お正月を迎えたばかりと思ったら、もう2月になってしまいました。本当に早いです。
1月31日は高気圧に覆われ、春を思わせるような陽気でした。それなのに、御蔵島は朝の下りは欠航~!午後からやっと凪いだのか上り東京便は就航。
31日の青ヶ島は港が穏やかなので、もちろん就航。明日2月1日(金)も就航するでしょう。3日連続です。2月2日(土)は波が出てくるようになるので欠航。3日(日)は日曜日のため運休日、4日(月)は長い欠航に入る前の就航??来週の火曜日か水曜日あたりから再び天気図が冬型になる予報です。
1月29日(火) × 欠航
1月30日(水) ○ 就航 (条件付) 貨物船も就航
1月31日(木) ○ 就航
―――(ここからは予想)―――
2月 1日(金) ○ 就航 3日連続!
2月 2日(土) × 欠航
2月 3日(日) 日曜日のため運休
2月 4日(月) ○ 就航
2月 5日(火) × 欠航 冬型気圧が強くなる
(注:私は気象予報士ではありません。ニュースの天気予報や気象庁の波浪予測、ライブカメラなど情報を収集しています。海上状況は毎日変わるので、外れるときもあります)
ここは・・・都心の人通りの激しいところです。
人間ウォッチングしてみたところ、ほとんど島の写真に視線を向けることなく素通り。
ここで掲示されている島は、利島・式根島・御蔵島・青ヶ島の4島。
4島共通しているのは、離れ小島。
利島は、大島の離れ小島。
式根島は、新島の離れ小島
御蔵島は、三宅島の離れ小島。
青ヶ島は、八丈島の離れ小島。 こちらのグループは、日本一のミニ自治体を競い、アクセス手段の難易度ナンバーワン。しかも、似たような断崖絶壁。
青ヶ島の写真は大千代港から見た全景になっています。
大千代港は三宝港が荒れていて、入港できないときの予備なんですが、険しい断崖絶壁になっているうえに、大千代港への道路は崩落しています。
せっかく桟橋ができているのに、船の接岸はできず。
利島も、大海原に突き出た1本の桟橋しかありません。
波が高く、接岸できないと判断した場合はせっかく近づいても、貨物や乗船客を降ろせず通り過ぎてしまいます。利島までのチケットを持っていて、次の新島で下船するときは無料送還。どうしても利島に降りたいときは、終点神津島まで乗り続け、折り返し便に賭けます。
午後、海が凪ぎ、接岸できる場合もあります。
それでも接岸できず、東京に戻った場合は全額払い戻されます。 こちらは比較的行きやすい島。
御蔵島は東京を22時20分に出航、翌朝6時寄港。
桟橋は1本しかなく、風向きや波の高さにより、かなり左右されるほうです。
5時半頃、寄港できるか、八丈島に流されるかの船内放送があります。
耳が遠い方や聞こえない方は、船員さんに直接、確認するとよいでしょう。
御蔵島までのチケットで八丈島に流された場合は、上記と同じような取り扱いになります。
式根島は2004年に1度だけ、いきなりの思いつきでふらりと行きました。
夏季のみ、東京から高速船で3時間。あっという間に式根島に着いてしまいます。
とても小さな島だし、ほとんど平らなところなので、レンタルの自転車があれば、1日まわれます。利島、御蔵島は温泉がありませんが、式根島は温泉のスポットがたくさん。
(青ヶ島の温泉は、ふれあいサウナ。「分析の結果、本噴気の大部分は水蒸気である。従って、温泉法第二条の温泉に適合する」と温泉分析書でお墨付き)
海で泳いだあと、体を温めたいと思えば、海辺の温泉に入れます。
屋内のちゃんとした施設に入りたいと思えば、「憩いの家」(大人¥200、子ども¥100)。
式根島も、新島の離れ小島なので、秘境っぽさ雰囲気はあります。
御蔵島のお土産といえば・・・ほうろく焼き。
竹芝桟橋で開かれた「島じまん2008」の青ヶ島ブースでは和牛ステーキ丼、クジラヨ塩焼きの美味しそうな香り、とびくん燻製、あおちゅう、ひんぎゃの塩、鬼辛・・・・非常に目立っていて、となりの御蔵島ブースはちょっと押され気味。
「御蔵島源水」の宣伝に力を入れていたせいか、どんな飲食メニューが出ていたかはよく覚えていませんでした。
特産品として「ほうろく焼き」の販売もあったらしいです。
御蔵島もいろんな特産品が買える青ヶ島と同じように特産物を持ち帰りたいと探したところ、西川商店に「御蔵のお土産にいかがですか。御蔵の子どもたちに愛されている ほうろく焼き」の張り紙が貼られていました。
「お土産にほうろく焼きが欲しいです」
「えーっ、今、在庫切らしているのです。今から作りますので、どのくらい必要ですか?」
「ほうろく焼きって、日持ちはできるのですか?」
「5日持つことはできますが、できるだけお早めにお召し上がりください。1時間くらいしたらまたいらっしゃい」
その間に郵便局向かいの「ふくまる」でランチタイム。
「はい、これがほうろく焼き」と焼きたてのを試食。
どこかの昔の田舎を思い出せるような、とてもシンプルな味で美味しい。
「御蔵島」と銘打っているお菓子だそうですが、ツールをたどると、群馬県だそうです。
明治時代、御蔵島から群馬県に養蚕の研修に来ていた少女が伝えたとのこと。
・2006年6月22日 朝日新聞 群馬版 (別サイトにジャンプします) 昔の御蔵島も青ヶ島と同じく厳しい労働を強いられる「艀作業」でした。
(写真は、「御蔵島の社会と民俗 (増補版) 2008年5月刊
栗本惣吉 著 西田書店)
艀作業で荷揚げした荷物は、島民総出であの急な坂道を通って村に運んでいました。
スナック菓子もそう簡単に入手できるわけではないので、子どもたちのおやつに「ほうろく焼き」が各家庭に浸透してしまったそうです。
ほうろく焼きはスナック菓子のように化学添加物が含まれていないので、とても体にいい「おやつ」ですね。
御蔵島の記事を書いたのは何日前でしたっけ?と読み返すと、10月1日が最後でした。
その続きを書こうかと思います。
御蔵島って泳げられる場所ないかな・・・?と思ったら、帰りのフェリーに乗る前に発見。
港の脇にありました。
見送りに来てくれた宿のスタッフに聞いてみると、「ここだけ唯一の海水浴場」 とのことでした。
着替える場所やトイレは乗船券販売所兼待合室の建物だそうです。
しかし、泳いでいる人見かけず。もう9月だからでしょうか・・・?
青ヶ島だと泳いでも平気だけど、ここは観光客や釣り客も多いので、ちょっと人目が気になります。
この写真だと浅く見えますが、実際は2メートルくらいの深さ。
飛び込むこともできますが、向こうから入ることもできます。
宿の人に見送られながら・・・・。 あっという間に対岸の三宅島。
10年くらい前の「かめりあ」丸は、東京~三宅島~八丈島。
御蔵島寄航は週に1回のみ。
桟橋の拡張と漁港のおかげで原則として毎日就航になったのは4年くらい前(2004年)からだそうです。 9月9日の17:22。
御蔵島を出たのは13:15なので、およそ4時間で房総半島最南端が見えるようになります。
進行方向に向かって左側は神奈川県、右は千葉県。
館山港と横須賀港に寄航できていれば、東京からのアクセスも便利になりそう。
上の反対側は三浦半島と大島が見えます。 18:10
富士山がやっと見えました。
夜でも非常に明るい不夜城の東京に着いてしまいました。
東京に着いてほんの1時間半後、また八丈島へ向かってしまいます。
八丈島も30分くらいで折り返し。
休む暇もなく、ほとんど24時間動いていることになりますね。
「かめりあ丸」さんよ、お疲れ様・・・。
御蔵島旅行記はこれでおしまいです。
少しでも御蔵島に興味を持っていただけたら・・・と思います。
今回も大失敗・・・・。
青ヶ島海底の様子を撮ったのは真夏真っ盛りの7月下旬なので、カメラを水に沈めてもレンズが曇るようなことはあまりなかったのですが、今回の御蔵島は気温と水温の差が大きかったため、激しく曇ってしまいました。
せっかくのイルカだというのに、曇っていてあまり見えません。
まあ、マシな部分だけをちょっとだけ編集してみました。
防水ケースを使わなくても、そのまま水中撮影ができるデジカメは
・オリンパス社 μ1030SW (水深10メートルまでOK)
μ1050SW (水深3メートルまでOK)
数年前購入したのはソニー、最近買い増したものはオリンパス。
デジカメのメーカーさんって、次々と数ヶ月おきに新製品発売。
半年前に購入したデジカメの価格をネットで見ると、急に下がってしまいました。
まるで使い捨てのように次々と新製品!!とは、エコロジーに不向きだし、次々と衝動買いに絡んでしまうとはちょっと困っちゃいます・・・。
海が大好きなら、わざわざ防水ケースを買わなくてもそのまま使えるモデルがお勧め(^^♪
今回はうまく撮れなかったので、来年はしっかり曇り止め対策を施し、きれいに撮れるようになりたいです。
さて、来年は・・・!?伊豆&小笠原諸島制覇し、また行きたいと思える島は御蔵島・青ヶ島・母島(小笠原)の3ヶ所。
今年(2008年)7月下旬のオープンしたばかりの「ふくまる」。
「本日のランチ 11:30-13:00 限定20食!! ナスとトマトとゴーヤーのスパンシーカレー!! 」のお洒落な看板が外に置かれていました。
10人くらい入れるテーブル、イルカやTシャツなどのかわいいお土産もありました。
まよわずカレーをオーダー。
島で採れた野菜ばかりなので、美味しいです。
コーヒー大好きにとってはたまらないものを見っけ!
まろやかで美味しい御蔵源水を7時間も抽出したコーヒーもお勧めだそうです。 食後のアイスコーヒー。
ぱっと見た目ではスタバのマークかと思ったら、"MIKURA"の文字が入っていました。
緑の二重円の中では、女王の波打つ髪の代わりに御蔵の波とイルカをあしらっているところが面白いです。
あまりにも美味しさに絶句してしまうほど・・・。
御蔵島村の水道管を我が家のキッチンまで配管して欲しいくらい。
蛇口をひねれば、いつでも御蔵源水というのが私の儚い夢。
ここのオーナーさんは、なんと大阪から移住してきた方だそうです。
最近、街から田舎に移住、暮らしぶりを紹介するテレビ番組が増えたような気がします。
そのテレビ番組の中でも、何もない山奥の村にお洒落なケーキ屋さんオープン。
忽然とできたお洒落なお店、地元の人たちも最初は入りづらい雰囲気だったのですが、交流を深めているうちにほっと一息つく場所として利用できるようになったとか。
ここの軽食店も島民だけではなく、観光客の憩いの場になっているかも知れませんね。
東京都最西端の檜原村も次々と新しい家が建っています。
田舎暮らしに憧れる人が多くなってきたかな・・・?
8月下旬の北海道では暖房に当たり、9月上旬は「暑い、暑い」・・・・と御蔵島の海で泳いだというのに、2、3日前から急に寒くなってしまいました。
ついこの間までは海で泳いでいたことが信じられないくらい・・・。
それでもドルフィンウォッチは10月下旬まで実施するそうです。
9月になると、水温がやや低めになるので、ウェットスーツを着用されたほうがよいでしょう。
(レンタル料金は1,500円でした)
さて、上の写真は来年(2009年)3月までの御蔵島村観光協会。
4月からは・・・
郵便局の上(急斜面になっているので、郵便局の上に建っているかように見えます)で建立中の観光協会と歴史資料民俗館(仮称)に移転する予定。
御蔵島に関する資料館や歴史をまるごと学べそうです。
小中学校も立派なビルのような建物に続き、ここも来年(2009年)4月からオープン。
来年もまた御蔵島に行って、この目で展示を見たいし、いろいろ知りたいな・・・。
この建物の名称はまだ決まっていなくて、ネーミング募集中だそうです。
小中学校の隣に体育館ですが、体育館の下にプールもついているとのことでした。
年中泳げられる温水なのかは、確認するのを忘れてしまいました。
観光協会から見える、大海原に向かって1本だけの桟橋。
波の影響を受けにくくするために右側に囲いを入れたような漁港があります。
今のような姿は1984(昭和59)年完成、その前はちょっと短めなので、青ヶ島のように港湾荷役用のクレーンがついていました。
三宅島からの連絡船が強いうねりのために接岸できないときは人を籠に乗せてクレーンで荷揚げするシーンも見られたそうです。
清子内親王殿下御歌
御蔵島
とほざかりきて
桟橋に
送りゐし子らの
姿顕(た)ちくる
平成8年5月、清子内親王殿下が御蔵島でお見送りを受けられたときの桟橋の光景を歌われたようです。
(平成9年建立)
市街地。
夜景を撮っても真っ暗でよくわからなかったため、掲載を見合わせてしまいましたが、同じ場所で撮ったもの。
御蔵島の話はまだまだ・・・・続きます
「お時間よろしければ、隣の小中学校をご案内したいと思いますが・・?」と村役場職員。
本来、学校は一般公開していないはず。
内地からの観光客だというのに、ご案内戴けるのはありがたい、とお言葉に甘え、小中学校の見学をさせてもらいました。
「平成7(1995)年の強烈な台風により、校舎が著しく破損してしまったため、平成12(2000)年、今の校舎に建て替えました。児童生徒の数は現在26名、教職員27名です。この大きさでしたら、100人くらいの子供を受け入れることはできるのですが・・・」
玄関の展示ホールに掛けられている、御蔵島の航空写真。
まず、校長先生に挨拶、6階の屋上から下に行くような順路で校内の見学。
「御蔵島唯一のエレベーターでございます。実は、斜面に校舎が建っているようなものなので、4階も出入口があります」
屋上からの眺め。
村役場の建物が見えます。
なんと、グラウンドも芝生が張っていますね。
去年までは土でしたが、今年からだそうです。
6階に下りると、最新鋭のパソコンが置かれたコンピュータールーム、音楽室。
パソコンは島暮らしにどうしても欠かせないものになってしまいました。
(2004年から青ヶ島も含む伊豆諸島全島ブロードバンド導入)
ここにコンピューター室が設けられ、島民たちのための講座も開かれています。
ほとんど各家庭にパソコンが置かれているそうです。
5階は中学生の教室。
4階は小学校1~6年。複合教室ではなく、学年ごとになっていました。
図書室も日本図書十進法(NDC)に沿った配置になっていて、しかも公民館図書室と見違えるほど所蔵数が多い。
(背ラベルの「000」は総記、「100」は哲学、宗教、「200」は歴史、地理、旅行ガイド、「300」は法律、社会・・・)
「ここの図書館は村民なら本を借りることはできます」
授業の邪魔にならないように垣間見したところ、少数の子供たちとマンツーマンなので、アットホームな雰囲気でした。
大勢のクラスだと1人1人見ることは難しいけど、ここなら理解できるまでゆっくり教えることはできそうです。
3階は理科室、美術(図工)室、家庭科室、技術室。
2階は保健室、職員室、校長室、展示ホール、玄関。
1階は給食室、ランチルーム。
ランチルームは昼の休憩になると、先生たちも小中学校の生徒たちと一緒に楽しめるように長い机が置かれていました。
給食は朝3時から準備に取り掛かるとのことです。
いろいろとご案内してくださって、ありがとうございます。
御蔵島村といっても、教育は大変充実していることがわかりました。
青ヶ島村立小中学校も立派な建物、アイランドタイムズのDVDで校内の雰囲気がわかると思います。
今日は御蔵島最終日。
心配していたお天気もずっと晴天でした。
9月といえば、台風シーズンだというのに私は強運!?
昨夜はサーモンのフライ、秋刀魚。
朝食も焼き魚。
島だから、毎日魚が出ますね。
山口の日本海に住んでいた時も毎日魚ばかりでした。
「また魚かよ!?」と文句を言いながらも食べていた頃が懐かしいです。
午後のフェリーは13時15分発、竹芝桟橋着21時。
わずか200キロとはいえ、本当に長い船旅。
船の中で読む、御蔵島に関する資料を集めようと村役場に出かけてみました。
村役場は手前で、向こうに見える立派な建物は小中学校。
役場向かいのヘリポート。
わが街では「市役所通り」なので、ここは「役場通り」になるかな。 憧れの役場内の様子。
(職員に許可を戴いてから撮っています)
私の気に入っている地域(檜原・青ヶ島・小笠原(母島支所)、そして今回の御蔵島)で働けばモチベーションが上がりそうだな?(笑)
昨夜の散歩で8時頃だというのに、多岐にわたる業務なのか役場の明かりはついていました。
旅人から見ればのどかな「村」だというのに、職員は忙しいとは・・・。
本当にお疲れ様です。 イルカさんたちの戸籍台帳。
手にとってどなたでも閲覧ができるようになっています。
御蔵島周辺の棲みついているイルカさんも住民登録しているなんてすごい。
村の人口よりも多いかもね。
2日目の晩御飯。
見た目ではシンプルな島ごはんですが・・・・
栄養士が見たら、高く評価されます。
揚げ物はもしかすると「とんかつ」かな?と思ったら、サーモンでした。
魚を主食にしている島民たちはほとんどスマートな方が多いです。
島に住んでしまえば、メタボの不安も吹っ飛びそう・・・!?
青ヶ島では看板のない居酒屋(もんじ)、夏季限定のビアガーデンも営業中。
ここ御蔵島でも夜10時半頃まで営業している「つぶわき」と、今年新しくできたばかりの「camburi」の2軒あります。
郵便局向かいのお洒落な軽食・喫茶店の「ふくまる」も気になるところ。
1995年の旅行ガイド本を見る限り、本当に何もなくて寂しいところなのに最近は賑わいを見せてくれます。
昼間の雰囲気とカラリ変わる夜の様子を見に散策してみました。
まず、目に付くのは三宅島の明かり。
明かりといっても、オレンジ色と白色の街路灯がキラキラ輝いています。
昼間だと遠いところだと思っていたのに、夜はもう少しで届きそうな距離。
地図を見ると、三宅島の「坪田」というところだそうです。
漁港もあるので、道理で明るかったわけですね。 わかりづらいかも知れませんが、御蔵島の夜景は民家から漏れる明かりで明るかったです。
信号機は1つもありませんでした。
村役場からかなり離れているところですが、坂を下りたところに郵便局のメインストリート。
西川商店(民宿も併設)あたりの風景。
青ヶ島だと自動販売機が明るい十一屋商店を過ぎて、郵便局に向かうところは真っ暗でし~んと静まり返っていますが、ここはクルマが通ったり、観光客らしき通行人もいました。
夜の秘境度はやはり青ヶ島がダントツ。風が出なければ、騒音なし、雑音なし、自分の心臓を打つ音だけかも??
目に見えるものが渋滞だったり、高層ビル、いろんな色で輝くネオン、多くの人々が往来していたりしていると、うるさく感じるはず。
静けさを求めに御蔵島や青ヶ島はいかが?(笑)
いよいよ午後からは1番楽しみにしていた、ドルフィンスイム。
「あの・・・ドルフィンは初めてですか?泳ぎには自信あります?」と若い女性のスタッフ。
「数年前の小笠原でドルフィンスイムやったことあります」
「レンタルを希望するものはありませんか?」
「朝のドルフィンスイムでは全員ウェットスーツでしたよね?水温はそんなに低いですか?」
「まあ、9月なので、やはり冷えます。レンタルされたほうがよいかも」
数分後・・・・
「参加者に説明するものだけど、読んでいただけますか?」
なるほど、英語と日本語で書かれた注意事項でした。
音声日本語で説明されても聞こえないので、外国人やろう者向けとしてちゃんと用意されているのに感心。
「はい、読みました~」
「本当に!?しっかり最後まで読んでよ!」
ドルフィンスイムは厳しい自然環境のさなか危険がたくさんあるので、しっかり注意して欲しいということでしょう。
お客さんだからと遠慮せず、とんとんと言ってくれたほうが嬉しいです。
注意事項の内容は
「船頭、スタッフの指示に従ってください。イルカを見つけ次第、「用意してください」と知らせます。そのときに水中メガネとフィンを装着してください。すぐには海に入らず、合図があるまで待ってください。
ウォッチ中は時々、顔を上げ、船の場所を確認してください。
イルカは気分がいいときはお腹を見せたりしてくれます。
イルカはジャンプできるほどの筋力を持っています。
優しく触るつもりでも大事故につながることもありますので、絶対に追いかけたり、イルカを触ったりしないようにしてください」
うろ覚えですが、そのような内容だったと思います。 いよいよ出発でーす!!
かめりあ丸が接岸する桟橋の横にご覧のような囲いを入れたような漁港があります。
漁船を係留させるスペースがあるので、青ヶ島のようにクレーンで出し入れする「空飛ぶ船」の作業はないようです。
おおおおー!!御蔵島の滝。
スタッフさんいわく両手で島の形を表現し、位置を指で指しながら、「ここは島の反対側」
つまり、「里」の反対側なのです。
(島を時計に見立て、里は12時、ここは6時)
山歩きだと筆記道具を持ち運べるけど、ここは海の真上。
手話を教えたわけではないのに、コミュニケーション・ストラテジーが高い。
「上がる」の合図はどうしたら?
親指を立てて、上に向かうような表現をして、「上がる」。
いきなり、ドルウィンスイムをするのではなく、シューノケルに慣れるため1回は海に入るようになっていました。
メンバーの中で年配者がいらっしゃいました。
(後でわかったのだが、72歳と66歳のご夫婦でした。この年齢になっても、若い人たちに混じって参加なさるのはすごいです) 練習のときに撮った玉石だらけの海底。
とてもきれいだなぁ・・・と感動していたら、
スタッフさんが身振りを交えながら
「今日は、ちょっと透明度が悪い。澄んでいれば、遠くからでもイルカ見られるのにねぇ・・・」
親子かな? おお~!イルカが私に!?と思いきや、垂直になってかっこいい泳ぎ方をしているスタッフさんに「遊ぼうよ」と向かってしまいました。
私を見て「こいつはダサイな」なんて、思っていたかも?
イルカの表情を撮ろうと思ったのに失敗。
追いかけるのは禁止されているので、向こうから近づいてくれたときに撮ったほうが良さそうです。 島の中で1番大きな岩。
「元根」と言います。
昔は島とつながっていたと考えられています。
あっという間に2時間が過ぎてしまい、太陽がちょっと西に傾いてしまいました。
1人1人気配りしてくださったおかげでとても楽しめました。
特に一緒に泳いでくれた若い女性のスタッフさん、ありがとう。
ビデオ動画は、この古いマシンではちょっと限界を感じるようになりました。
古くてもvistaだけど、4年前のスペックだとすごく重たい感じです。
近日中にデュアルコア(1つのCPUに2個の計算処理装置)のマシンに入れ替える予定なので、しばらくお待ちください。
しげを工房さんの「いいウォッチングを目指そう!」
民宿しげを工房
空になった、オオミズナギドリ(カツオドリ)の卵。
国内最大の繁殖地なので、森は穴だらけになっているそうです。
やっと着きました、御代ヶ池。
「この風景は新東京百景に選ばれているのですね」
ガイドさん「もっと上の御山から池を見下ろす風景が新東京百景になっています。周囲400メートル、深さはおよそ2メートル。明治時代に放れた、鯉も生息しています」
(新東京百景・・・23区と市町村の住民が選んだ景観) 鯉の泳いでいる姿は見えませんでした。
ツゲの原生林に囲まれた湖畔の休憩テーブルに腰掛けると、マイナスイオンの美味しい空気に包まれていました。
樹雨(きさめ)が流れてきたり、晴れたり・・・・山の天気は変わりやすいです。 道にこのような番号札が埋め込まれているのに気付き、聞いてみました。
気付いたのは行く途中のT23、終点はT67。
まるで地下鉄の駅ナンバリンク。
GPS(地図情報システム)と関係しているかと思いましたが、エコツーリズムに指定されているコースはそのような目印がついているとのことでした。
これがあると、出口までどのくらいあるか一目瞭然ですね。
「これは冬虫夏草。セミの幼虫に寄生し、抗がん剤の原料になる草が生えてきます」
セミの幼虫に寄生する植物があるなんて!と目からウロコでした。
上の拡大写真。
あっという間にお昼になってしまいました。
いろいろ教えて下さった、ガイドさんとお別れです。
「生まれも育ちも御蔵島なんですか?」
「はい、そうです」
「いろいろ教えてくれて、ありがとう。とrても楽しかったです。昼食にしたいので、お勧めの場所まで送ってくれます?」
送ってくれたところは・・・昨日戴いたばかりの同じ食堂、「美美庵」でした。
お店の人も私のことを覚えてくれたらしく、「また、いらっしゃいましたね」。
「昨日の刺身定食はとても美味しかったです。今日のお勧めは何ですか?」
「お勧めは・・・塩焼き!!」
この島に来てからずっと魚ばかりでした。
同じ民宿で泊まっている方と一緒に居合わせたので、ちょっと雑談してみました。
私と同じく伊豆諸島と小笠原諸島、沖縄の小さな島まで巡っている、島が大好きな方でした。
青ヶ島もすごくよいところだよ・・・と勧めてしまいました。
この方も本当に青ヶ島まで行かれたらいいな・・・。
今回の台風13号の動きはなかなか読めませんでしたね。
20日午前6時頃には関東地方通過になっているような進路予想図なので、19日の御蔵島は欠航になるだろうと予想していましたが、普通に船が着き、八丈島へ。
折り返しの船も無事に御蔵島寄港、東京に向かったそうです。びっくりしました。
大島・新島・神津島・三宅島・八丈島は2つの港を抱えているため、天候や海況により接岸場所を変えられることはできるのですが、御蔵島のように桟橋が1つしかない島だと波が高ければそのまま通り過ぎてしまうのに、奇跡的です。
2年前の御蔵島は台風でもないのに、寄港できずにそのまま八丈島に流されたのに、いったいどうなっているでしょうか・・・。(笑)
今回の台風は駆け足で過ぎ去ったため、大きな災害もなくほっとしました。
御代ヶ池入口の駐車場付近。
東京都が設置したと思われる、青い道路標識が目立っています。
ここでもアシタバが自生。
特に新芽はそのままでも美味しい。
道路沿いにあった、御代ヶ池行きの道標。
ここから散策するのに、ガイドさん同行でないと行けなくなりました。
駐車場。
ガイドさんいわく「サルノコシカケ(霊芝)。漢字にすると”猿の腰掛”です。
ガンの治療に使われています」とのこと。
へぇ、これが猿の腰掛!?と緑色の葉っぱに指差すと、
「あっ、これは、マメツダです。サルノコシカケはこちら(右側)」
5000年前~1万年前の噴火で転がってきたと思われる大きな岩。
岩むき出しではなく、いろんな植物と一体化。 野生のニオイエビネ。
ニオイですぐわかってしまうため、昔は持ち去られたりしていました。
御蔵島でしか見られない貴重な植物です。
ここは野生ですが、人工的に増殖栽培を行い、園芸ファンに分譲販売するところもあるそうです。 ツゲ。
島じまん2008の御蔵島ブースでは、ツゲを使った工芸品の販売もありました。
「ツゲは将棋の駒や印鑑、櫛などに使われています。成長は他の木よりも非常に遅く、100年かかって1メートルくらいになります。
この写真に写っている大きなツゲは樹齢不明ですが、もしかすると500年から1000年の間かも・・・?
高級木材なので、江戸に送り、収入を得ていたそうです。
ツゲの将棋駒を天皇陛下に献上したことあり。
ツゲといっても、とても貴重なものだったとは・・・。
今になって気付くのはやはり遅かった。
島じまん2008の御蔵島ブースでツゲ工芸品を販売していた理由がわかりました。
先週の御蔵島から帰る日に台風13号発生。
その時の天気図は台湾に向かうような予想図だったので、日本には来ないだろうと思いきや沖縄あたりでウロウロし、急に日本列島を横断するかように東方向へ進路変更。
今日は夜帰宅でしたが、満月も出ていますし、台風が来るようには思えません。
しかし、局地的な豪雨で土砂崩れなどの各地に被害が出ているようなので、台風の動きに充分気をつけてください。
<script language="javascript" type="text/javascript" src="http://dl.video.nifty.com/js/player.js?user_id=0000007297&catalog_id=080918122973&category_id=0&lg=0&width=300&height=245"></script>
今度はちゃっかりと助手席に座り、ビデオカメラを構えると、録画しているのに気遣ってくれたのか、ゆっくり走ってくれました。
御代ヶ池に向かう途中の絶景スポット。
ふもとではよく晴れていたのに、ここは今にでも雨が降り出そうです。
「ふもとではよく晴れていたのに、ここだといつもカズっているのですか?」
「そのとおりです。毎日というわけではないけど、たまに晴れるときもあります。今日の御代ヶ池コースは雨の心配はありません。御山(おやま)の山頂付近だと樹雨(きさめ)ですね」
※樹雨・・・巨樹スタジイなどの木々が霧の水分を捕らえ、木からポタポタと雨が降るような現象
湧き水だけではなく、森も豊富な水で覆われているので、湿地に多いコケに覆われている樹木や植物などが見られます。
まだまだ続きありますが、今日は疲れてしまったので、この辺で・・・。
パソコンの調子がちょっとおかしくなってしまいました。
メモリやインターフェースなどを増設し、無理やりVistaにアップグレードしたせいかな。
これで何代目でしたっけ?1代目はWindows98→MEにアップグレード、2代目はXP。
わずか1年で特にいじっていないのにハードディクスが突然壊れてしまい、デジカメのデータが消滅。3代目はこのマシンだけど、4年間もよく頑張ってくれたね。(笑)
都道沿いの巨樹「シイノキ」から1~2キロくらいの「川田橋」というところです。
村民の水道としての湧き水が使われています。
つまり、蛇口をひねれば、ミネラルウォーターという日本一贅沢な水道水ですな・・・。
御蔵源水のペットボトルもこのあたりの水を低温滅菌して販売中。
1本130円でしたが、水道水もまろやかでとても美味しい。
青ヶ島でも不純物の混じっていない雨雲からなので、ふれあいサウナの冷水器も風呂上りの一杯はとても美味しかった。
そういえば・・・今年の島じまん2008、青ヶ島ブースのとなりは御蔵島。
とびくん、鬼辛、ウコン、ひんぎゃの塩、あおちゅう各種、牛祭りTシャツ、かわいい観賞植物などで活気あふれるお土産品、しかも和牛ステーキ丼、クジラヨの塩焼きから出てくる美味しそうな煙とかで押され気味だった御蔵島。
青ヶ島に負けじと、源水ペットボトルの販売に力を入れたらしく「今日はとても暑いです。御蔵島の美味しい水はいかがですか~」と水を配られたときは喉が渇いてちょうどよかったと美味しく戴いたことを思い出します。
しかし、バスと電車で来場してしまったため、水をたくさん買っても持ち帰るのは大変・・・。 ガイドさん「ここでたまにソーメン流しをやっています。ほら、竹が見えますね」
島の時計回りの反対側、ボロ沢橋や水の飲める滝、ソーメン流しのできる沢もあるそうです。
伊豆諸島の中で最も水の豊かな島だったのですね。 空になったペットボトルを水道水でリサイクルしても、味はそんなに変わりませんでした。
自宅では浄水器の水を使っていますが、だんぜん、御蔵島のほうが美味しいです。もちろん、コーヒーも・・・。
すっかり話をそらしてしまいましたが、お土産に「御蔵の源水」はいかが~?
●御蔵の源水●
100mlあたりの成分
カルシウム 0.48mg、マグネシウム 0.16mg、ナトリウム 0.87mg、カリウム 0.07mg
その水を飲んだり料理に使ったりするだけでも骨や歯の形成や維持に欠かせない栄養素のカルシウムを摂取できます。
水道水もそのような成分が含まれていれば、世界一美味しい水の自治体はもしかすると御蔵島村かも?