
昭和15年当時、蛍光灯はなかったはずなので、途中で白熱電球を蛍光灯に改造されたかと思います。丸形32ワット、東芝のメロウホワイトでした。2027(令和9)年、蛍光灯の製造は廃止することになっています。おそらく、この先もずっと活躍すると思われるのですが、蛍光灯の廃止により、交換が難しくなったときはLED照明に交換してしまいそうです。昭和15年製造の車両にLEDとは、ちょっと場違いな気がしますが・・・。
川根温泉笹間渡駅まで連れてくれる、釜(カマ)はC10 8です。蒸気機関車のことを「カマ」と言っているのは、蒸気機関車のボイラーを意味します。
なんと1930(昭和5)年、川崎車両で製造なので、御年95歳の車両です。新製時は東京の新小岩機関区に配置された後、各地を転々しました。
戦後高度経済成長期は急速に電車、ディーゼルカーなどの無煙化が進み、製造してからわずか31年後の1961(昭和36)年、会津若松機関区で廃車。
1994(平成6)年に岩手県宮古市から大井川鐵道へ入線し、1997(平成9)年から営業運転を開始しましたとのことです。
95歳の車両を操っているのは、先代から引き継がれた若い人です。
スハフ43。懐かしいです。私が子どもの頃、先頭はディーゼル機関車のDD51。牽引する客車はスハ42、オハ35、ナハ10など旧型客車でした。
オリジナルは茶色か、青色の塗装ですが、大井川鐵道ではオレンジ色に塗り替えたようです。
うわあ、懐かしい。車内の雰囲気。確かにそうでした。当時と相違点は、国鉄時代は喫煙王国なので、灰皿付き。現在は禁煙が常識なので、灰皿は撤去されています。冬は、蒸気のスチームによる暖房はありますが、夏場のクーラーはありません。通年SLと旧型客車による運行が行われていますが、夏になると旧型客車に冷房はありません。熱中症に注意してくださいとホームページなどでよく呼びかけています。子どもの頃通年、通学にこの旧型客車に乗りましたが、夏になっても暑くてむさ苦しかったという思い出はありません。当時は今のような高温ではない時代だったからでしょうか。
SLの指定席券は新金谷駅ではなく、向かいのプラザロコでした。空席状況を確認すると、今度の発車分はありますとのこと。それを購入して、帰りの指定席はインターネットで予約したので、それを発券して欲しいとお願いすると、名前を聞かれて返答。
インターネットで予約したとき、乗車前に、新金谷駅、家山駅で引き替えてくださいと表示されました。川根温泉笹間渡駅は無人駅だけど、予定では金谷からそのまま川根温泉笹間渡に直行するので、新金谷駅に立ち寄る時間はありません。どのようにしたらよろしいですかと大井川鉄道さんに問い合わせたところ、インターネットで予約して無人駅から乗車する場合は車掌さんにその旨をお伝えすれば大丈夫ですとのこと。
行きの指定席。窓口後ろの端末を操作して発券。
帰りの指定席。ネット予約を発券したものですが、上の直接購入した内容とは変わりありません。
昭和に逆戻りしたかような、レトロっぽい車両がたくさん。
改札が始まるのは発車10分前なので、改札口前に並んで待機。
終点で回収されるかも知れないので、写真撮影。(実際は、回収されず持ち帰ることはできました)右下の小さな穴は、金谷駅の改札口で電車が遅れたことについてクレーム対応で有人通路では長蛇の列。途中下車の駅名小印をもらわず、自動改札機に挿入して出場。そのときに途中下車として、針のように小さく穴開けされました。JR西日本の新型タイプなら、途中下車だと裏面の磁気情報に下車した記録を残し駅名スタンプを押印。JR東海は途中下車なら磁気情報に下車の記録を残し針のような小さな穴開け。JR東日本は磁気情報に下車の記録を残すだけで何かしらの印字や小さな穴開けはありません。金谷から新金谷までは徒歩で1.8キロ移動。
新金谷駅の改札口でSL整理券と、乗車券を提示。昔懐かしの改札鋏で入鋏してくれるかと思ったら、ありませんでした。東京駅で入場した際のパンチがあるので、ここで再度鋏を入れないという判断になったかと思いますが、どんな切り込みの形になるか見たがったのに。
今の時間 11時00分。タクシー乗り場では人が並んでいます。駅前のタクシー会社の建物があったので、あそこに行くと、「あちらのタクシー乗り場で並んでお待ちください」。
みんな、どこに行くつもりなんだろ?皆同じ新金谷駅だったら、合理的に相乗りしても構わないかな。でも、1人ずつ律儀に何度も新金谷駅まで往復していたら、私の番になるまではいつになるのかわからない。いっそのこと、歩いて向かったほうが早いかも。
スマホで新金谷まで設定すると、1.9キロ 徒歩20分と表示。今から歩けば、11時52分発のSLに間に合うはず。
徒歩で新金谷駅まで向かう途中。今日は暖かくて雲1つもない青空。歩いていたら、汗ばむほど暑いです。
20分後・・・新金谷駅まであと少し。
金谷駅はJR東海の駅と共同だけど、こちらは大井川鉄道の本社(事務所)と兼ねているので、かなり立派な建物です。
SLに乗車するのに、この乗車券と大井川鉄道の発行するSL急行指定席券が必要です。SLに乗るなら、昔ながらの硬券にすべきなのですが・・・昭和20年代に製造された客車にJRのマルス端末で発券された磁気券(裏面が黒色)のきっぷで乗車するのはちょっとミスマッチのような。
この窓口で購入しようと思ったら・・・
SL急行指定券は向かいの建物、プラザロコで購入してくださいとのこと。
静岡から金谷まで32.7キロ、9時41分発10時12分到着の予定でした。用宗駅を定刻に出発し、次の焼津駅にさしかかる直前、311系電車は急ブレーキ。座っていた私も急ブレーキなので、少し傾きながらガクっと停車すると同時に姿勢は元に戻りました。車内はまあまあ混み合っていて、立っているお客さんも足を踏ん張っていたほどです。当初うっかり駅を通過しそうになるのを慌てて急ブレーキをかけたものなのかと思い、後ろの窓を振り向いたら、駅でもない場所に停まっていました。
まわりのお客さんも「なんなんだ!?」と驚いた表情。思わず、スマホを取り出して音声認識アプリで放送内容を確認。
今乗っている電車に異常事態発生!?10分くらい確認してそのうち出発するでしょうと待ちましたが、いっこうに動かない。15分・・・・20分。さすがに苛立ちます。「遅れますことをお詫びします」と放送ありましたが、心の中で「大井川鉄道は本数が少なく、1本でも乗り遅れると大事なんだぞ!どうしてくれるんだっ!」
アナウンス放送のほかに、女学生のおしゃべり(学校のこと)も文字になって表示されましたので、伏せていただきました。
10時48分発の間に合わないかもと急遽スマホで代替案を検索。金谷から川根温泉笹間渡ゆきの10時48分の次は、15時28分。金谷から新金谷まで1駅のみの運行はあるはず・・と調べました。金谷12時46分発のはある。新金谷から川根温泉笹間渡ゆきを検索したら、11時52分発12時41分着 急行SLかわね路1号をヒット。このSLに乗れば、もう十分間に合う。
金谷駅から新金谷までどのくらい離れているかGoogleマップで検索したら・・・1.6キロ徒歩21分。
10時57分着。大井川鉄道の電車は昭和レトロの近鉄または南海の古い電車のはずなんですけど、JR東海道本線が遅れた場合の接続は待ってくれなかった。お目当ての10時48分はすでに出発してしまいました。
ここは島田市内。
JR東日本やJR西日本は「みどりの窓口」の端末を撤去して、指定席券売機またはリモートの話せる券売機急増中ですが、東と西に挟まれたJR東海は、従来の姿のままです。JR東海に入って最初の駅の函南から豊橋まで全ての駅に「みどりの窓口」はあります。
こだま707号 新大阪行 7:57 17番線
ひかり503号 岡山行 8:03 16番線
すでに停まっている7時57分発の新幹線を「ひかり505号」と勘違いし、誤乗。先代のN700A系なので、ドア真上の案内表示は真っ黒のままで何も表示されない。「この列車はこだま707号新大阪行きです」と文字が流れていたら、座席に座って、乗り間違えているのはすぐ気づくはずです。各駅停車の「こだま」だから、案内はしないのか、どうかは不明だけど、案内に何かの表示は出なかった。
巡回中の車掌さんに指定席券の提示を求められたときに誤乗だと気づき、新横浜駅で乗替え。
JR東海管内で完結する新大阪行きだというのに、JR西日本所有の車両が使われています。
私が乗るのは、次の8時21分岡山行きです。
1964(昭和39)年10月1日、東海道新幹線開業当時の新横浜駅周辺は何もない田舎の田園風景であり、各駅停車の「こだま」しか停まらない駅だったというのに、現在は東京、品川、新横浜と「のぞみ」全便停車。
よし、間違いありません。
こだま号は古いN700A系、こちらは新しいN700S系なので、液晶の案内表示では、ちゃんと列車名表示。こっちのほうがわかりやすいです。ちなみに、JR東海所有でした。さっき乗った「こだま」はガラガラでしたが、こちらはほぼ座席は埋まっている状況でした。
定刻通り、9時2分 静岡駅到着。ここから東海道本線の金谷駅まで向かいます。
9:06 浜松行 → 金谷 9:37
9:21 浜松行 → 金谷 9:53
9:41 豊橋行 → 金谷 10:12
10:09 浜松行 → 金谷 10:41
大井川鉄道
10:48 川根温泉笹間渡行
駅構内で朝食なので、9時41分発に乗れば、もう十分間に合う。次の10時9分発でも、7分後に接続できる。
当初計画では、次にひかり505号で10時2分に到着して、10時9分発の電車にダッシュして乗るつもりだったので、今回はかなり余裕です。
ジローさんとふてにゃんの介護ができる人が帰ってくるので、私は久しぶりに1泊の乗り鉄。
タイトルに「1年待って」と書いた理由は・・・こちら。
2023(令和5)年に大井川鉄道の旧型客車に乗るつもりで計画を立てたものの、2023(令和5)年11月28日に家山駅を出発した直後、電気機関車が客車を牽引する連結器が外れるハプニングが起き、旧型客車による運行は中止。
子どもの頃何度も通学に乗った旧型客車(オハフ33やスハ42など)に乗りたくて・・・・
大井川鉄道はJR東海の名古屋から熱海まで、熱海から新幹線で【区】東京都区内)まで連絡運輸の定めがあるので、JR東海の東京駅窓口へ。(JR東日本の窓口は大井川鉄道との連絡運輸の契約がなく、購入不可)
JR東海の窓口に行くなら、必ず決まっている904端末へ。904は「クレヨン」とも読めますしね。
東京都区内から川根温泉笹間渡まで、経由は新幹線・静岡・東海道・金谷、往復でお願いしますと申し出。
すると、タブレットの音声認識アプリをカウンターに置いて、駅員さんの声で「東京から川根温泉笹間渡まで、本日から利用開始で片道でよろしいですか」と文字表示。
(いやいや、往復です)と身振りで、行って、また戻ってくる。
「かしこまりました。往復ですね」
マルス端末を操作して出てきた切符です。7文字もあるので、字を小さくして詰めています。
印字かすれもなく、きれいに印字されているので、最新型のMR52Nに更新されたのかと思い、調べてみたら、旧型のMR52です。JR東海さんだけはきれいに印字できるように常にメンテナンスしているみたい。
当初予定では、9時3分発のひかり505号を予約してありましたが、思いのほか早く着いてしまったので、8時3分発でも間に合う。それで、スマホでEX予約を操作して1本早い列車に予約し直し。
ひかり503号 8時03分 岡山行き 16番線
この案内を見て、ホームへ。7時53分に入場して、ホームに着いたのは7時56分。新幹線がすでに停車していて、ドアは開いていました。
今の時間からにすると、この新幹線だなと乗車。
予約し直したときは、E側が満席なので、A側にしたのに、車内はガラガラ。おかしいと思いつつも、ドア真上の案内では真っ黒で何も表示されず。
やがてドアが閉まり、動き出す。東海道新幹線に乗るのは1年ぶり。
品川を過ぎたあたりに車掌さんが指定席予約状況を確認できる端末を持ちながらチェック。
「お客様、きっぷを拝見します」
心の中(えー!?なんで?出発直前に予約変更したので、反映されなかったのか?)
新幹線特急券を提示。
「・・・・・・」
(乗車券なら持っていますよ、はい)と乗車券も提示。
車掌さんは耳の聞こえない方だと気づき、業務用スマホを取り出し、音声認識アプリに話しかけ。
「この列車は各駅停車のこだま号です。お客様の指定席は、この列車の次に出発するひかり号です。新横浜でお乗り替えください」
つまり、すでに入線している新幹線を「ひかり505号」と勘違い。
東京駅を出発する新幹線は山手線並みに「分刻み」なので、よく案内表示を見ないと間違えてしまいそう・・・。
JR東海の東京駅窓口でも、新幹線の車掌さんも、音声認識ができる端末を用意しているのはさずかにJR東海。外国人や聞こえない方も利用することを想定して、音声認識・外国語翻訳可能な端末を常に用意して下さるのはありがたいです。
JR東海さん以外のJR5社(北海道、東日本、西日本、四国、九州)もこのように普及できれば・・・。